毎回、国際線搭乗で悩むのが成田空港へのアクセス方法。
神奈川県在住の私は、羽田空港の方が近いんだけど、
やはり国際線といえば、成田発着の航空会社は避けられない。
成田空港って都心からも遠くて、運賃も高くなりがちなんだけど、
下手に電車で行くよりも、東京駅で下車して、格安バス(LCCバス)で行った方が良い。
東京駅から発着しているのが従来の「リムジンバス」と、
格安LCCバスの「東京シャトル(京成バス)」と「THEアクセス成田」。
同じ東京駅→成田空港で、何が違うのか?悩むなら「THE アクセス成田」です。
東京駅→成田空港を運行する高速バス
エアポートリムジン(リムジンバス)
エアポートリムジンの基本情報
- 運賃:大人2,800円~3,100円、小人1,400~1,550円
- 所要時間:東京シティエアターミナルから約60分
- 乗り場:東京シティエアターミナル、マンダリンオリエンタル東京、シャングリ・ラホテル東京、東京駅丸の内北口(丸の内ホテル)、アマン東京、東京八重洲北口(鉄鋼ビル)、大手町フィナンシャルシティグランキューブ(星のや東京)
- 降り場:成田空港第1ターミナル、第2ターミナル、第3ターミナル
- 運行会社:東京空港交通株式会社
成田空港行きの高速バスといえば、
リムジンバスの「エアポートリムジン」のイメージが有りましたが、
これ成田空港に向かうバスでは割高です。
片道で約3,000円。LCCバスに比べて3倍の料金なのに、
車内の設備も大差無いし、到着時間もほぼ一緒ですからね。
片道3,000円も出すなら、成田エキスプレスの方が快適で早いのさ。
→成田エクスプレスを格安料金で利用する。普通車とグリーン車の違い。
ただ、東京駅からだと、エアポートリムジンは高いのですが、
成田⇔羽田間の移動は、リムジンバスが最速であり、
他のシャトルバスは運行していないので、これ一択となります。
→羽田⇔成田の移動は「リムジンバス」が最速。シャトルバス利用の注意点。
東京シャトル(京成バス)
東京シャトルの基本情報
- 運賃:大人1,000円(早割900円)、子供500円
- 所要時間:東京駅から約70分
- 乗り場:東京駅八重洲口(京成バス3番乗り場)
- 降り場:成田空港第1ターミナル、第2ターミナル、第3ターミナル
- 運行会社(共同):京成バス、成田空港交通、京成バスシステム
2012年7月、成田空港直行の格安バスとして登場したのが、
京成バスの「東京シャトル」。
LCCバスとしてのイメージが強いのも「東京シャトル」かと。
片道1,000円の運賃でも格安ですが、事前予約で100円割引も効く。
フリーWiFiはありますが、速度は微妙。
車内の造りも、車両によりマチマチであり、
コンセント、USB、車内トイレは有ったり無かったりします。
ちなみに、銀座駅、大江戸温泉物語、東雲車庫へ経由する便も有り、
東京の有楽町エリア(鍛冶橋駐車場)から、
成田空港へ直行する「有楽町シャトル」も京成バスのサービスです。
THEアクセス成田
THEアクセス成田の基本情報
- 運賃:大人1,000円、子供500円
- 所要時間:東京駅から約70分
- 乗り場:東京駅八重洲南口(JR高速バスのりば「7番」)
- 降り場:成田空港第1ターミナル、第2ターミナル、第3ターミナル
- 運行会社(共同):ビィー・トランセホールディングス株式会社(平和交通、あすか交通)、ジェイアールバス関東株式会社
「東京シャトル」と同時期に登場した「THE アクセス成田」。
2014年に、JRバスが「THE アクセス成田」へ参入となり、
便数も大幅に拡大、Suicaも利用可能となりました。
成田空港までの料金は1,000円と「東京シャトル」と同じ。
ただ、「東京シャトル」とは違い全てのバスにトイレが付いており、
全体的にバスも新しく、車内が綺麗で座席も広め。
東京駅八重洲南口から徒歩0分にあるバス乗り場も魅力的です。
一部の便は、銀座駅(数寄屋橋)、東雲イオン前にも発着しています。
THEアクセス成田を勧める理由
私は「東京シャトル」も利用していましたが、
今では「アクセス成田」しか使いません。その理由について。
東京駅から徒歩0分、バス乗り場が近い
THEアクセス成田のバス乗り場は、東京駅からもの凄い近いです。
東京駅は八重洲南口から徒歩0分です。
JRの案内もいたる所にあるので、初めてでも迷いようがない。
八重洲南口には新幹線出口もあるので、地方からの新幹線利用時にも助かる。
八重洲南口を出れば目の前がバスターミナル。
右側を向けば、成田空港行きのバス乗り場が見えます。
成田空港行きは「7番」乗り場です。
一方、京成バスの乗り場はというと、
東京駅八重洲北口から、まぁまぁ歩きます。徒歩5~10分の距離。
八重洲北口を出て、大きな道路を渡り左側です。
向かいのビル頂上に「この先90m」という案内も出ていました。
案内に従って行くと、乗り場が見えてきます。
東京シャトル乗り場に到着。遠いんで雨降ったら最悪です。
ちなみに、地下通路からもいけますが、慣れてないと迷います。
一応「京成バス成田空港行き」の案内は出ていますが・・・
右に左に曲がり、私は一度迷いましたので。
当日に予約不要で乗れる、電子マネーも対応
THEアクセス成田は、チケット事前予約が不要です。
乗り場は、予約していない人が列に並ぶスタイル。
予約していない前提で利用できるってのが素晴らしいわけ。
※事前予約した場合は、列に並ぶ必要は有りません。
預け荷物がある場合は、列に並んでいる時にタグ付けしてくれます。
予約していない場合、乗車料金はバスに乗る時に支払います。
というわけで、先に荷物を預けてからバスに乗る。
バス入り口にて料金の支払い。
SuicaやPasmo等のICカードも使えるので、普通にバス乗るのと変わりません。凄いラク。
私は基本的に事前予約しないので、
ちょっと余裕を持って早めに行くのですが、
混雑時はバスも増えるということで、一発目で乗れなかった事もない。
皆さん列を作って待ってましたので、予約している人の方が少なく、
まぁ、最悪1本後のバスにすれば大丈夫って感じです。
一方、東京シャトルの場合はというと・・・、
基本的にチケットの事前購入が必要なので、
購入したチケット(時刻、目的地)ごとに並ばされます。
皆さん予約しているので、予約していても席は早いもの勝ち。
列に並んで予約確認すると予約確認証が貰えるので、
これを運転手に渡す仕組み。
予約確認の時点で、預け荷物もタグ付けとなります。
ちなみに、東京シャトルでは、
予約して早めに着いた場合、一本前のバスに乗ることも可能でしたが、
「座席に空きがある場合のみ」と言われました。
後回しにされるので、無理して乗ると同伴者と席もバラバラになりがち。
予定通り、予約したバスで乗った方が良いかと思われます。
機内が綺麗、全車両トイレ付き
THEアクセス成田は、バスにハズレがありません。
基本的に、車内は新しく清潔感があります。
トイレも必ず付いているのも、THEアクセス成田の良いところ。
座席スペースも広く、余裕があります。
座席上の収納スペース。バックパックくらいなら収納できます。
空調は、昔ながらのスタイル。
全席にはコンセント付き。
ただし、100V用なので、PCの充電には使えません。
で、京成バスの車内はというと・・・
全体的に、ちょっと古くさいです。
座席もちょっと狭い気が・・・
座席上の収納スペースは変わらず。
私が乗ったバスは、コンセントも一応付いていましたが・・・
なんか充電されませんでした。
東京シャトルの場合、バスの設備は乗るバスに依るし、
当日までどのバスが来るか分からないってのも嫌な点。
トイレも基本的に付いていないと思っておいた方が無難です。
ちなみに、東京シャトルのバス乗り場にもトイレは無いので、
東京駅でトイレを使ってから向かった方が良いです。
成田空港発「東京シャトル」の事前予約が終了
行きも使えば、帰りも使いたいのがシャトルバス。
東京発では違ったバス停も、成田空港発ではバス停は同じ。
じゃあ、どっちを使うかな?って。
※第3ターミナルは、バス停が異なります
東京シャトルの乗り場
- 第一ターミナル:31番
- 第二ターミナル:2番、19番
- 第三ターミナル:1番
THEアクセス成田の乗り場
- 第一ターミナル:31番
- 第二ターミナル:2番、19番
- 第三ターミナル:2番
東京シャトルは、2019年3月28日より、
成田空港発便では事前予約不可能となり、割引も無くなりました。
成田空港発で実施していた事前予約・決済の割引乗車券は、お客様の増加により繁忙期を中心として
ご乗車までお時間をいただくことが多く、ご迷惑をおかけいたしておりました。
このため、3月27日運行分を以て、事前予約・決済割引については販売を終了させていただきます。→3/28~ 『東京シャトル(Tokyo Shuttle)』 ダイヤ改正および割引運賃の見直しについて|お知らせ|京成バス
正直、東京シャトルを使う理由も無くなったわけで・・・
チケット購入してなければ「THEアクセス成田」の列に並ばされます。
THEアクセス成田は乗車時に支払い、Suicaも使えますからね。
成田行きLCCバスまとめ
LCCバスは1,000円という格安料金で、
東京駅から成田空港までの所要時間も1時間ちょっと。
電車を利用するよりも、便利で安いので素晴らしいです。
格安さからLCCバスなんて言われてますが、
JALやANA等、LCC便以外でも使えるし、第1ターミナルや第2ターミナルでも降車可能。
LCCを利用する場合にも、直接第3ターミナルで降りられますので、
電車よりもアクセスが良いわけ。
LCCバスは2種類あるけど・・・使うなら「THEアクセス成田」かと。
THEアクセス成田のメリット・デメリット
- バス停が東京駅目の前
- チケットの事前購入不要
- ICカード利用可能
- トイレが付いている
- バスが綺麗
- 事前予約での割引が無い
- 東京シャトルに比べると便数が少ない
東京シャトルのメリット・デメリット
- 2日前まで予約で100円割引
- 深夜早朝便も多い
- 予約定員制(満席時乗車不可)
- 東京駅からバス停が遠い
- 古いバスが多い
「東京シャトル」の利点は、事前予約の割引が有るくらい。
その代わり事前予約の手間と、バス停までの移動の手間が有るので、
私なら「THEアクセス成田」を利用する。100円以上の差感じてます。
ウェブサイトも「THEアクセス成田」の方が断然分かりやすい。
この辺からサービスの違いにも差が出てるのかなと。
- THEアクセス成田→東京・銀座~成田空港 ラクラク安心1,000円高速バス
- 東京シャトル→京成高速バス 東京駅~成田空港900円
私自身、高速シャトルバスは、時間がかかるイメージでしたが、
成田はアクセスが悪い為、所要時間は電車も大差無いし、
なにより成田空港への電車料金は割高です。
成田エクスプレスだと、東京駅から安くして約2,500円。
→成田エクスプレスを格安料金で利用する。普通車とグリーン車の違い。
安いと言われる、スカイライナーでも京成上野から約2,500円。
東京駅からだと乗り換えも面倒だし、
別途、指定席購入の手間もありますから。
最近は、電車の人身事故も多いですし、
特に、成田エクスプレスは新小岩駅での人身事故も多いという話。
まぁ、いずれにせよ空港に向かう時は、余裕を持って行動しろってことですな。
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