飛行機を乗る当日、
チェックインカウンターで手続きしても、
座席番号が貰えない場合が有ります。
エアカナダの自動チェックイン機で、搭乗手続きをして出てきた搭乗券。
本来ならシートナンバーが表記される部分に、見慣れない「GTE」の文字。
もしかして、俺は搭乗できないんじゃないか?と非常に焦った記憶。
今回はエアカナダの場合ですが、他の航空会社でも、基本的には同じ感じ。
GTEになった場合、どうなるのか?搭乗までの流れまとめておきます。
GTEはGATEの意味。搭乗ゲートで座席調整が必要な場合に使われる。
GATEの略でGTE。
混雑してる便や、過剰予約(オーバーブッキング)等、
搭乗ゲートで座席調整(ゲートコントロール)が必要な場合に、
座席番号(Seat/Place)が「GTE」と記載されます。
チェックインした時点で座席が確定出来ず、
皆がチェックインした後で、座席の空き状況見て判断するって事。
離陸直前の搭乗ゲートで調節するから、GTEなんだね。
搭乗ゲートに45分前に集合。早く行く意味はあるのか?
バンクーバー13時50分発の飛行機だったので、
出発45分前の13時5分に、搭乗ゲートで受付開始すると言われました。
チケットにも13:05と記載されてます。
45分よりも少し早目に着くと、カウンター周辺には人がたんまり居る。
同じような境遇の人達なのか?
カウンターで聞いてみると、名前を呼ばれるまで待っていてという事。
ひたすら待っていると、搭乗手続き開始が始まり、
同じくGTEとなっている人達の呼び出しもされ、
どんどんチケットを貰って行きますが・・・
私の名前は一向に呼び出されない。
15分・・・30分と待ったところで、私の名前がようやく呼ばれました。
私の友人も一緒にいたのですが、彼は離陸直前で座席が決まったみたい。
結果、出国時間も大幅に遅れが出て、飛行機内で席に着いたあとも、
同じ座席番号貰っている人が居たりと、ホントゴタゴタしてましたけど。
後日、チェックインカウンターで伺ってみたところ、
45分前から呼び出すのが一般的という事でしたが、
早く調整できた場合は、
搭乗カウンターに来た順から、座席番号チケットを頂ける場合も有るとの事。
とりあえず、指定時刻(恐らく出発45分前)には搭乗ゲートでスタンバイ。
カウンターでお伺いして、指示に従うのがベストですね。
オーバーブッキングは当たり前。稀に搭乗できない可能性も有る。
座席がGTEとなっている場合、
搭乗できない不安が付きまといますが、基本的には搭乗できます。
搭乗ゲートまで、行っているという事は、
保安検査や、出国審査も済ませているという事。
航空会社としても、なんとしても乗って貰わないと困るという状況。
オーバーブッキング時の航空会社の対応
- 同じ便で搭乗クラスを変えて対応する。
- 他社航空会社の振替便にて対応する。
- 同じ航空会社で翌日便にて対応する。
航空会社のチケット予約状況として、
クラス単位(エコノミーやビジネス等)で、オーバーブッキングする事は多いが、
便全体でオーバーブッキングする事は、非常に稀だそうです。
よって、基本的にはクラス違いの空いてる席にて対応で問題解決。
エコノミーからビジネスに、アップグレードしてくれたり、
ビジネスからエコノミーに、ダウングレードしたりもする。
ダウングレードの場合は、チェックインカウンターの時点で話が有り、
何らかの特典(次回も同じクラスで乗れるチケットとか)を提案してくるらしい。
それでもダメな場合は、別航空会社の他社便を手配となります。
ボランティアを募って、協力金を払うような話も伺いましたが・・・
実際のところ、国際線の場合で振替便に乗るくらいでは、
お金を貰えるようなことって、ほとんど無いみたい。
同じ目的地へ行く、他社の飛行機に乗せて問題解決。
基本的には同クラスとなりますが、稀にアップグレードされる場合も有る。
最悪、他社便すらも手配できなかった場合、
翌日便になる可能性も有るとの事。
その際は、ホテルの宿泊費用等も航空会社負担となります。
流石に、ここまでダメな状況も少ないと思いますが、
最悪有り得る話なので、一応知っておきましょう。
そもそも、なんでオーバーブッキングするのかというと、
なるべく空席は無くしたい気持ちが有るんだよね。
全部のクラスがピッタリ埋まるって事は、そうそう無いし、
実際のところ、飛行機に乗らない人も当たり前に存在する。
少しくらいのオーバーなら、
チェックインで人数確定してから、GTEで調整すれば良い。
って事らしい。
事前に座席指定をしていない場合に、GTEは起こり得る。
格安航空券の場合にGTEになりがちというイメージですが、
どの航空券でも座席指定しなければ起こり得るって。
実際のところ、航空会社サイトで直接航空券を購入する場合、
購入時に座席指定ができるハズなので、結果的にGTEには成り辛い。
逆を言えば、航空会社の公式サイトで購入しても、
座席指定をしておかなければ、GTEに成る可能性が有るという事。
代理店経由の格安航空券の場合、購入時に座席指定ができず、
購入後も座席指定ができなくなるタイミングも早い。
よって、航空券を取得したら、なるべく早く座席指定する事を推奨します。
代理店経由の格安チケットでも、
ほとんどの航空会社で事前の座席指定は可能ですから。
購入したら、なるべく早く座席指定する。
GTEを避ける一つのポイントです。
GTEで無料アップグレード(インボラ)となった私。
GTEは何も、悪い事ばかりでは有りません。
エコノミークラスが、オーバーブッキングだった場合、
ビジネスクラスの残席へ、アップグレードされる可能性が有る。
インボランタリーアップグレード(involuntary upgrade)は無料アップグレード。
※オペレーショナルアップグレード(operational upgrade)とも言われる。
俗にいう「インボラ」と呼ばれるやつに、誰が選ばれるのか?って話。
無料アップグレードで選ばれると言われている人
- マイレージプログラムの上級会員。
- 服装や身なりが綺麗。
- 一人である。
私の場合、上記の条件にガッチリ当てはまってるワケでは有りませんでした。
一応、同じ系列(スターアライアンス)のANAマイレージ会員ではあったけど・・・
マイル数も少なく、上級会員というわけでは全然無い。
特別、服装や身なりが綺麗ってわけでもなく、
アウトドアジャケット着用に、ジーンズにスニーカー。
デッカイバックパックも背負ってました。
髭は剃って、肌はツルツルでしたけど。
強いて言うならば、
カウンターの人が日本人で、呼ばれた私がニタニタしてたことくらい。
日本語で話しかけられて嬉しかったんだよねー。で貰ったチケット見て驚き。
シートが前の方・・・プレミアムエコノミークラスチケットでした。
GTEで焦ってたのに、結果エコノミーよりも早く呼び出されて、
直ぐに搭乗となった嬉しさ。
エアカナダのプレミアムエコノミーは、席が広くて料理も豪華だったから。
→エアカナダ プレミアムエコノミー搭乗レビュー。エコノミークラスとの違い。
オーバーブッキングのインボラ狙いで、
混んでる飛行機を選ぶ人も居るみたいだけど・・・
そのままエコノミーで混みあう可能性の方が高いし、
GTEのハラハラ感を考えたら、全然割に合わないと思う。
座席は事前に指定できるなら、しておいた方が良い。
間違いない。
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