スターアライアンス加盟で、格安な航空会社といえば「中国国際航空(エアチャイナ)」。
安いといえどもANAのPPは貯まるわけで、
ANAのSFC修行に使われることもしばしば。
中国系の航空会社で安いなりの不安も有りますが、
ビジネスクラスなら最低限のサービスも保証されるハズ。
というわけで私も利用して参りました。
エアチャイナで搭乗した機材
羽田→北京(CA184便)はA321
私が搭乗したのは、羽田→北京が、
羽田8時30分発 → 北京11時20分着のCA184便。
機材は「A321」でした。

北京→クアラルンプール(CA871便)はA330-300
乗り継ぎ便の北京→クアラルンプールが、
北京16時40分発 → 23時00分着のCA871便。
機材はエアバスの大型機「A330-300」でした。

エアチャイナビジネスクラスの機内食(羽田→北京)
搭乗すると、離陸前におしぼりとウェルカムドリンクのサービス。
水、オレンジジュース、トマトジュース・・・
トマトジュースという話だが、野菜ジュースを炭酸で割ったような不思議な味。

その後メニューも渡され、離陸前に食事もお伺い。
日本発フライトは、英語、中国語だけでなく、日本語でも書かれていました。

早朝便なので、朝食メニュー。
洋食と中華&和食から選べ、
洋食は、ほうれん草とリコッタチーズキッシュ。
中華は、中華粥。
和食は、からすカレイの柚庵焼でした。
メニューはオーダー後、回収されます。
離陸後、1時間くらいして機内食がスタート。
テーブルを出して、テーブルクロスも敷いてくれます。

再びおしぼり。

食前酒・・・といいたいところですが、せっかくなので中国茶。

おつまみも一緒に持ってきてくれます。レーズン&ナッツ。

私が選んだのは、「中華&和食」で、

主菜を「からす鰈柚餡焼」にしました。

カレイは、ふわふわで美味しい。煮物は普通、ご飯は柔らかめ。

パンも持って来てくれました。

温かいアップルデニッシュ。サクサクあまーい。

付け合せは、漬物が多め。
数の子の山葵漬、焼き生姜、菊の葉、胡瓜の醤油漬け、柚子白菜漬け。

デザートは、フルーツ盛り合わせ。
メロン、スイカ、パパイヤ、グレープフルーツ。

食後に再度おしぼり。

水ボトルも頂けました。

4時間未満の短距離フライトでも、機内食出るんだね。
味は、日本の航空会社のエコノミー並み、
お皿に盛られてる分、ちょっと美味しく感じるかなくらいの印象でした。
エアチャイナビジネスクラスの機内食(北京→クアラルンプール)
北京で乗り継ぎをし、今後はクアラルンプールへ。
搭乗してすぐ、おしぼりとウェルカムドリンク。
シャンパンも用意してくれてました。

・・・で、ここでフライト遅延発生。
出発まで約1時間半、機内で待たされました。
というわけで、先におつまみと水ボトルのサービス。

北京発は、夕方フライトなのでランチ&ディナーメニュー。
日本語メニューは無いので、中国語と英語から判断します。
洋食と中華料理の2択で、
中華の場合は、メインが魚、チキン、キノコの3種類。

洋食の場合は、メインがチキンカレー、キノコの2種類でした。

機内食前に、おしぼり&テーブルクロス。

ドリンクは、今回も中国茶を選択。美味しい。

中華メニューを選択。最初にパンも持って来てくれます。

前菜は、バンバンジー。

サラダは、タケノコの醤油煮・・・メンマっす。

メインで選んだのが、キノコの醤油炒め with 季節野菜。

ベジタブルメニューってことで見た目はイマイチですが、
思った以上に美味しかったです。しっかり中華風。

食後のデザート。季節のフルーツとオペラケーキ。

オペラケーキ、濃厚アマアマ。ちょっと甘すぎる感じ。好きです。

エアチャイナビジネスクラスのドリンクメニュー
ドリンクメニューは、北京便、クアラルンプール便で共通でした。
料理注文の時に、一緒にドリンクメニューも持って来てくれます。

シャンパン。

赤ワイン、白ワイン。

中国ワイン、コニャック、ウイスキー。

ジン、ウォッカ、日本酒、ビールも3種類有りました。

特に豊富なのが、中国茶メニュー。

プーアル茶、緑茶、イングリッシュブレックファースト、アールグレイ、烏龍茶、ジャスミン茶、菊茶・・・

コーヒーメニューも多く、
焙煎だけでなく、ネスカフェのデカフェ、
illyのエスプレッソ、日本の石窯珈琲まで有りました。

ソフトドリンクは、ミネラルウォーター、オレンジ、
アップル、トマト、コカコーラ、スプライト、
ゼロコーラ、ソーダ水、トニックウォーター、
ジンジャーウォーター、ココナッツウォーター。

さすがのビジネスクラスってわけで、
ドリンクメニューが豊富なんですけど・・・
料理メニューと一緒にドリンクメニューも回収されちゃうのは困った。
エアチャイナビジネスクラスの座席
A321(CA184:羽田→北京)
羽田→北京は小型機のA321でした。
フルフラットにならないシートであり、エンターテイメントモニターも無い。

短距離路線なんで、まぁ問題ないけど。
横並びの座席なんで、隣にもちょっと気を遣う。
幸い、隣に人は居ませんでしたけど。

足元はそれなりに広いけど、
ビジネスクラスっていうよりもJALやANAのプレミアムエコノミーくらい。
フットレストも出てくる。いらんけど。

座席のリクライニングボタン。フットレスト操作もコチラ。手動タイプです。

テーブルは肘掛けしたに収納タイプ。

座席の間にも小さいテーブル。変に気を遣うやつ。
手前のボタンは、イヤホンの音量調整。

さらに小さいテーブルも出てきました。

コンセントは、中央テーブル下。1人一個。

ヘッドレストは稼働します。

フライト時には、枕やブランケットにもシートベルトしてました。

A330-300(CA871:北京→クアラルンプール)
北京→クアラルンプール便は、大型機材のA330-300。
羽田→北京便の座席よりだいぶ広く感じました。

広すぎて、モニターも遠く感じる。

足伸ばしても全然届かない。

フットレスト出して、リクライニングしても、まだまだ余裕。

フルフラットにもなりますからね。ボタンは電動。

テーブルは座席の横に収納。

座席横には、ボトルホルダーとリモコン。

壁面側には、USBとコンセントも有ります。

照明は触覚みたいなやつ。

エアチャイナビジネスクラスのアメニティ類
北京便、クアラルンプール便で、アメニティ類は一緒でした。
短距離の羽田→北京便でも、枕とブランケット。

ヘッドフォン。

ノイズキャンセリングではないけど、音質は良かったです。

ブランケット。可も不可もなく。

エアチャイナで良かったのがスリッパ。
いずれの路線でもスリッパが有り、
アテンダントさんが、ビニール袋から取り出して足元に置いてくれます

スリッパの質も良く。ペラペラではなく、使い捨てっぽさがない。
布製で底も厚く、デザインもオシャレ。甲高のワタシの足でも履き心地良し。

ビジネスクラスなので、アメニティポーチみたいなのが貰えるのかと期待したけど。
クアラルンプール便では頂けませんでした。残念。
エアチャイナビジネスクラスのトイレ
北京路線、A321のトイレ。


クリーム類も置いてありましたが、使うのが怖い。

ペーパータオル、ティッシュ。

A330-300のクアラルンプール便では、薔薇の花が飾られてました。

トイレにも香水や乳液等が設置されている。


エアチャイナビジネスクラスを利用した感想
機内サービスは、思っていたよりも良かったです。
アテンダントさんは、笑顔もあり、サービスも丁寧。食事もそれなりに美味しいし、
ビジネスクラスなりのサービスも受けられますので。
コストパフォーマンスで考えれば、悪くない。
日本語スタッフは居ませんでしたけど、英語で丁寧に接してくれましたので。
ただ、ビジネスクラスといっても、機材が古い感じが否めないし、
機内エンターテイメントも日本語対応していますが、
日本語で視聴できる作品も少なかったです。

エアチャイナ最大の難点は、やっぱり遅延。
私も北京発で1時間半の遅延に遭遇しましたので、
遅延覚悟でフライトスケジュールは組んだ方が良いなと。
北京で乗り継ぎする場合も気をつけて、
北京空港は乗り継ぎ事情が、あんまり良くないし、
入国はしないといえ、イミグレーション手続きが面倒で時間もかかる。

なんかスタッフも無愛想で殺伐としているし、
乗り継ぎでも手荷物検査があり、
カメラやモバイルバッテリーもバッグから出さなきゃいけないし、
モバイルバッテリー容量にもスッゲー厳しいから。
ビジネスクラス利用者は、北京空港でファーストクラスラウンジも使えますが・・・
プライオリティパスでも使えるラウンジであり、これがエアチャイナの最上級ラウンジだからね。
→北京首都国際空港エアチャイナファーストクラス・ビジネスクラスラウンジレビュー。2つのラウンジの違い。
成田と羽田のANAラウンジの方が全然良い。
エアチャイナのビジネスクラス利用者は、ANAラウンジが使えますので。
→羽田空港 国際線ターミナル「ANA LOUNGE」レビュー。2つのANAラウンジの比較と違い。
→成田空港ANAラウンジ(国際線)レビュー。第4サテライトと第5サテライトの違い。
成田発便ならユナイテッド航空ラウンジも利用可能となります。
→成田空港ユナイテッド航空ラウンジ「ユナイテッドクラブ」レビュー
北京空港は、個人的に苦手。
北京周辺は空気も悪い。PM2.5問題は健在。
大気汚染はだいぶ改善されているらしいですが・・・やっぱり汚い。

本当は、エアチャイナで復路も予約していたのですが、
勝手にキャンセルされちゃって、返金対応となりました。
エアチャイナのコールセンターって有料だし、
カタコトの日本語で対応もイマイチなんで・・・これも最悪。

結果、クアラルンプールからは、ANAビジネスクラスで帰ってきましたが、
まぁ、やっぱり同じビジネスクラスでも全然違ったよね。
→ANA国際線 成田→クアラルンプール→羽田 ビジネスクラス B787-9(789)搭乗レビュー
エアチャイナは、スッゲー安いんで文句は言えませんが・・・
トラブった時は、やっぱり日本の航空会社が良いなと感じました。
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