カナダ、アメリカと行く頻度が増えてまいりましたので、
その時の決済情報を元に、為替レートを比較したいと思います。
海外でお金を使うにあたり、一番お得な方法は何なのか?
海外キャッシングなのか?クレジットカード決済なのか?宅配両替サービスなのか?
はたまたマネパカードの外貨両替なのか?
実際の請求額を元に、手数料を導き出し、差額を調べて比較します。
宅配両替の為替レートと配送料。
海外通貨を日本で用意するなら、外貨宅配サービスが安い。
なかでも、外貨両替ドルユーロが安かったです。
→外貨宅配の両替レートを徹底比較!カナダドルで比較してみた。
カナダドルを、2016年1月14日に両替したので、
基準となるCAD / JPYのレートは81.97円
CAD / JPYの為替レート推移 ※24時間の平均値
- 2016年1月14日:81.97
※参照元→過去の為替レート | OANDA
外貨両替ドルユーロでの購入レートは85.41円(+3.44円)
500ドル換金して配送料400円とられたので、合計43105円
一応、1ドルあたりの換金レートを算出してみる。
43105 ÷ 500 ≒ 86.21円
1月14日の為替レート81.97円 → +4.21円
為替レートは時間毎に変動するし、両替各社の算出時刻も異なるので、
正確な数値は算出できませんが、
宅配両替では、約3円~4円プラスといった感じでしょうか。
実際のところ、カナダにはレートの良い両替商が多くあるので、
日本円をそのまま持っていった方が、良いレートで両替できる。
現地の両替商でも、+3円~4円の手数料で交換してくれます。
→ワーホリでお金を持って行く方法。カナダドルの両替方法と為替手数料。
配送料が必要無い分、結果的に割安にもなるからね。
海外クレジットカード決済の為替レート。
国際ブランドVISAとMasterCardとJCBとAmerican Expressと、
カナダ、アメリカと利用して、何度も利用して比較してきましたが・・・
やはり現金両替や、宅配両替に比べると、断然格安で利用できます。
決済日の市場レートと比較しても、為替レート+1.5~2.5円といったイメージ。
中でも、MastercardとJCBは、特にレートが良かったです
為替レートが良いだけでなく、そのほかに手数料も発生しないし、
ポイント還元もされるので、なんだかんだで一番お得な決済方法。
宅配両替だと、配送料が取られるし、
海外キャッシングは、返済日までの利息や、ATM利用料が発生しますから。
現金を持たなくて良いという面でも、クレジットカード決済がオススメです。
海外キャッシングの為替レートとキャッシング金利。
クレジットカードでは、カードでそのまま決済する以外に、
現金調達の手段としても活用できます。
現金が必要な場合は、海外キャッシングで両替するのも一つの方法です。
海外キャッシングの換算レートは、為替手数料が発生しないので、
クレジットカード決済よりも為替レートは良くなりますが、
海外キャッシングは、現地ATMにより為替レートが悪くなる場合も有るという事。
「Continue With Conbersion」という文字が出たら注意です。
→海外ATMで海外キャッシングの利用方法。国による操作方法の違い。
現地銀行レートが適応されると、市場レート+5~6円。
キャッシング利息やATM利用料まで発生するのを考えると、全然お得じゃないから。
また、海外キャッシングは、為替手数料が発生しない(為替レートが良い)代わりに、
キャッシング金利と海外ATM利用料が発生するわけ。
ややこしいですが、全ての手数料を含めた返済金額は、
クレジットカード決済よりも高くなってしまうというオチ。
→海外キャッシングの為替レートと手数料を比較。発生した全ての費用まとめ。
海外キャッシングは、返済日が遅くなればなるほど、金利も増えてきます。
キャッシング金利は、基本的に年率18%なので、
年利18% ÷ 12ヶ月 = 月利1.5%
更に月利を日割りすると・・・
月利1.5% ÷ 約30日 = 日利0.05%
例えば、10万円キャッシングした場合は、1日50円も金利を払う事になります。
銀行の両替手数料や、為替手数料を考えたら断然安いと思いますが、
早く返済するに越した事は無い。
海外キャッシングを使うなら、繰上げ返済もした方が良い。
→海外キャッシングで繰り上げ返済。返済方法による利息と手数料の違い。
遅くとも翌月一括返済。間違ってもリボで返済し続けないように。
また、利用毎にATM利用料が発生するので、
少額利用の場合は、ATM利用料の占める割合も大きくなります。
海外キャッシングにおける海外ATM手数料
- ご利用金額1万円以下:110円 / 件
- ご利用金額1万円超:220円 / 件
ただし、例外として海外ATM利用料が発生しないクレジットカードも有るから、
実際、使うとなると限られたカードになるわけですね。
→海外キャッシングにおすすめクレジットカード。海外キャッシングで得するカードの選び方。
例えば、セディナカードでは、繰上げ返済もWEB経由で完結するので、
ほとんど手数料が発生せず、キャッシングできる。
セディナはWEB反映も早いから、金利も抑えられるってわけ。
海外キャッシングは、色々と注意点があるので、
どちらかというと玄人向けのサービス。
→海外キャッシングの利用方法。お得に両替する為に注意すべき事。
キャッシング返済の手間や、金利、海外ATM利用料を考えると、
クレジットカードで直接決済した方がラクだし、得しますから。
マネパカードで両替→現地通貨引き出し。
海外通貨への両替で頻繁に目にするマネパカード。
試しに、アメリカドルに換金してみましたが・・・
FXレート+0.8円の両替手数料は、悪いレートでは有りませんが、
海外キャッシング比べると、微妙に劣るレート。
現地引き出しの際には、ATM手数料2ドルだけでなく、
お取引手数料(現地のATM利用料)が発生するので、
利用するATMによっては、海外キャッシングより高くつく。
現地のATM利用料は2ドル~5ドル前後。まぁまぁ高い。
海外キャッシングとは違い、金利や返済手数料が発生しないので、
利用方法によっては、海外キャッシングに比べて割安となる事も。
マネパカードは、事前入金&オンライン両替の手間はあるけど、
返済する手間&日々増える金利への恐怖が無い。
海外キャッシングと違って、事前に換金レートも把握できるのは利点かも。
→マネパカードの使い方と注意点。現地で利用するまでの流れと、余った残高の活用方法。
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドルの5通貨対応なので、
カナダドルへの両替にマネパカードが使えないのが、難点ですけど。
マネーパートナーズの外貨両替(空港外貨受取サービス)
マネーパートナーズといえば、マネパカードが有名ですが、
FX口座で両替して、空港で受け取ることも可能です。
→マネーパートナーズで外貨両替。空港外貨受取サービスの利用方法。
FXレート+0.2円の両替手数料なので、
マネパカードで両替するよりも、レートが良く、
海外キャッシング並に良い為替レート。
発生する手数料は、外貨受取依頼事務手数料500円のみ。
500円の手数料と聞くと、高く感じますが、
マネパカードで現地通貨引き出しをする場合も、
マネパのATM利用料2ドル、現地ATM利用料も2ドル以上と、
なんだかんだで4ドル以上の手数料、
最低でも500円くらいの手数料は発生してしまいます。
海外キャッシングの場合も、海外ATM利用料、
返済日までの金利が発生しますからね。
ただ、マネーパートナーズの外貨両替は、
少々分かりづらく、事前に申し込みが必要という事が難点かな。
決済方法の違いによる為替レート比較まとめ。
海外キャッシングのレートは予想以上に良かったですが、
利用する際には、様々な手数料も考慮しなければいけないという事。
得するのは、あくまで繰上げ返済をした場合です。
→海外キャッシングで繰り上げ返済。返済方法による利息と手数料の違い。
繰上げ返済をしない場合は、支払いまでの1ヶ月~2ヶ月分の金利も上乗せされますので、
クレジットカードでそのまま決済した方が、断然お得で手間も少ないです。
クレジットカード決済なら、海外ATM手数料も発生しないだけでなく、
利用額に応じて、ポイント還元もされますので、
なんだかんだで、結局一番お得な決済方法。
利用する為の様々な手間も無いし。
ショッピング保険や海外旅行保険が付帯するカードも多く有りますからね。
無料のクレジットカードでも高還元カードは増えており、
1.00%還元も当たり前になっているので、
無理して海外キャッシングするよりは、クレジットカードで決済するのが得策。
特にカナダやアメリカは日本より、カード社会。
チップもクレジットカードで当たり前に払えます。
→カナダのチップ相場(目安)とバンクーバーの消費税について。
→ハワイでのチップ相場と渡し方。クレジットカードでの支払方法。
海外キャッシングの場合は、
ポイント還元も対象外となるだけでなく、大金利用にも向いてない。
少額利用なほどATM手数料の割合も高くなるし、
ATMの利用制限(1日の限度額制限等)とかも有るからね。
日本でも宅配両替サービスを使えば、少しはお得に両替できますが、
クレジットカード決済や、海外キャッシングに比べると断然レートは劣ります。
→外貨宅配の両替レートを徹底比較!カナダドルで比較してみた。
海外に現金を持ち込みたいなら、なるべく持ち込まない。
必要に応じて、海外キャッシングした方がお得です。
→ワーホリでお金を持って行く方法。カナダドルの両替方法と為替手数料。
海外生活にクレジットカードは必需品。
現金が必要な場面って、非常に限られてきますから。
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