成田エクスプレスを格安料金で利用する。普通車とグリーン車の違い。

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私が海外へ行く度に、よく利用するのが成田エクスプレス(N’EX)。
神奈川、東京在住で、電車経由で成田空港に行くなら乗る可能性は高いハズ。
私も毎度、品川から利用させて頂いております。

NEXって、たまにしか利用しないから、
行き当たりばったりで利用している人も多いハズ。
ただでさえ高い特急料金。
事前に手配しておけば、格安料金で利用できるようになりますので、
その方法をまとめておきます。

目次

成田エクスプレスの料金:普通車とグリーン車の料金の違い

成田エクスプレスに乗車する場合、乗車区間の運賃「乗車券」料金だけでなく、
「指定席特急券」or「特急券・グリーン券」の料金も必要となります。

ご利用方法|首都圏発着 在来線特急のご案内|JR東日本

例えば、東京から成田空港駅まで乗車する場合、
乗車券1,340円+指定席特急券1,730円 → 合計3,070円(片道)となります。

この時点で鬼のように高額な成田エクスプレスですが・・・
グリーン車にアップグレードする場合は、
乗車券1,340円 + 特急券・グリーン券4,000円 → 合計5,340円(片道)となる。

成田エクスプレスの特急料金は、A特急料金が適応ってわけで、
他の交通手段と比べて、非常に高額なのは間違いないです。
安く抑えるなら、乗り換えてでも京成スカイライナーを使った方が良いし、
最安なのは、東京駅の格安バスです。

東京駅⇔成田空港が片道1,000円、LCCバス「東京シャトル(京成バス)」と「THEアクセス成田」の違い

THEアクセス成田

ちなみに、上記の料金は通常期の料金。
普通車指定席は、閑散期は200円引き繁忙期は400円増しとなります。

※参考→きっぷあれこれ > 特急券:JR東日本

閑散期とか知らなかったけど、毎度料金が違うのは、
指定席特急券の料金が、シーズン毎に変わるせいだったのか。

成田エクスプレスは全席指定席:普通車とグリーン車の座席の違い

私は、成田エクスプレスのチケットの違いが理解できてませんでした。
「グリーン車」っていう名称が、ややこしくしている気がする。

成田エクスプレスの車両は全席指定席。よって普通車両でも指定席なわけ。
普通車=「指定席特急券」を指し、グリーン車=「特急券・グリーン券」を指す。
その料金差は、東京→成田で差額2,000円以上(片道)も有る。
どんだけ座席が違うのって話?

成田エクスプレスの普通車レビュー

私が毎度座っている、成田エクスプレスの普通車シート。

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普通車両とは思えないほど、広くて快適。十分ゆったり。

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足元も広くて、足も伸ばせます。
下手なエコノミークラスの飛行機より広いんじゃないかな。

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テーブルは前シートに固定タイプ。可も無く不可も無く。

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肘掛下に充電用コンセントが付いているのが、素晴らしいと思う。
普通に利用してたら、たぶん気付かないけど。

普通車とはいえ、基本的にギュウギュウに混むってのは見たことないかな。
横に人が座る事は、多々ありますけどね。

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2016年3月下旬より、無料の公衆無線LANサービスも開始されたので、
インターネットも使えるようになりました。便利ですね。
※接続時にメールアドレスの登録が必要です。

成田エクスプレスのグリーン車レビュー

たまには奮発してみるかって事で、
成田エクスプレスのグリーン車にも乗ったりしております。

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私は品川から乗ったのですが、誰も乗っていない、貸し切り状態。

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本革張りのシートって事で、シートは高級感が有ります。

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普通車のシートも広かったですが、流石グリーン車、
足元は更に広く、足置きまで付いてました。

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リクライニング具合も深くて良い。枕部分が上下に稼働するのは普通車と一緒。

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手を付きがちなシート上部には、木目調の取っ手が付いている。

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テーブル使っても余裕有る感じだけど、テーブル自体は普通車と一緒。

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シート前後は余裕が有るのですが、シート横幅には余裕がないので、
隣に座られたら、狭く感じると思う。肘掛も間に一個しか無いし。

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シートが革張りという事で高級感が有りましたが、
見た目以上に、座り心地は非常に良いです。

ただ、グリーン車のサービス自体は、普通車と変わらない。
電源コンセントは普通車にも有るし、無線LANだって普通車と共通・・・
普通席でも十分快適で、料金差額を約2,000円と考えると・・・
グリーン車のコスパは悪い・・・と感じました。

実際座ってるのも、小一時間程度だからね。
貧乏人の私には、普通車両でも全然良いかな。

グリーン車内には、成田空港まで私を含め2~3人しかいないという事も多い。
閑散期という事もあるのかな?私が乗る時は、ひたすらガラガラです。

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人気も無いのか、人も少ないってのは利点ですね。
リラックスしたい人、仕事したい人、精神統一したい人にも向いてます。

えきねっとチケットレス特急券は安くない

えきねっとから「チケットレス特急券」を発券すると安いみたいに表示されてますが、
実際のところ、通常料金から200円しか割引が効きません

安く使うなら、えきねっとからJRE POINTを使って、
チケットレス特急券を発券するのが安いです。

特急料金が割高な成田エキスプレスも、JRE POINT交換なら、
他の特急列車と同等のポイントで、チケットレス特急券に交換できてしまいます。

ただ、普段からJRE POINTを貯めてない人が、
成田エキスプレスの為にポイントを貯めて乗るべきかといえば微妙。
私なら他の交通手段で成田に行くかなと。
えきねっとシステム理解も面倒ですからね。

「N’EX往復きっぷ」は廃止

※NEX往復切符は廃止となりました。

成田エクスプレスに乗車するには、事前予約は必要有りませんが、
事前に往復チケットを購入しておくと、大幅な割引が効きました。
N’EX往復きっぷ(旧 N’EXクーポン)を利用すれば、
通常料金の2~3割引きで、乗車できる時代もあったのです。

N’EX往復きっぷ(普通車)料金

  • 東京(都区内)⇒成田空港・空港第2ビル:大人4,940円(小児2,470円)
  • 横浜(市内)⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,170円(小児3,080円)
  • 武蔵小杉⇒成田空港・空港第2ビル:大人5,140円(小児2,570円)
  • 高尾⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,170円(小児3,080円)
  • 大宮⇒成田空港・空港第2ビル:大人5,140円(小児2,570円)
  • 大船~逗子⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,380円(小児3,190円)
  • 横須賀⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,690円(小児3,340円)

おトクなきっぷ:JR東日本

同様に、グリーン車も割引価格で利用できます。

N’EX往復きっぷ(グリーン車)料金

  • 東京(都区内)⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,480円
  • 横浜(市内)⇒成田空港・空港第2ビル:大人7,710円
  • 武蔵小杉⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,690円
  • 高尾⇒成田空港・空港第2ビル:大人7,710円
  • 大宮⇒成田空港・空港第2ビル:大人6,690円
  • 大船~逗子⇒成田空港・空港第2ビル:大人7,920円
  • 横須賀⇒成田空港・空港第2ビル:大人8,230円

おトクなきっぷ:JR東日本

通常料金+ワンコインくらいの価格で、グリーン車にも乗れてしまいます。
今まで、通常料金で乗っていたのは何だったんだ?ってくらい安い。

事前に手配するだけで、格安に往復チケット購入できたのですが、
利用する際の注意点も有りました。

N’EX往復きっぷ利用の際の注意点

  • 当日購入は不可能。1カ月前から前日までの発売。
  • 指定席券売機より購入が必要。WEB経由での購入は不可能
  • 往復きっぷの有効期間は14日間

「N’EX往復きっぷ」は、利用日の1カ月前から前日まで購入が可能で、
利用する当日には購入できません。
あくまで前日までに購入することにより、割引が効くシステムです。
有効期間は14日間なので、14日以内の旅行でのみ効果を発揮します。

また、「えきねっと」等、インターネット経由では購入できません。
JR東日本駅の指定席券売機でのみ購入する事が可能なので、
実際に、券売機まで赴いて購入しておく必要が有りました。

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券売機で「おトクなきっぷ」ボタンをタップすると、

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「N’EX往復きっぷ」が表示されてました。

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普通車、グリーン車ともに往復券が購入可能でした。

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N’EX往復きっぷの利用方法:座席指定は乗車直前でOK

「N’EX往復きっぷ」は事前に購入しなければなりませんが、
成田エクスプレスの座席は、利用日当日に指定することが可能です。
ここを勘違いしている人が多いと思う。

どういうことかというと、
「N’EX往復きっぷ」を購入する時点で必要な情報は、利用開始日と乗車区間だけ。
購入時に、乗車する列車や座席まで指定する必要は有りません
購入時に座席指定の予約も可能ですが、「今は予約しない」でOK。

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購入後に発行される往復切符にも、
列車や座席の指定は無く、利用区間と有効期間のみ明記されています。

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あとは、利用日に「みどりの窓口」で「N’EX往復きっぷ」を提示すれば、
現在時刻から最適な列車を選んでくれて、座席指定もしてくれます。
※指定券売機にて、自分で座席指定する事も可能です。

帰国時も同じ。乗車直前にみどりの窓口で、
復路(かえり)のチケットを提示すればOK。
14日間の有効期間があるので、多少の日程がズレ込んでも大丈夫。

購入時に帰路の座席まで指定するわけでは無いので、
安心して利用していきましょう。
購入日が1日違うだけで、1,000円以上も安くなりますから。

成田エキスプレスまとめ

JRで成田に行くなら「成田エキスプレス」になってしまうのですが、
電車で行くなら、「京成スカイライナー」という方法も有る。
日暮里から2,570円。片道500円違えば、往復1,000円変わって来る。

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また、東京方面から成田へ行くなら、格安なLCCバスも有ります。
料金は3分の1で、所要時間も実はたいして変わりません。
事前予約も不要なんで・・・電車よりもラクで圧倒的にお得です。

東京駅⇔成田空港を1,000円で移動するLCCバス。「東京シャトル(京成バス)」と「THEアクセス成田」の違い。

だからこそ、成田エキスプレスが不人気であり、
空いているっていう利点があるのですけどね。

まぁ、せっかくの海外旅行、1度は乗ってみても良いかもしれません。
これもまた一つの観光アトラクションなのでした。

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この記事を書いた人

2008年度カナダワーキングホリデーの人。
ワーホリしたのに英語喋れません。
JGC、SFC修行済み。
海外に行きたいけども、今は日本に居ます。
最近は子連れ旅行が増加中。
プロフィール

コメント

コメント一覧 (7件)

  • 成田空港までは全て車で行っていましたが、このコメントを拝見して今後は
    JRを利用します。費用、時間的に大変参考になりました。有難う御座います。

  • 成田エクスプレスがガラガラなのには、理由があります。
    1.東京駅から1,000円程度で行くことができるリムジンバスがある
    2.京成スカイライナーのほうが安くて早い
    3.成田エクスプレスは「高い・時間がかかる・新小岩で長時間停車の可能性がある」

    以上の3点から、乗らない人が多いです。
    「新小岩で長時間停車の可能性」は、飛び込みによる人身事故が多いからです。

  • 凄く参考になりました。カッコイイので1回乗ってみたかったんです。往復切符割引の買い方も分かりやすく参考になりました。ありがとうございます。

  • 参考になったようで嬉しいです。。
    ちょっとお高いですけど、たまの贅沢には良いですね。

  • 実はE259以降のグリーン車のテーブルは手前に引き出せるんですよ。
    だからなんだという話ですが、作業時はなかなか便利です。

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