ハワイの公共バス「TheBus(ザ・バス)」の活用方法と注意点

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ハワイ公共バス ザ・バス 活用方法

旅を安くする秘訣は、現地の交通手段を活用する事。
ハワイを走りまわる公営バスといえば「TheBus(ザ・バス)」。
安くて便利なだけでなく、その乗車ルールも慣れてしまえば簡単。
2017年には、ワンデーパスも登場し、更に難易度も低くなってます。

100以上もの路線もあり、ワイキキ周辺だけでなく、オアフ島全体をカバー。
観光向けのトロリーバスよりも早く、くまなく行動できます。
JCBカードで無料となるピンクラインと併用すれば、鬼に金棒。

JCBカードでピンクライン(ワイキキトロリー)を無料利用する方法。

値段も非常に格安で、ホノルル観光するにも重宝します。
是非とも公共バスの乗り方くらいは覚えて、利用させて貰いましょう。

目次

TheBusの料金

TheBusを利用する理由は、なによりその料金が安いです。
乗車料金は一律3ドルどこまで乗っても同じ料金となってます。

※2018年1月1日より、2.5ドル → 2.75ドルと値上げ、
※2022年7月1日より、2.75ドル→3ドルへ値上げとなりました。

TheBusの乗車料金

  • 大人(18歳以上):$3
  • 子供(6~17歳):$1.5
  • 幼児(6歳未満):無料 ※幼児2人の場合は子供1人の料金(幼児2人→$1.5

The Busには、1日乗り放題のワンデーパスが有りますが、
紙のパスが廃止となったので、1日乗り放題するにはHOLOカードが必須となりました。
1日7.5ドルが最大運賃なので、1日2回乗れば自動的にワンデーパスに切り替わるのです。
ワンデーパスは翌日の午前2時29分まで有効です。※1日の単位は午前3時〜午前2時59分。

Monthly Passも1ヶ月80ドル上限へ変更。
定期の前払いではなく、運賃上限という仕組みに切り替わったのです。

1-Day Pass(1日乗り放題)

  • 大人(18歳以上):$7.5
  • 子供(6~17歳):$3.75
  • 幼児(6歳未満):無料 ※幼児2人の場合は子供1人の料金(幼児2人→$3.75)

TheBusの定期券(乗り放題チケット)

  • Monthly Pass(1カ月有効パス):$80(子供は$40

ノースショアのハレイワや、カイルア・ラニカイエリアへも3ドルで行けてしまいます。
2017年10月より、1日乗り放題のワンデーパス(7.5ドル)も 登場したので、
時間さえ許せば、オアフ島一周なんてことも可能です。

現在では、紙のチケットも廃止され、ワンデーも乗り換え制度も考える必要がありません。

観光で使うならHOLOカードを購入すべき。
1日7.5ドルなら2回乗れば元取れるし、なにより分かりやすく、気兼ねなく使えるのも良い点かと。
HOLOカードはさまざまな場所で購入できます。

HOLOカードを購入できる場所

「4-Day Pass(4日間乗り放題チケット)」や「Transfer Rule(乗り換え制度)」も無くなったのです。

紙のチケットは廃止となりました

TheBusのバス停、路線の確認方法

バス停には「TheBus」の表記と共に、
停車するバスの番号が明記されており、
ワイキキを歩いているだけでも、
バス停留所を至るところで見かけます。

一つのバス停には、多数のバスが停車するので、
乗るべきバスを間違えないように。
例えば下の表記のバス停は、19番、20番、42番、98Aのバスが来る。

バスにもバスルート名称とバス番号が記載してあるので、
間違えないとは思いますけど。

バス正面だけでなく、横面にもバス番号が表記されてます。

バスのルートが分からないと、
ルートを調べる面倒や不安も有るとは思いますが、
スマホさえ有れば、簡単に乗るべきバスも調べられます。
※後述します。

TheBusの乗り方、料金の支払い方法

TheBusの料金支払い方法は、HOLOカード or 現金投入です。
現金の場合は、運転手が乗車人数を確認して、料金ボックスに現金を投入する仕組み。

運転席横に料金ボックスが有るので、
前方の扉から乗車し、乗車時に運賃を支払います
紙幣は右側、コインは左側。
料金ボックスは、料金をカウントするわけではないので、
通貨を入れる前に、運転手に見えるようにするのが確実です。

HOLOカード以外の支払方法は現金のみで、
電子リーダーやクレジットカードにも未対応。
両替機も無く、お釣りも出ませんので、
ピッタリ用意しておく必要が有ります。
※ピッタリお金を持って無い場合、多く料金を支払う分には問題有りません

1回3ドル、乗るつもりなら、事前に用意しておく。
バス代だけ別に分けておくと、直前であたふたすることも無い。

運賃は、2人で6ドルとか、親子3人で合計7.5ドルとか、
まとめ払いも可能です
紙幣でもコインでもOKですので、
余った小銭を率先して消化していきましょう。

ただ、注意点として、運転手が目視にて乗車する人を確認するので、
不安なら払う金額を見せてから、料金を投入するのが無難です。
まとめて払う場合には、何人乗るのか?
しっかりと意思表示しておく事も、トラブル防止に繋がります。
家族で利用する場合は、まとめて支払う意思表示。
家族の人数伝え、支払う金額を見せて確認しておくのが確実です。
ハワイの運転手は観光客にも慣れてます、
拙い英語でも言わないよりも確実。

たまに10ドルや20ドル紙幣で、
お釣りをゴネている観光客も見かけるのですが、
どう足掻いても、お釣りは貰えませんので交渉するだけ時間の無駄。
ピッタリと用意して、スムーズに乗車するのが皆の為となります。

TheBusの降り方

バスは降りる停留所が近づいたら、窓付近の紐を引っ張ります。

紐を引っ張ると、車内前方にある電光掲示板に、
「STOP REQUESTED」と表示されます。

バスが停車し緑色のランプが点灯したら、
車内中央に有る扉(後方扉)から降車します。
前方扉からも降車できますが、乗る人は前から乗ってくるので、
基本的には、後方扉からの降車することになります。

ドアの中央バー(灰色のバー)を軽く押すと、
扉が自動で開く仕組み。
自動では開かないので、ボーっと待ってないように。

※ドアバーが無い場合は、
ドア中央の黄色い部分を押すとドアが開きます。

車内アナウンスも有りますが、
主要観光地(ホテルやショッピングセンター)以外では、
基本的にはストリート名(付近の通り名)のみのアナウンスなので、
観光客には意味不明な場合が多く、
降りるタイミングは自分で判断しないと駄目。
ワイキキから離れると、
ストリート名のアナウンスすら省略される場所も多いです。

不安な場合は、乗車時にドライバーに降りる場所を教えて貰う方法もありますが、
スマホアプリのGPSで、現在地を把握しながら降りるのが確実。

まぁ、ワイキキ市内なら、停留所区間も短いので、
乗り過ごしたぁ~と思ったら、次のバス停で降りて歩けば良いかと。

TheBusの乗車マナーとルール、注意点

日本でもバス乗車時のマナーが有りますが、
ハワイでもバスを利用するにあたっての乗車ルールが有ります。
公共交通機関運転手に対する業務妨害は、クラスCの重罪という事で、
最悪罰金だけでは済まされません。事前にしっかりと把握しておきましょう。

スーツケースは持ちこめない、ベビーカーは折りたためばOK

TheBusは、大きな荷物の持ち込みは不可能となってます。
基本的に、ひざ上に乗らない荷物は持込不可能だと思った方が良いです。

手荷物のうち、座席の下またはひざの上に収納でき、別の座席にはみ出したり、他の乗客のじゃまになったりしないものは、無料で車内に持ち込むことができます。 他の乗客に危害や不快感を与える可能性のある大型の物品、持ち運びが困難な物品、危険な物品、不快な物品を手荷物として車内に持ち込むことはできません。 通路または座席上に手荷物を置くことはできません。

TheBus – 規約

ただ例外として、ベビーカーは折りたたんだ状態なら持込可能となってます。

折りたたみ式ベビーカー(お子様を降ろし、折りたたむ必要があります)

ひざ上に乗る荷物ってどんくらい?
というわけで、TheBusの規約を調べてみると、
スーツケースの最大寸法は22 x 14 x 9インチまで可能との事。
22 x 14 x 9インチ → 55.8cm × 35.56cm × 22.86cmくらいなので・・・
一般的な機内持ち込みサイズよりも、
若干小さいサイズまでイケるみたい。

実際、私も空港からThe Busでワイキキへ向かったところ、
大きなスーツケースを所持している乗客を見かけました。
意外と大きな荷物でもイケるんだな・・・といった印象。

ダニエルKイノウエ空港からThe Busでワイキキ市内へ移動。往復利用して気づいた注意点。

椅子の下に入ればOKといった感じなのかな。

ただ、The Busって混み合うので、
大きな荷物を持っての乗車は遠慮した方が良さそう。
無理やり膝上に乗るくらいの荷物は、辞めといた方が無難。

大きなスーツケースの場合は、
シャトルバスや、タクシーを利用ないと駄目です。

ホノルル国際空港からホテルまでの交通手段。空港送迎サービスの選び方。

車内での飲食は禁止、食べ物は密封推奨

TheBus車内では飲食禁止です。買い食いしながら乗れません。
観光気分に気を付けましょう。
また、飲食禁止だけでなく、しっかりと容器に入れてないと駄目です。

ホノルル市の条例では、バスの車内で飲食することが禁じられているだけでなく、飲食物を持ち運ぶ際は、きつく閉められた容器カバーされた容器、または包装された容器に飲食物を入れることによって、容器を振ったり落としたりしたときに中身がこぼれ出るのを防ぐことが義務付けられています

TheBus – 規約

喰わないから、持ってるだけとか通用しません。
ファーストフードの持ち帰り、紙バッグ等も見かけますが、
匂い漏れにも気を付けようね。日本でも。充満するからねアレ。

車内が汚れるって点を考えれば、
濡れた服や水着での乗車も駄目。
他の乗客に不快感を与えない。という事が重要なわけ。

ただ、こちらも実際は、ファーストフードのドリンクとか、
よく飲んでいるのを見かけます。
あくまでルールは・・・といったところなんでしょう。

バス内が激しく寒い、長距離移動に上着は必須

TheBus内は、冷房が効いているので、
大抵の場合キンキンに冷えてます。
常夏ハワイ気分で半袖短パンで乗車すると、涼しいを通り越します。
特に長距離移動の際は、
もの凄い寒くなるので、必ず上着を持って乗車しましょう。

ウインドブレーカーが便利だけど、無いなら大き目タオルでもOK。
遠くまで移動してると、帰るころには夕方、
外もひんやり涼しくなります。
一枚羽織っているだけで、後の疲労感も変わってきます。

基本的に混んでます

TheBusは、地元の方が愛用するバス。
朝の早い時間帯でも、思ったよりも混んでます。
通勤に利用する人も多いんだろうね。

時間帯にもよるんだろうけど、
空いているバスってのに乗った記憶が無い。

特に、メジャーな観光地周辺の路線は、
満員電車みたいな時も有る。
空港方面の「19番」「20番」も日中は激混みでした。

ダニエルKイノウエ空港からThe Busでワイキキ市内へ移動。往復利用して気づいた注意点。

混雑し過ぎると、バス停留所も素通りとなり、
バスにさえ乗れない事も有る
だからこそ、大きな荷物は駄目だし、乗客マナーも必要なんだね。

観光地へのアクセスは悪く、変な人も多い

TheBusは現地のバスという事で、観光客向けのバスでは有りません。
観光スポットまで行くとなると、少々不便だし、
安い運賃だけに、変な人にも多く遭遇します
ハワイは貧しい人も多く、乞食や薬物中毒者も多いですからね。

ダイヤモンドヘッドくらいなら、
TheBusだけでも、なんとか行けますが、
バス停から入口までは、まぁまぁ歩く。

早朝ダイヤモンドヘッド登頂レビュー。日の出を見る際の注意点。

シーフードで有名なNico’s Pier 38も、
最寄りのバス停からは、ちょっと歩きましたからね。

タンタラスの丘なんかは、完全にバスでは無理、
治安も微妙なので、帰る事も考えたら、ツアーで行くのが無難。

タンタラス夜景/星空観測 | ハワイ(オアフ島)の観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)

ノースショアや、コオリナ方面にも行けますが、
基本的に長距離路線では、観光客は少なくなり、
ダウンタウン過ぎると危ない人も更に増えます
西側のナナクリまで乗りましたが、往復で変な人に遭遇したから。

ナナクリ「ピンクピルボックス(Pu’u O Hulu)」登頂レビュー

怪しい人には反応しない。ガン無視して行きましょう。

時刻表&ルートは、スマホアプリが便利

The Busはバスルートが大量に有るのが良いのですが、
バス番号やバス路線図も大量に有るので、イチイチ覚えていたらきりも有りません。
※TheBusの路線図→TheBus – System Map

とはいえ、バス停にはバスの番号だけ記載されており、
時刻表や、行先名などの詳細表記は一切ありません
一見すると観光客には使いづらいように感じますが、
スマホアプリさえ有れば、なんとでもなってしまいます。

ハワイのバスアプリといえば「Da Bus(ダ・バス)」
「DaBus2」も登場し、日本語にも対応しています。

現在地情報から、付近のバス停、バスの到着予定時刻、
ルートマップと、
アプリを起動するだけで簡単に調べられますが・・・

私は、このアプリほとんど使いません。
DaBusの使い方を覚えるのも面倒だし、
皆さんお馴染み「Google Map」が最高に使えます。

目的地を入力するだけで、
現在地情報から、現時刻で乗るべきバスを表示してくれます

公共機関との連携もバッチリで、遅延情報まで表示されてました。

ただ、Google Mapだと、
たまに時間帯がズレて一本後のバスを勧めてきたりするので、
バス特化のTransitアプリも有ると便利です。玄人向けですが。

Google Mapと同時に、Transitでも検索。
私の経験だと、Transitの方が時間に正確な気がする。
Google MapとTransitで検索して、同じ情報が出てくれば安心。
Google Mapの情報を確認する意味でも使ってます。
停車駅情報とかは、Transitの方が見やすく分かりやすいから。

バンクーバーでもGoogle MapとTransitが便利だったから、
ハワイでも、この組み合わせが最強なんでは無いかと。

バスマップを制する者はバンクーバーを制す。Google Map×Transitアプリの賢い使い方。

まぁ、2つのアプリを使うのが面倒なら、
ぶっちゃけGoogle MapだけでOK。使い慣れたGoogleが最強。

スマホにはGPSが内蔵されており、
グーグルマップには、自分の居る場所もリアルタイムで反映されるので、
バスに乗り間違えても安心。居場所が分かるだけで焦らなくなります。
バスで降りるべき場所も近くなればわかるので、
アナウンスの無いバス停でも安心だし、
乗り過ごした際にも、素早く気付けるという。素晴らしさ。

ハワイの時刻表も、有って無いようなモノなので、
バスの現在地が把握できるというのも超便利。
炎天下の中、延々と無駄に待つことも無くなります。
海外でもスマホは必須ですね。海外WiFiがあればそのまま使えます。

ハワイでオススメの海外WiFiを徹底比較。

ちなみに、Googleマップは、
マップ情報の取得にデータ通信を多く使用するので、
事前にGoogleマップをダウンロードしておけば、
データ通信量も節約でき、サクサクっとルート検索もできます。
日本では未対応のオフライン機能。ハワイは対応していますから。

TheBusまとめ

海外で複雑なのは、言語では無く、現地のルール。
ルールさえ分かってしまえば、英語の理解が乏しくとも、
なんとなく分かりますし、なによりハワイは、なんとなくの英語で通じます。

TheBusも、ルールさえ把握してしまえば、何も難しい事は有りません。
一律料金で激安だし、トロリーでは行けない場所も行けます。
歩ける距離でも、バスが走っているなら、バスに乗った方が早い。
たった3ドルどこまでも乗れるという事。
HOLOカードを使えば、たった7.5ドルで何度でも乗り放題。
時間短縮にもなるし、乗りまくっても全然安いから。

ワイキキ周辺なら、ワイキキトロリーのピンクラインも便利。
片道2ドルと格安だけど、JCBカードで無料で乗り放題できるから。

JCBカードでピンクライン(ワイキキトロリー)を無料利用する方法。

タクシーは高いし、運転手とのコミュニケーションも面倒だし、
チップとかも考えなくちゃいけないし、近距離でボッタくられたからね。

ハワイのタクシーではクレジットカードは使えないと思った方が良い。

タクシーに乗るなら、絶対にUber。
空港からも利用できるようになってますから。

ダニエル・K・イノウエ国際空港からUberとLyftを利用してみた。

離れた観光スポットへも、レンタカー無しで行ける。
とりあえず、3ドル握りしめて、近くの距離で試してみて。
一回乗ってしまえば、不安なんて消え去ります。
TheBusも一つの観光スポットです。

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この記事を書いた人

2008年度カナダワーキングホリデーの人。
ワーホリしたのに英語喋れません。
JGC、SFC修行済み。
海外に行きたいけども、今は日本に居ます。
最近は子連れ旅行が増加中。
プロフィール

コメント

コメント一覧 (2件)

  • TheBusの詳しい情報助かりました。
    一つ質問です。ホテルの移動でノースシュア方面で、バスを使おうと思っていました。ノースシュアまでの長距離のバスのでもスーツケースはいけないのでしょうか?
    ご存知でしたら教えていただけると嬉しいです。宜しくお願いいたします。

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