ANA 成田⇔ホノルル便 フライングホヌ(A380)搭乗レビュー。エコノミークラスとプレミアムエコノミーの違い。

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FLYING HONU フライングホヌ 機内食

2019年5月24日、ANAのホノルル路線で、
A380の大型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」が就航開始へ。

私もようやく乗ることが出来ましたので、搭乗レビュー。
エコノミーとプレミアムエコノミーに乗りましたが、
他のANA路線とは異なる点も多く、
さすが、ハワイ限定のフライングホヌといった感じでした。

目次

ホノルル便で搭乗した機材:FLYING HONU(A380)

日本からホノルル行きで搭乗したのは、
往路が成田20時25分発→ホノルル8時25分着のNH184便。
復路がホノルル11時30分発→成田15時45分着のNH183便。

いずれもエアバスのA380(フライングホヌ)ですが、
往路は、1階席のエコノミークラス。

復路は、2階席のプレミアムエコノミーとなります。

フライト&機材

  • 往路:NRT 20:25→HNL 8:25 NH184, A380(エコノミー)
  • 復路:HNL 11:30→NRT 15:45 NH183, A380(プレエコ)

往復エコノミークラスで予約してたんですけど、
まさかのインボラアップグレード。
同伴者と一緒のミラクル。しかも隣も空席という最高のやーつ。

エコノミークラスとプレミアムエコノミーの違い

フライングホヌは、総席数520席の超大型機。
その内訳は、ファーストクラスが8席、ビジネスクラスが56席
プレミアムエコノミークラスが73席、エコノミークラスが383席

エコノミークラスのみ1階で、他のクラスは全て2階、
飛行中はアッパーデッキへの移動も不可能となります。

エコノミーとプレミアムエコノミーの主な違いは座席の快適性。
座席ピッチだけでなく、座席配列も3-4-32-3-2となる。
横の座席が3席も減るわけで、座席幅もかなりゆったりになります。

また、フライングホヌのプレミアムエコノミーは、
他路線のプレミアムエコノミーとは違う部分が多いです。
提供料理や、貰えるアメニティグッズもエコノミーとは異なります。

プレミアムエコノミーの違い

スクロールできます
エコノミープレミアム
エコノミー
座席階1階
(メインデッキ)
2階
(アッパーデッキ)
座席数383席73席
座席配列3-4-32-3-2
シートピッチ34インチ
(約86センチ)
38インチ
(約97センチ)
モニターサイズ13.3インチ15.6インチ
機内食往路:billsコラボの1種類
復路:和食・洋食の2種類
(プラスチック容器)
和食・洋食の2種類
プレミアムエコノミーメニュー

(食器盛り付け)
軽食きのこクリームスープパスタ
ビジネスクラス提供デザート
ビジネスクラス
提供ドリンク
シャンパン、赤白ワイン、
日本酒、梅酒、焼酎
アメニティ類枕&ブランケット
イヤホン
ペラペラスリッパ
絵葉書&ボールペン
枕&ブランケット
イヤホン
ふわふわスリッパ
エコバック(FLYING HONU)
歯ブラシ
アイマスク
イヤプラグ
ポケットティッシュ
フェイス&ボディシート
絵葉書&ボールペン
ANAラウンジ利用不可利用可能

フライングホヌのエコノミークラスには、
横になれるカウチシート「ANA COUCHii(ANAカウチ)」も有りますが、
エコノミークラスの最後尾6列のみカウチシートとなっており、
他の座席は、カウチ席では無いので勘違いしないように。

カウチ席は、最後尾で、料金が上がるだけでなく、
実は、レッグレストの関係で、5cmほど座席ピッチが狭いらしい。
横になる予定が無いなら、普通のエコノミーので良いのでは?
大人2人でも横になると身動きが取れない狭さだから・・・
カウチシートは、子供連れでの利用を想定されているのかと。
今回私が利用したのも、カウチシートでは無いエコノミークラス席です。

エコノミークラスの機内食(成田→ホノルル)

メインメニュー(ディナー)

離陸1時間ほどで、通常おつまみとドリンクのサービスですが、
今回の便では、最初におしぼりのみ配られるパターン。

ドリンクとおつまみは、食事と共に提供でした。

ANA定番のあられミックスではなく、
和風パッケージの「すなっくみっくすおつまみ」。豆入り。

ハワイ路線では、エコノミークラスの食事はbillsとコラボメニュー。
1種類のみなので、提供時間も短縮されています。

パッケージオープン。

グリルドチキン ココナッツカレーソース – 青梗菜 ライスを添えて。

billsとコラボ感はよく分かりませんが、まぁ美味しいです。
ココナッツカレーなので、タイ風カレーな雰囲気。チキンも柔らかい。

ご飯も良き炊き加減かな。

ローストパンプキン&ヨーグルトクリーム、トーストしたミックスシード。

ヨーグルトクリームってなってますが、クリームチーズですね。
かぼちゃとクリームチーズは良いけど、ミックスシードは微妙。

海老のレモンマリネ、大根と人参のピクルス。

レモンマリネ・・・酢の物ですね。酸っぱいものも好きです私。

ブレッド。これはパサパサのやつ。

おつまみクラッカー、KIWIのクリームチーズ。
さっきかぼちゃの下に入ってたクリームチーズと被る・・・好きだから良いけど。

ANA定番デザート、ハーゲンダッツのバニラ味。
食後ではなく、食事と一緒に提供されました。

ちなみに、食事メニューは、ビルズコラボということで、
bills Waikikiで使えるドリンク券も付いてます。

ビルズはメルボルン発祥で、パンケーキとスクランブルエッグが有名・・・
ビルズホノルルといえば、キヌアサラダだと思っていたのだけど、
イエローフィッシュカレーも人気なんですね?
第一弾がポークシェニッツェル、第二弾がグリルドチキン、
次は何でしょうね。

到着前の軽食(朝食)

ディナーの機内食を片付けた後、消灯前に軽食セットが配られます。
朝食を配膳する時間がないので、予め渡しておく作戦ですね。
ハワイデザインの袋に入ってます。

パスタスナックとマフィンとおしぼり。

横からマフィン。

フライドパスタが凄い美味でした。固くて味も好き。

三州総本舗の「FRIED PASTA SNACK(フライドパスタスナック)」って商品。
覚えておきます。

プレミアムエコノミーの機内食(ホノルル→成田)

プレミアムエコノミーはエコノミークラスと機内食は同じなのですが、
ANAのホノルル線では、プレミアムエコノミー専用メニューが提供されてます。
ANAに限らず、JALのプレミアムエコノミーも、
エコノミークラスと食事一緒だからね。

離陸後のサービス

食事前におつまみ&ドリンクタイム。

他の路線でも提供されている、ANA定番のRICE CRAKER。

メインメニュー(ランチ)

プレミアムエコノミーでは、
往路・復路共に、メインディッシュを2種類から選べます
サイドメニューもエコノミーとは異なる料理が提供されてました。

肉メニューが、ビーフハンバーグステーキ。

魚メニューが、銀ひらす照り焼き。

全て食器(陶磁器)に乗っている・・・ちょっと感動。

ビーフハンバーグステーキは、
以前ビジネスクラスで提供されていたものとのこと。

ちょっと冷めかけているのが残念ですが旨い。酸味の有る和風ソースがGoodです。

ハワイアンソーセージ。これは普通。

肉メニューはパン。これは普通。

魚メニューは白飯。四角いですけど良い感じ。

脂がノリまくった銀ヒラスも最高でした。付け合せの煮物も美味。

サイドメニューは、ビーフもフィッシュも一緒。
ケイジャンチキン、ロミロミサーモン、マウイオニオン入りポテトサラダ。

ポキとは違うハワイ名物ロミロミサーモン。機内で食べれるとは。

ケイジャンチキンはパサパサでしたけど、
ポテトサラダはオニオンの歯ごたえもあり、
添えられていたオリーブがまた美味しかったです。

カットフルーツ。甘いね。

食後のデザートは、
Made In Hawaii「HAU KEA Creamery」のマンゴーソルベ。

聞いたことないブランドのアイスでしたが、
濃厚なマンゴーシャーベットでした。

食後の温かい飲み物とともに、ホノルルクッキーも頂けました。

ハワイ定番のお土産といえば、このクッキーですな。

ハワイで人気のお土産。私のオススメランキング。

プレミアムエコノミー限定の軽食サービス

プレミアムエコノミークラスでは、
1食目と2食目の間の時間帯に限り、
プレミアムエコノミーメニューを注文することが出来ます。

これはハワイ路線に限らず、全路線で共通。
ビジネスクラスのデザートと、きのこのクリームスープパスタ。
せっかくなので、スープパスタを頂く。

クノールは間違いない。下手な機内食より美味しいよね。

到着前の軽食(夕食)

到着前の軽食サービス。お弁当スタイルで渡されます。

ツナサンド、カットフルーツ、ハワイアンホーストのマカダミアナッツ。

クロワッサンタイプのサンドウィッチ。
まぁ、毎度こんな感じです。

ホノルル路線のドリンク・アルコールメニュー

ANAのホノルル路線は限定ドリンクが有ります。

パインアップルジュースとブルーハワイ。

その他のドリンクメニューは、他路線と変わりません。
ANA国際線のドリンクメニューは、超豊富。

ソフトドリンクメニュー

  • 香るかぼす ※はちみつ入り
  • オレンジジュース
  • アップルジュース
  • トマトジュース
  • コーラ
  • コーラゼロ
  • スプライト or セブンアップ
  • スパークリングウォーター
  • ミネラルウォーター
  • 牛乳
  • 緑茶(温・冷)
  • ほうじ茶
  • コーヒー
  • ディカフェコーヒー
  • 紅茶
  • コーンスープ

アルコールメニュー

  • 日本酒
  • スパークリングワイン
  • 赤ワイン
  • 白ワイン
  • ビール
  • ウイスキー
  • ジン
  • ウォッカ

また、プレミアムエコノミーの場合、1食目から2食目の間だけ、
ビジネスクラスで提供される一部ドリンクも注文できます。

ビジネスクラスセレクションのシャンパン、ワイン、日本酒、梅酒、焼酎。
注文できる銘柄は、その日により異なりますので確認は必要ですけど。

ちなみに、「茅乃舎 野菜だしスープ」は「コーンスープ」に変わってました。
ANAのコーンスープはトロトロ濃厚で美味しかったです。

フライングホヌ(A380)の座席&設備

エコノミークラス

エコノミークラスの座席。

3-4-3の配列。両サイドがグレー、中央がブルー。

エコノミーとはいえ、座席ピッチが86cmなので広いです。

足元も余裕が有る。

座ってみるとコレくらい。

座席幅も広く感じます。

窓側座席も、窓側に迫り出したスペースが有り、だいぶ広く感じました。

テーブルは折りたたみ式。

広げてみた。

前の収納スペース。

足置きバー。

13.3インチ液晶モニター。タッチパネル対応でデカイ!

モニターは稼働します。

モニター下にUSB充電、イヤホンジャック、リモコン。
リモコンは、トラックパッドで操作するタイプへ。

ボタンも少なく、背面のボタンも無くなってます。

座席にコンセントタイプの電源。

頭上の荷物スペース。荷物を開けて立っても頭上に余裕が有る。

肘掛けにリクライニングボタン。

ヘッドレストは稼働式。

左右の形も変えて、頭を固定できます。

カウチシートではないので、跳ね上げシートはありません。

プレミアムエコノミークラス

フライングホヌは、エコノミークラスでも広いですが、
プレミアムエコノミーは、更に座席が広いです。
座席ピッチ約97cmなので、エコノミークラスよりも10cm以上広い。

足置きも有るし、

フットレストも有るわけで、凄い足もラク。

ANAカウチほど上がらないけど、座るならコレくらいで十分。

座席の収納ポケット。

座席下も広いので、色々置いておける。

小さなもの置き場。

スマホとか、小物を入れておけます。

エコノミーには無いブックライト。

座席の下にコンセントとUSB電源。USBの充電時間も早い気がした。

リモコンも座席側面。

イヤホンも横側にあります。テーブルに被らないので地味に嬉しい。

両サイドの座席には、肘掛け下に収納ポケットも有りました。

プレミアムエコノミーはモニターも更に大きく15.6インチ。超デカイ。

こちらも、下側稼働タイプ。

テーブルは肘掛けから出てきます。

テーブルは、前後スライドします。

テーブルを大きくて折りたためませんが、
収納してもドリンク置き場は有りますので。

フライングホヌ(A380)のアメニティ類

エコノミークラス

エコノミークラスのアメニティは、
枕、ブランケット、ヘッドホンが定番ですが・・・

フライングホヌには、白いスリッパも付いてました。

海外ホテルにありがちな、生地薄めのペラペラスリッパですけど。

ヘッドフォンは、国際線共通のやつですね。

プレミアムエコノミークラス

プレミアムエコノミーは、アメニティがちょっと増えます。

枕、ブランケット、ヘッドフォンは、エコノミーと一緒ですが、

スリッパも厚手でフワフワの上質になり、

ホノルル線限定で、FLYING HONUデザインのポーチとエコバッグも貰えます。

ホノルル線限定、FLYING HONUデザインのポーチとエコバッグ。
紙ナプキンもついてます。

また、フライト後もアメニティグッズを配りに来てくれます。
歯ブラシ、アイマスク、保湿マスク、耳栓、フェイス&ボディシート・・・
必要なモノを選んで頂けます。

プレミアムエコノミーのトイレには、歯ブラシも置いてあったり、
ちょっとしたサービスが良くなる感じも良いですね。

フライングホヌ(A380)限定の機内販売

ANA SKY SHOPには、
フライングホヌ機内限定販売の「ANA HONUぬいぐるみ(ラニ)」が有りました。

搭乗している機体カラー(ANAブルー、エメラルドグリーン、サンセットオレンジ)により、
購入できる亀のぬいぐるみも異なるとのこと。

今回はブルーの機体だったので、ブルーの亀のみ販売。
機内販売なんて普段は利用しないんですけど・・・これは買っちゃうよねぇ。

うっかり「AIRBUS A380 FLYING HONUモデル」も購入したんだけど、
こちらは、ANA国際線全路線で購入できるんだってよ。

・・・まぁ欲しかったんで、良いですけど。

フライングホヌ便を利用した感想

楽しかったですフライングホヌ。
フライングホヌという特別感、他の飛行機とは違う部分も多く、
飛行機好きにも楽しめる路線なんだなと。

搭乗前から、ホヌの外観で感動。

機内の安全ビデオもホヌ仕様。

機内ライトも、レインボーに発色したり、

ドリンクカップもハワイ専用デザイン。

乗るだけでテンション上がり、気づけばオアフ島。
あっという間のフライトでした。

フライングホヌの力の入れようから、
ハワイにおけるANAの本気っぷりも感じました。
ANAのホノルルラウンジも、海外ラウンジとは思えない設備。
日本のANAラウンジよりも素敵なラウンジでしたからね。

ダニエル・K・イノウエ国際空港「ANAラウンジ」レビュー

エコノミーでも十分快適でしたが、
ラウンジが使えるだけでなく、ラウンジから直接搭乗もできる事を考えると、
プレミアムエコノミーの価値も高いんじゃないかなと。

ちなみに、フライングホヌの難点も感じましたので。
フライングホヌは収容人数520人の大型機なので、
バゲッジクレームで、荷物が出てくるまで凄い待ちます。

ビジネスクラスだけでも56席、プレミアムエコノミークラスも73席
ANAの上級会員も合わせたら、プライオリティタグだらけ。
SFCで優先扱いのハズの荷物も、全然出てきませんでしたから。

あと、神奈川在住の私の場合、
成田発着のフライングホヌは、ちょっとしんどい。
同じ値段なら、羽田発着のボーイング787のが良いかなと
フライングホヌの方が、航空券も高かったりするから・・・ね。
いや、羽田なら是非とも乗りたいんですけどね。

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この記事を書いた人

2008年度カナダワーキングホリデーの人。
ワーホリしたのに英語喋れません。
JGC、SFC修行済み。
海外に行きたいけども、今は日本に居ます。
最近は子連れ旅行が増加中。
プロフィール

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