日本からハワイへ直行便は沢山あるけれど、
何かと話題のユナイテッド航空(United Airlines)を利用してみました。
往路は、成田19時発→ホノルル6:50着のUA902便。
機体(機材)は、ボーイング777-200(B777)です。
ユナイテッド航空は、あの事件以来、
目に付くのは悪い口コミばかり。
評判も決して良いとは言えませんが、そこまで酷いとは思わぬ私。
エコノミーごときで文句は言えないかなぁーってことで、
今回も搭乗レビュ―しときます。
エコノミーとエコノミープラスの座席の違い。
毎度恒例、サプライスで購入した激安航空券エコノミークラスで、
「運賃クラス:United Economy(L)」で、エコノミーでも安い航空券だったんだけど・・・
なんか座席が微妙に広く、あれ?前の方?
・・・って思ってたら、エコノミープラスなる表記がありました。
電話で事前に座席指定した時に、無料でエコノミープラスの席にしてくれた不思議。
既にオーバーブッキングだったのかな?
復路の方も、事前には座席指定不可で、搭乗日に座席が決まったんだけど・・・
やっぱりエコノミープラスでした。
しかも前の方の通路側、いぇーい。
ユナイテッド航空のエコノミーと、エコノミープラスの違いは、
座席ピッチが微妙に広いというだけ。他のサービスや設備は全く変わりません。
ユナイテッド・エコノミープラス
- シートピッチ:86cm(34インチ)
- 座席リクライニング:12cm
- 座席幅:45.9cm(18.1インチ)
ユナイテッド・エコノミー
- シートピッチ:78cm
- 座席リクライニング:10cm(4インチ)
- 座席幅:43.6cm~45.9cm(17.2インチ~18.1インチ)
通常は、成田→ホノルル間で、
片道120ドル前後(約1万円~1.5万円)でアップグレードしてくれる模様。
ユナイテッド航空の上級会員は、
追加料金不要でエコノミープラスに無料アップグレードしてくれるみたい。
私は、スターアライアンスの上級会員でもないんだけどね。
ユナイテッド航空の「エコノミープラス」は、
他航空会社でいう「プレミアムエコノミー」とは異なります。
似たような名前で、ややこしい。
JALのプレミアムエコノミーは、だいぶ広い。
→JAL国際線 成田⇔メルボルン直行便プレミアムエコノミー(SKY SUITE 787)搭乗レビュー。
エアカナダのプレミアムエコノミーとも違う。
→エアカナダ プレミアムエコノミー搭乗レビュー。エコノミークラスとの違い。
スペック的に近いのは、デルタコンフォートプラスと、
ハワイアン航空のエクストラコンフォートかな。
→ハワイアン航空 羽田⇔ホノルル便(A330-200)搭乗レビュー。エコノミークラスとエクストラコンフォートの違い。
搭乗優先も無いし、料理も変わらないし、座席の設備も一緒。
シートピッチが約8cm広くなるだけ、
足元が広く使える程度の違いですが・・・体感としては結構違います。
そもそも、ユナイテッド航空のエコノミー座席は狭いので・・・
JALやANAのエコノミー座席と同じくらいの広さになる感じ。
→JAL国際線 成田→ホノルル(ハワイ)便 エコノミークラス搭乗レビュー。
あと、強いて言うなら、座席が前の方になるので、
確実に料理が選択できるという事と、早く降りられるという事くらい。
足元にフットレストすらも有りませんでした。
座席シートにも「Economy Plus」の文字が有りますが、エコノミーとほとんど一緒。
一応ヘッドレストは、左右を持ち上げることが可能ですが・・・
座り心地は、大して変わらないんじゃないでしょうか?
ユナイテッド航空 エコノミークラスの設備について。
座席ピッチ以外は、エコノミーと一緒という事で、
席には小さいまくらと、毛布があり、イヤホンが貰えるだけ。
イヤホンの質は他社と変わらず、使いたくは無い品質。
座席に付いているエンターテイメントディスプレイは、古く感じました。
一応日本語には、対応していますが、タッチ感度も非常に悪い。
USB給電も付いてないので、スマホやタブレットの充電も不可。
楽しめるコンテンツも少なく、フライト情報等の確認もできない・・・
エアカナダのエコノミーの方が、設備は断然良かったな。
→エアカナダ エコノミークラス搭乗レビュー。成田→バンクーバー直行便。
ユナイテッド航空エコノミークラス機内食レビュー。
ユナイテッドに限らず海外の航空会社は、食事の評判があんまりよくない。
エコノミーという事で、基本的にはあまり期待はしないんだけど。
どんなもんだったか。参考までに。
往路のディナーメニュー(夕食)
成田→ホノルル便は、午後7時出発という事で、
最初のメインコースが夕食として提供されます。
選べるのがチキン or ビーフではなく、チキン or パスタでした。
チキンメニューは、チキンのソテーと白飯。
パスタはマカロニタイプのトマトソースっぽいやつ。
ベジタブルとパンは、どちらを選んでも一緒。
肝心の味は、可もなく不可もなく。
美味しいというものでは無いですが、マズイというものでも有りませんでした。
マカロニはレトルトの味、食感も微妙だったので、
チキンの方が少しは料理っぽかった気がします。
食後にはプレミアムデザートが有るのがユナイテッド航空。
各地の名物デザートを用意しているという事で・・・バニラアイスでした。
このアイスが一番おいしかった。一緒にペットボトルの水も頂けました。
往路のブレイクファースト(朝食)
成田→ホノルル便は、7時間のフライトという事で、
到着前に軽食も配膳されます。
パン(クロワッサン)とジャム&バターとヨーグルト。
パンは、ほんのり温かく、意外と美味しかった。
ヨーグルトもグリコの朝食りんごヨーグルトなんで、美味しいよ。
朝食というよりも軽食なので、オマケな感じ。
無理して食べる必要は無いとは思うけど。
復路のランチメニュー(昼食)
ホノルル→成田便は、10:35分出発なので、最初の食事が昼食となります。
選択肢を忘れてしまったんだけど・・・チキン or ビビンバだったような。
確かビビンバだったハズ。想像と違うものが出過ぎてビックリ。
中華風の炊き込みご飯のなりかけみたいなやつで、全然美味しくなかった。
こちらが、鶏肉メニューだった気が。両方ライスでした。
中華風の味つけは意味わかんないので、トマトっぽいやつの方が全然上手い。
サラダとパンは共通。
キアヌサラダかな?
キアヌは元々癖の有る食べ物だとは思うけど、ちょっと厳しい味でした。
やはり、一番オイシイのは食後のデザート。帰りもバニラアイス。
Tropilicious Ice Cream & Sorbet(トロピリシャス・アイスクリーム&ソルベ)。
メイドインハワイのアイスクリームで、独特な食感も美味しかった。
復路2回目のおやつ的な食事(軽食)
帰路は9時間20分のフライトなので、往路よりもお腹が空いているのですが、
出てくるものは同じ、軽食程度で内容もほぼ一緒でした。
ヨーグルトが海外ブランドのイチゴのヨーグルトで美味しかった。
ジャムも苺という。
食事というよりも、おやつですね。
ユナイテッド航空のドリンクメニュー。
食事の際に選べる飲み物は、基本的なソフトドリンクは有りました。
水、コーヒー、紅茶、ジュース、炭酸飲料・・・色々選べます。
ほとんどのフライトで以下のお飲み物のサービスがございます。
・コカコーラ、コカコーラ・ゼロ、ダイエットコーク
・スプライト
・スプライト ゼロ
・ダサニ・ライムスパークリングウォーター
・ダサニ・ボトルウォーター
・ミニッツメイド:アップルジュース、クランベリーアップルジュースカクテル、オレンジジュース
・Mott’s®トマトジュース
・Mr & Mrs T®ブラッディマリーミックス
・シーグラム:ジンジャーエール、セルツァーウォーター、トニックウォーター
・イリーダークローストコーヒー(レギュラーおよびカフェイン抜き)
・ホットティー
アルコールに関しては、基本的に有料でしたが・・・
2015年6月より、エコノミークラスでも、
長距離国際線(ハワイを含む)で、ビールとワインが無料となったようです。
ビールとワインが無料に
新コースメニューの機内食サービスとともに、ビールとワインを無料で提供します。また機内では、乗客一人一人に水をペットボトルで提供します。なお、引き続きハーフボトルのプレミアムワインやスピリッツ類については、購入が可能です。
とはいえ、私は有料だと思っており、
アルコール飲料は頼んでませんので未確認。
ユナイテッド航空のサービスとスタッフの質について。
ユナイテッド航空は、日本語スタッフ常駐との事でしたが、
ハワイ便という事もあり、予想以上に日本語が話せるスタッフも多かった。
話せないスタッフも、日本語でなんとなく通用してしまいました。
フライトアテンダントも日本人慣れしている印象。まぁ楽です。
サービスという点では、それほど悪いという事でも無く、いたって普通。
良いという事では無く、エコノミーではこんなもんかな・・・って感じ。
例えば、ドリンク提供する時以外に、ドリンクを頼んだとしても、
「後でドリンクを聞きに来るから」っていう事で、断られてました。
皆が片づけてる時以外に「片付けて」とかも基本無理だし、
お客さんに合わせるとかは無い。
スタッフは、常に忙しそうで、実際忙しいのだと思います。
まぁ、イレギュラー対応には期待できない。
その分、航空券料金も安いんだから、致し方無い。
ユナイテッド航空の特徴。オーバーブッキング問題について。
日本からハワイ直行便が出ている航空会社は、多々あるのですが、
わざわざユナイテッド航空を選んだ理由としては、
ほどよく格安で、フライト時刻が丁度良いという事。
日本の夜出発して、ハワイの早朝に到着。
帰りも日本の夕方に着くので、スケジュールが組みやすい。
なにより、スターアライアンス加盟ってのは貴重ですからね。
ANA上級会員特典(SFC等)を活かしつつ、
格安に乗るなら、ユナイテッド航空しかない。ANAマイルも貯まるし。
→ハワイ直行便オススメ航空会社(飛行機)まとめ。エコノミークラスを乗り比べて気づいた違い。
ANAのSFC会員なら、ユナイテッド航空ラウンジだけでなく、
→成田空港ユナイテッド航空ラウンジ「ユナイテッドクラブ」レビュー
成田のANAラウンジも使えるわけで・・・
→成田空港ANAラウンジ(国際線)レビュー。第4サテライトと第5サテライトの違い。
ホノルルに新しくできたANAラウンジも利用可能となります。
ホノルル空港のユナイテッドクラブは微妙ですからね。
→ダニエル・K・イノウエ国際空港ユナイテッド航空ラウンジ「ユナイテッドクラブ」レビュー
実際利用してみて、機内には日本語も通じるスタッフも多かったので、
サービス云々は置いといて、言語での不安が無いのは良いと思う。
直近で、ユナイテッド航空のオーバーブッキングが問題になってましたが、
基本的に、オーバーブッキングはどこの航空会社でもやっている事。
ただ、その比率が、他社航空会社よりも、ちょっと多いのかな。
なんか搭乗ゲートに人だかりが有るなぁ~なんて思ってると、
ユナイテッド航空だったりする事が多い。
出発が遅れがちなイメージも有る。もちろん個人の印象ですが。
私は、ハワイ便で利用したのですが、
やはり往路、復路の両方でオーバーブッキング。
調整で搭乗開始も遅くなり、搭乗完了もズレ込んでいました。
そうなると、滑走路から飛行機が飛び立つ順番も遅くなり、
結果的に、到着時刻に大幅な遅れが出る。最低でも30分は遅れてた。
ただ、ユナイテッド航空は格安とはいえ、
ローコストキャリア(LCC)では無いので、
目的地への到着は、それなりに保証してくれるという事。
オーバーブッキングとなった場合は、搭乗クラスのアップグレードにて対応。
それでも無理なら、ボランティアを募り、
他航空会社への振替に応じてくれた人には、報酬を払ったり、
翌日便になる場合は、ホテル宿泊費も負担してくれたり。
ユナイテッドの帰国便でチェックインする際も、
オーバーブッキングの可能性という事で、別のフライトへの変更を提案されました。
トラベルサーティフィケートは、アメリカドル換算で最低金額300ドルでした。
私はボランティアしませんでしたが、帰路は遅れもなくスムーズに帰れてます。
そもそも、国際線では、搭乗クラス(エコノミー、ビジネス、ファースト等)も多く、
アップグレードで補える事が多く、他航空会社便への振替は非常に少ない。
私がエコノミープラスにアップグレードされたのも、そういう理由だろう。
以前、エアカナダでもオーバーブッキングで、アップグレード対応されてっから。
→飛行機の座席番号がGTE。オーバーブッキングで搭乗できない可能性と座席確定までの流れ。
アメリカで問題となった事件は、あくまで米国の国内線での出来事。
ボランティアしてくれる乗客には、謝礼として800ドルも提示。
実際3人がそのボランティアに応じており、
最後の1人が抵抗し、それを無理やり降ろして問題となってるだよね。
その被害者の過去も色々あるようで・・・
皆さん、思うところは有るでしょうが、
具体的な内容を拝見する限り、私には関係の無さそうな話だなと感じました。
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