カナダへワーキングホリデーするにあたり、一番悩んだのが、
お金の持って行き方、現金を持ち込み方法。
留学エージェントに言われるまま、トラベラーズチェックで持って行って、
けっこー損したぁ~って後悔したので。
外貨両替するには手数料が取られます。
どこで両替するかで、取られる手数料は全然違います。
せっかく貯めたお金。なるべく損なく持ち込みましょう。
カナダメインでの話となりますが、
基本的に、どこの国でも同じ。グローバルな時代です。
日本の銀行(金融機関)の両替手数料は非常に高い。
日本の金融機関でもカナダドルに両替できますが、
これは損でしかないです。
例えば、本日の両替レート。※2015年4月8日現在。
- カナダドル円相場→約95.9円
- 東京三菱銀行両替レート→約104.8円
カナダドルってメジャーじゃない分、両替レートも悪気味です。
現地空港でも、日本円をカナダドルへ換金できるので、
敢えて日本で両替していく必要も無い。
バンクーバーはレートの良い両替商もいっぱいありますから。
日本で両替するなら、銀行よりも外貨宅配サービスが断然オススメ。
外貨宅配サービスで、カナダドルが超安く両替できるようになってます!
→外貨宅配の両替レートを徹底比較!カナダドルで比較してみた。
現地両替商よりは微妙に高くなりますが、これなら許容範囲だと思う。
カナダで行動する為にも、少しは両替しとかないといけませんから。
特に手数料が安いのが、「外貨宅配ドルユーロ」です。
クーポンコード「nmd567」入力で、更に100円割引となります!
トラベラーチェックも両替手数料は高い。※日本での取扱終了
※2014年3月31日、日本でのトラベラーズチェック販売は終了となりました。
私はトラベラーズチェックにて、カナダドル約5000ドル(55万円分)を持ってきました。
トラベラーズチェック(T/C)=両行小切手です。
トラベラーズチェックの良いところは、
券面の番号を控えておけば、紛失や盗難に遭っても再発行が可能な事。
お店とかでも、トラベラーズチェックのまま使えるという事らしかったが、
使う事は無かったし、使えそうな気がしなかったです。
カナダの銀行口座開いて → そのままトラベラーズチェック全額を入金。って感じ。
カナダドルに両替するよりも、為替レートも良いって聞いていたけど、
日本の金融機関にて発行なんで、やっぱり手数料は高かったです。
利用の際に手数料を取られる場合もある。
大金を持ちこむんで不安だったけど、安全な分お得では無いよね。
日本円のまま持ち込む。海外にはレートの良い両替商がある。
バンクーバーは移民の町。あっちこっちに両替商があります。
日本円の需要も高い為、日本に比べると交換レートは非常に良いです。
先ほど、日本の金融機関の両替レートと比較すると・・・
再び本日の両替レート。※2015年4月8日現在。
- カナダドル円相場→約95.9円
- 東京三菱銀行両替レート→約104.8円
- 現地両替商レート→約97.2円(VBCE)
1ドルに付き、約8円も違うじゃねぇか!?
10万円両替したら、8000円くらい損します。
100万円両替したら、8万円・・・そのくらい違います。
バンクーバーで有名な両替商といえば、
VBCEといえば、日本語の話せるスティーブさん。まだいるのかな?
注意点として、大金持っていくと通関で捕まる可能性あり。
1万ドル以上の持込は、入国時に申告が必要です。
海外で現地口座を開いて、日本から海外送金する。
海外送金も簡単になった時代。
現地に到着して口座を開いてから、日本の口座から送金するって方法もあります。
ネットバンキング対応の銀行なら、オンラインで海外送金手続きが可能です。
ただ、国際的に資金移動は問題となっているので、
海外で銀行口座を所持するのは難易度が高くなってます。
日本に居ながら海外口座を開く・・・まず不可能です。
現地に行って口座開設する場合も、マイナンバーが必要だったりする。
そもそも、銀行からしたら、外国人に銀行口座を作ってもらったところで、
面倒でしか無いって話。ワーホリで海外口座を放置して、帰国する人も多いハズ。
海外送金で大きな金額を送金するのも難しくなってるし、
時間もかかるし為替レートも悪い。
私は、ゆうちょ銀行でやった事有りますが、結構面倒で手数料も高かったです。
それでも海外送金を使うなら、楽天銀行。
しかも大手金融機関よりも、海外送金手数料が安い。
海外送金手数料の比較
- 三菱東京UFJ銀行:3500円
- 三井住友銀行:4000円
- みずほ銀行:5500円
- りそな銀行:6000円
- 新生銀行:4000円
- ゆうちょ銀行:2500円
- 楽天銀行:750円
実は、海外送金手数料以外に海外銀行への仲介手数料も取られるのですが、
楽天銀行の場合、海外中継銀行手数料も一律1000円と割安です。
※海外中継銀行によっては、1000円以上になる場合も有ります。
手続き間違った場合も、大変だから、基本的には辞めた方が良いです。
国際キャッシュカードで海外ATMから引き出す。
日本の銀行口座で発行されるキャッシュカードが、海外のATMで使える。
国際キャッシュカード(インターナショナルキャッシュカード)です。
バンクーバーにも、国際キャッシュカードが使えるATMは多いです。
国際キャッシュカードには、PlusかCirrusマークが記載されており、
現地に対応ATMも多いです。
※カードにマークが記載されていても、金融機関で手続きが必要な場合もあります。
出発前に必ず確認しましょう。
Cirrus(シーラス) – Master系のATMネットワーク
PLUS(プラス) – VISA系のATMネットワーク
国際キャッシュカード対応金融機関
- 新生銀行:PowerFlex インターナショナルキャッシュサービス
- シティバンク銀行:バンキングカード
- ジャパンネット銀行:JNB Visaデビット
- 楽天銀行(旧イーバンク銀行):楽天銀行デビットカード
- 三井住友銀行:国際キャッシュカードサービス
- 三菱東京UFJ銀行:インターナショナルカード
- みずほ銀行:みずほインターナショナルキャッシュカード
- スルガ銀行:ワールド・キャビット
私がワーホリしたときは、シティバンクと新生銀行くらいのもんでしたが、
VISAデビットカードの普及に伴い、国際キャッシュカードも普及しています。
ただ、お手軽な分、その為替レートは悪く、
引き出しの際に手数料が取られる場合も多い。
国際キャッシュカードの換算レート
- 新生銀行:為替レート+4%
- シティバンク銀行:為替レート+3%(ATM手数料220円)
- ジャパンネット銀行:為替レート+3.024%
- 楽天銀行(旧イーバンク銀行):為替レート+3.024%
- 三井住友銀行:為替レート+3%(ATM手数料110円)
- 三菱東京UFJ銀行:為替レート+3%(ATM手数料110円)
- みずほ銀行:為替レート+3.4%
- スルガ銀行:為替レート+3%(ATM手数料220円)
短期滞在の旅行には向いているかもしれないが、
長期滞在の留学やワーホリには、不向きだと思う。
非常時用に持っていっても良いとは思うけど。
VISAデビットカード、JCBデビットカード。
キャッシュカードは、デビットカード機能も備えているカードばかり。
ネットバンク系キャッシュカードも、ほぼデビットカード対応です。
VISAデビットカードやJCBデビットカードなら、
世界中のVISA加盟店、JCB加盟店でクレジットカードとして使えます。
即日引き落としとなるので安心。日本でも普及してますからね。
VISAデビットカード対応金融機関
- ジャパンネット銀行:JNB Visaデビット
- 楽天銀行(旧イーバンク銀行):楽天銀行デビットカード(JCB or VISA)
- 三井住友銀行:国際キャッシュカードサービス
- 三菱東京UFJ銀行:三菱東京UFJ-VISAデビットカード
- みずほ銀行:みずほインターナショナルキャッシュカード
- スルガ銀行:ワールド・キャビット
VISAデビットの海外利用の注意点としては、
やはり海外利用の都合、通常クレカよりも為替レートは悪くなります。
クレジットカード決済の場合は、
為替レート約1.6%前後に対し、デビットカードは約3%前後です。
海外ATM手数料だけでなく、現地ATM手数料も発生しがち。
両替手数料 | 海外ATM手数料 | ブランド | |
---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 2.50% | 無料 ※現地ATM手数料発生する場合有り |
VISA |
GMOあおぞらネット銀行 | 3.02% | 現地ATM手数料 | VISA |
楽天銀行 | 3.02% | 無料 ※現地ATM手数料発生する場合有り |
VISA JCB |
ジャパンネット銀行 | 3.02% | 無料 ※現地ATM手数料発生する場合有り |
VISA |
ソニー銀行 | 1.76% | 220円/回 + 現地ATM手数料 |
VISA |
セブン銀行 | 3.00% | 110円/回 ※現地ATM手数料発生する場合有り |
JCB |
イオン銀行 | 1.60% | 220円/回 | VISA JCB |
三菱東京UFJ銀行 | 3.00% | 110円/回 ※現地ATM手数料発生する場合有り |
VISA JCB |
また、即日引き落としがメリットですが、
為替レート関係上、最初に多めに引き落とされ微調整額が後日返金になったりする。
結局のところ、デビットカードは、クレジットカードと同じように使えるけど、
クレジットカードに比べると、デメリットの方が圧倒的に多いので、
クレジットカードが使える人なら、クレジットカードを使った方が良いです。
特に、海外で利用する場合は、トラブルも多く、
デビットカードには、不正利用の補償額にも制限が有るから。
※参考→デビットカードのメリット・デメリット。クレジットカードとの違い。 | ビジネス幼稚園
一番お得なクレジットカード。両替するなら海外キャッシング。
為替レートで考えるなら、一番得するのがクレジットカード。
どんなに安く両替したって、それなりの両替手数料が取られますが、
海外キャッシングなら両替手数料は取られず、
キャッシングの金利とATM手数料だけで済みます。
ただ、海外キャッシングには、様々な注意点があり、
必ずしも得するとは言えないので、利用するならデメリットは把握しておいた方が良い。
→海外キャッシングの利用方法。お得に両替する為に注意すべき事。
為替レート以外にも、海外ATM手数料や返済までの金利も発生しますので。
→海外キャッシングの為替レートと手数料を比較。発生した全ての費用まとめ。
特に、海外ATMの操作方法には注意。
操作一つ間違えれば、高額な現地銀行レートも適応されてしまいますから。
→海外ATMで海外キャッシングの利用方法。国による操作方法の違い。
海外キャッシングするなら、繰り上げ返済もした方が良い。
繰上げ返済が手数料を抑える秘訣です。
→海外キャッシングで繰り上げ返済。返済方法による利息と手数料の違い。
まぁ、なんだかんだで、クレジットカードでそのまま決済が一番お得。
クレジットカード決済も、為替手数料は取られておりますが、
明細を見る限り、明らかに為替レートは良い。
海外キャッシングのように金利も発生しないし、
ポイント還元率が高いカードも多いから、ポイント分も得します。
日本以上にキャッシュレス文化も根付いている国が多いので、
お店でVISA、Masterなら、ほぼ間違いなく使えます。
日本では少額決済でクレカ・・・?ってなりますけど、むしろ当たり前です。
というよりも、大金持って歩いている方がビビられますし危険です。
皆、20ドルくらいしか持って無いイメージ。
現地のデビットカード(インタラクティブカード)も普及しているからね。
銀行口座開けば、銀行のキャッシュカード(Interrac)でそのまま決済できます。
飲食店の場合、チップの額も電子入力したりできます。
年会費無料のクレジットカードも多いですし、
無料なのにポイント貯まったり、海外保険も付帯していたりする。
→海外旅行保険が自動付帯!オススメのクレジットカードまとめ。
不正利用被害を恐れる方が多いですが、
身に覚えのない利用は支払う必要もありませんし、盗難された場合も補償が有るので安心。
クレジットカード情報を悪用される・・・なんて恐れている方もいらっしゃいましたが、
身に覚えのない請求は払う必要ないんですから。
※参考→クレジットカードで繰り返し不正利用被害に遭う。カード会社の補償と対応の違い。 | ビジネス幼稚園
海外専用プリペイドカード(キャッシュパスポート、マネパカード)
トラベラーズチェック無き今。
海外滞在に使えるのがキャッシュパスポート。
対応通貨も「米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル」と、
カナダドルにも対応しているし、ワーホリ主要国でも使えます。
国際キャッシュカードとしても利用でき、クレジットカードとしても利用できる。
特筆すべき点は、年齢制限が無く、銀行口座の開設も不要という事。
審査も無く、発行手数料も無料なので、急ぎに必要な場合でも即手に入る。
プリペイドなのに、Tポイントも貯まったりする。
VISAデビットの様に銀行口座に紐づけられることも無いので安心。
VISAデビットの良い点だけを抽出したようなサービスですが、デメリットもあります。
キャッシュパスポートのデメリット
- 一年間使わないと維持費が発生する。カード維持費は月150円。
- カード発行は無料ですが、解約時に解約手数料500円が必要。
- 為替レート約4%と手数料が高い。VISAデビットより手数料が高い。
やはり安心な分、為替レートが悪いって感じ。
解約時に手数料が発生するのも、いやらしいポイントです。
日本国内のATMや、インターネットバンキングから入金が可能なので、
保護者の方が滞在する方に持たせる分には、良いと思います。
海外プリペイドカードの代表的なサービスで「マネパカード」がありますが、
こちらは「米ドル・ユーロ・ポンド・オーストラリアドル・香港ドル」と、
カナダドルは対応していません。
逆を言えば、上記5通貨の場合、マネパカードの方が手数料はダンゼン安いです。
→マネパカードの使い方と注意点。現地で利用するまでの流れと、余った残高の活用方法。
お得に現金を持ち込みたいなら、なるべく持ち込まないという事。
カナダドルに両替すると、どう頑張っても手数料は発生します。
日本にお金を残して、そのまま使うという方法。
それが可能とするのが、クレジットカードです。
ネットバンクがあれば、海外からでも資金管理が可能ですからね。
時代はグローバル。クレジットカードさえあれば決済に困らない時代。
むしろ異国人の貴方は、クレジットカードが無いと信用されないから。
現金で持っていきたいのであれば、日本円で持っていく。
多国籍国家のカナダなら尚更。日本円の需要も高い。
それでも不安なら、最低限、使うかもしれない可能性を考えて、
1~2万円くらいを、外貨宅配サービスでカナダドルに両替しとく。
→外貨宅配の両替レートを徹底比較!カナダドルで比較してみた。
実際、私がワーホリで持って行った金額は60万円位でしたが、
ワーキングホリデーなら、現地で現金も稼げますからね。
→1年間のワーキングホリデーで使った費用とカナダで稼いだ金額。
ホント日本の口座に入れておけば良かったと後悔。
わざわざ現金を使わなくても生活できますし、クレジットカードを使った方がお得です。
→海外留学・ワーキングホリデーにオススメのクレジットカード。
クレジットカードを使って、
必要な時だけ換金できるようにしておく。
それが一番賢い方法です。
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