私が海外へ行く度に、よく利用するのが成田エクスプレス(N’EX)。
神奈川、東京在住で、電車経由で成田空港に行くなら乗る可能性は高いハズ。
私も毎度、品川から利用させて頂いております。
NEXって、たまにしか利用しないから、
行き当たりばったりで利用している人も多いハズ。
ただでさえ高い特急料金。
事前に手配しておけば、格安料金で利用できるようになりますので、
その方法をまとめておきます。
成田エクスプレスの料金。普通車とグリーン車との料金の違い。
成田エクスプレスに乗車する場合、乗車区間の運賃「乗車券」料金だけでなく、
「指定席特急券」or「特急券・グリーン券」の料金も必要となります。

例えば、東京から成田空港駅まで乗車する場合、
乗車券1320円+指定席特急券1700円 → 合計3020円(片道)となります。
グリーン車にアップグレードする場合は、
乗車券1320円 + 特急券・グリーン券3240円 → 合計4560円(片道)となる。
ちなみに、上記の料金は通常期の料金。
普通車指定席は、閑散期は200円引き、繁忙期は200円増しとなります。
閑散期とか知らなかったけど、毎度料金が違うのは、
指定席特急券の料金が、シーズン毎に変わるせいだったのか。
成田エクスプレスは全席指定席。普通車とグリーン車の座席の違い。
私は、成田エクスプレスのチケットの違いが理解できてませんでした。
「グリーン車」っていう名称が、ややこしくしている気がする。
成田エクスプレスの車両は全席指定席。よって普通車両でも指定席なわけ。
普通車=「指定席特急券」を指し、グリーン車=「特急券・グリーン券」を指す。
その料金差は、東京→成田で差額1,540円(片道)も有る。
どんだけ座席が違うのって話?
成田エクスプレスの普通車レビュー。
私が毎度座っている、成田エクスプレスの普通車シート。

普通車両とは思えないほど、広くて快適。十分ゆったり。

足元も広くて、足も伸ばせます。
下手なエコノミークラスの飛行機より広いんじゃないかな。

テーブルは前シートに固定タイプ。可も無く不可も無く。

肘掛下に充電用コンセントが付いているのが、素晴らしいと思う。
普通に利用してたら、たぶん気付かないけど。
普通車とはいえ、基本的にギュウギュウに混むってのは見たことないかな。
横に人が座る事は、多々ありますけどね。

2016年3月下旬より、無料の公衆無線LANサービスも開始されたので、
インターネットも使えるようになりました。便利ですね。
※接続時にメールアドレスの登録が必要です。
成田エクスプレスのグリーン車レビュー。
たまには奮発してみるかって事で、
成田エクスプレスのグリーン車にも乗ったりしております。

私は品川から乗ったのですが、誰も乗っていない、貸し切り状態。

本革張りのシートって事で、シートは高級感が有ります。

普通車のシートも広かったですが、流石グリーン車、
足元は更に広く、足置きまで付いてました。

リクライニング具合も深くて良い。枕部分が上下に稼働するのは普通車と一緒。

手を付きがちなシート上部には、木目調の取っ手が付いている。

テーブル使っても余裕有る感じだけど、テーブル自体は普通車と一緒。

シート前後は余裕が有るのですが、シート横幅には余裕がないので、
隣に座られたら、狭く感じると思う。肘掛も間に一個しか無いし。

シートが革張りという事で高級感が有りましたが、
見た目以上に、座り心地は非常に良いです。
ただ、グリーン車のサービス自体は、普通車と変わらない。
電源コンセントは普通車にも有るし、無線LANだって普通車と共通・・・
普通席でも十分快適で、料金差額を約1,500円と考えると・・・
グリーン車のコスパは悪い・・・と感じました。
実際座ってるのも、小一時間程度だからね。
貧乏人の私には、普通車両でも全然良いかな。
グリーン車内には、成田空港まで私を含め2~3人しかいないという事も多い。
閑散期という事もあるのかな?私が乗る時は、ひたすらガラガラです。

人気も無いのか、人も少ないってのは利点ですね。
リラックスしたい人、仕事したい人、精神統一したい人にも向いてます。
成田エクスプレスを利用するなら「N’EX往復きっぷ」がお得。
成田エクスプレスに乗車するには、事前予約は必要有りませんが、
事前に往復チケットを購入しておくと、大幅な割引が効きます。
N’EX往復きっぷ(旧 N’EXクーポン)を利用すれば、
通常料金の2~3割引きで、乗車できてしまいます。
N’EX往復きっぷ(普通車)料金
- 東京(都区内)⇒成田空港・空港第2ビル:大人4,940円(小児2,470円)
- 横浜(市内)⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,170円(小児3,080円)
- 武蔵小杉⇒成田空港・空港第2ビル:大人5,140円(小児2,570円)
- 高尾⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,170円(小児3,080円)
- 大宮⇒成田空港・空港第2ビル:大人5,140円(小児2,570円)
- 大船~逗子⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,380円(小児3,190円)
- 横須賀⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,690円(小児3,340円)
同様に、グリーン車も割引価格で利用できます。
N’EX往復きっぷ(グリーン車)料金
- 東京(都区内)⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,480円
- 横浜(市内)⇒成田空港・空港第2ビル:大人7,710円
- 武蔵小杉⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,690円
- 高尾⇒成田空港・空港第2ビル:大人7,710円
- 大宮⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,690円
- 大船~逗子⇒成田空港・空港第2ビル:大人7,920円
- 横須賀⇒成田空港・空港第2ビル:大人8,230円
通常料金+ワンコインくらいの価格で、グリーン車にも乗れてしまいます。
今まで、通常料金で乗っていたのは何だったんだ?ってくらい安い。
事前に手配するだけで、格安に往復チケット購入できるのですが、
利用する際の注意点も有ります。
N’EX往復きっぷ利用の際の注意点
- 当日購入は不可能。1カ月前から前日までの発売。
- 指定席券売機より購入が必要。WEB経由での購入は不可能。
- 往復きっぷの有効期間は14日間。
「N’EX往復きっぷ」は、利用日の1カ月前から前日まで購入が可能で、
利用する当日には購入できません。
あくまで前日までに購入することにより、割引が効くシステムです。
有効期間は14日間なので、14日以内の旅行でのみ効果を発揮します。
また、「えきねっと」等、インターネット経由では購入できません。
JR東日本駅の指定席券売機でのみ購入する事が可能なので、
実際に、券売機まで赴いて購入しておく必要が有ります。

券売機で「おトクなきっぷ」ボタンをタップすると、

「N’EX往復きっぷ」が表示されます。

普通車、グリーン車ともに往復券が購入可能です。

N’EX往復きっぷの利用方法。座席指定は乗車直前でOK。
「N’EX往復きっぷ」は事前に購入しなければなりませんが、
成田エクスプレスの座席は、利用日当日に指定することが可能です。
ここを勘違いしている人が多いと思う。
どういうことかというと、
「N’EX往復きっぷ」を購入する時点で必要な情報は、利用開始日と乗車区間だけ。
購入時に、乗車する列車や座席まで指定する必要は有りません。
購入時に座席指定の予約も可能ですが、「今は予約しない」でOK。

購入後に発行される往復切符にも、
列車や座席の指定は無く、利用区間と有効期間のみ明記されています。

あとは、利用日に「みどりの窓口」で「N’EX往復きっぷ」を提示すれば、
現在時刻から最適な列車を選んでくれて、座席指定もしてくれます。
※指定券売機にて、自分で座席指定する事も可能です。
帰国時も同じ。乗車直前にみどりの窓口で、
復路(かえり)のチケットを提示すればOK。
14日間の有効期間があるので、多少の日程がズレ込んでも大丈夫。
購入時に帰路の座席まで指定するわけでは無いので、
安心して利用していきましょう。
購入日が1日違うだけで、1,000円以上も安くなりますから。
P.S.
東京方面から成田へ行くなら、格安なLCCバスも有ります。
料金は3分の1で、所要時間も大して変わりません。
→東京駅⇔成田空港を1,000円で移動するLCCバス。「東京シャトル(京成バス)」と「THEアクセス成田」の違い。
事前予約も不要なんで・・・電車よりもラクでお得です。
コメント
コメント一覧 (7件)
成田空港までは全て車で行っていましたが、このコメントを拝見して今後は
JRを利用します。費用、時間的に大変参考になりました。有難う御座います。
いえいえ、こちらこそありがとうございます!
成田エクスプレスがガラガラなのには、理由があります。
1.東京駅から1,000円程度で行くことができるリムジンバスがある
2.京成スカイライナーのほうが安くて早い
3.成田エクスプレスは「高い・時間がかかる・新小岩で長時間停車の可能性がある」
以上の3点から、乗らない人が多いです。
「新小岩で長時間停車の可能性」は、飛び込みによる人身事故が多いからです。
成田エクスプレスの人身事故が多いのは知りませんでした。
たしかに人身事故リスクを考えると、バスの渋滞リスクも変わらないですね。
貴重な情報ありがとうございます!
ホント、東京駅発の格安バスは安いですよね・・・
→東京駅⇔成田空港を1,000円で移動するLCCバス。「東京シャトル(京成バス)」と「THEアクセス成田」の違い。
成田エクスプレス乗る理由・・・快適さ・・・くらいでしょうか?
凄く参考になりました。カッコイイので1回乗ってみたかったんです。往復切符割引の買い方も分かりやすく参考になりました。ありがとうございます。
参考になったようで嬉しいです。。
ちょっとお高いですけど、たまの贅沢には良いですね。
実はE259以降のグリーン車のテーブルは手前に引き出せるんですよ。
だからなんだという話ですが、作業時はなかなか便利です。