ハワイのトレッキングの中でも、特にハードなのがココヘッド・トレイル。
ココ・ヘッド・ディストリクト・パーク(Koko Head District Park)内に有る、
ココ・クレーター・レイルウェイ・トレイル(Koko Crater Railway Trail)。
急な一本道をひたすら上るっていう・・・とにかくきつかったです。
トレッキングコースというよりも、トレーニングコース。
マジで修行だったんで、甘くみない方が良い。
というわけで、トレイルまでの行き方、その過酷さについて。まとめておきます。
ココヘッド登頂までの過程
ココヘッドトレイルの登り口が分かりづらく、私は迷いました。
ココヘッドトレイル駐車場(Koko Crater Trailhead Parking)から、
ココヘッドトレイル入口まで距離が有る。
駐車場の脇から、トレイルに抜ける道(Koko Head Park Rd)が有ります。
小道の入り口には、トレイルの注意点らしき看板。横には野球グラウンド。
グラウンドの脇を歩いて行くと、ココ・ヘッド・パーク・ロードにぶち当たる。
そのまま、ココヘッドのデカい山めがけて歩いて行きます。
良く分かんない看板だか、石碑だかを通過。
電線に引っかかってる靴を見つけたら、ここがココヘッドの麓。
線路が登場。ひたすら頂上へ続く一本道。
近そうと感じた頂上は、進めど進めど景色は変わらず。
後ろを振り返り、登った距離を確認する。
少し登ると、すでに素晴らしい景色。この時点で3分の1くらいか。
近くには射撃訓練場(ココヘッド・ガン・クラブ)が有るので、銃声が聞こえまくり。
そろそろしんどくなってきたところで、
途中、線路が浮いている場所が有ります。
ココヘッドトレイルの難所と言われる、恐怖のエリアです。
間隔の広い枕木を、軽くジャンプしながら登る。足を踏み外したらアウト。
下を見たら駄目だね。疲れてる足に、滑る枕木、めっさ怖い。
途中は、木もボロボロだったので、両手を付きながら登る。
※線路を渡らない、迂回路も有ります。
そして恐怖地帯を抜けると、一気に急斜面。
一段登るのもキツイ。角度45度くらいあるんじゃなかろうか。
後ろを振り返れば怖いくらいの傾斜。手を付きながら、登り続ける。
山頂付近。あと少しが非常に遠い。
無事トレイルを登りきると、建物に落書き。
物資を運ぶ為に造られたレイルウェイ。滑車も有りました。
レイルウェイ終点からの眺め。入口が豆粒。
建物に登ってみる。
建物上からの絶景。素晴らしい景色です。
線路終点より更に上に行ってみると、別の建物が有りました。
第二次世界大戦時には、通信基地だったらしい。
ボロボロの屋根からの景色。
遮る物無く、360度パノラマビュー。
海に山に街と、ハワイらしい素晴らしい景観。
見る向きで景色も全然違う。
頂上の反対側に行ってみる。
崖っぷちに海と、これまた素晴らしい。
頂上まで登りきった人々は、風になびかれ休憩中。
風が強く吹いて、汗が引いて、最高に気持ち良い。
※上半身裸の人は、私では有りません。
360度の絶景を楽しんだら、後は下るという苦行が待っています。
下る頃には足がガクガクで、更にキツイという。
下に降りるまでが、ココヘッドの修行。
ココヘッドトレイルの所要時間とキツい理由
ココヘッドトレイルは、キツイコース。
標高368m、1048段という言葉だけでは語れないキツさが有りました。
ココヘッド登頂がキツい理由
- 日陰が無い。晴れると激暑い。
- 道が変化の無い一本道。進んでる気がしない。
- 枕木の間隔が広い。登り下りの繰り返し。
- 木がボロボロ。乾いた土も非常に滑る。
- 斜面が急過ぎる。枕木もブ厚すぎる。
一番きつかったのが、この乾いた土。
砂みたいなで滑る滑る。急こう配なのに、踏ん張りも効かない。
枕木の間隔も広く、段差も凄いので、階段を上るようには歩けません。
一段一段ジャンプするか、登り下りするという感じ。いずれにせよキツイ。
枕木もボロボロだし、等間隔に無いから、ちょっとした崖の繰り返し。
休もうにも、休むための日陰は無し。
乾いた地面に座るしかない。ジリジリと焼ける肌。
帰りの下りがホントキツイ。傾斜も凄いので、ただ下るのが怖い。
踏ん張りも効かないので、滑って落ちそうになる。
枕木が浮いている恐怖エリア、下りこそ怖いです。
間隔が広い為、軽くジャンプをするから、着地の際に滑るし、
木もボロボロでグラつくし、足もガクガクで踏ん張りも効かなくなってる。
一歩一歩必死。正に必死でした。
私は日頃から運動しているので、体力には自信が有ったつもりでしたが・・・
相当ハードな道のりで、休憩しまくりでした。
駐車場から山頂まで約45分。下るのに約30分。
山頂で休憩15分したので、合計約1時間半かかりました。
往復2時間くらいは想定しておいた方が無難です。
服装と履物と持ち物について
ココヘッドトレイルは、厳しい道のりなので汚れます。
汚れても良い恰好と、滑りにくい靴。
サンダルで登頂は、くれぐれも辞めましょう。
マノアの滝でも泥には注意だったけど・・・
ココヘッドの方が激しく汚れました。
汗で土もつきまくるし、足もスニーカーも砂だらけ。
靴の中も砂だらけ。登頂後に靴をぶん投げる気持ちも分かりました。
上半身も汗でビチョビチョ。
もの凄い汗かきますので、タオルとペットボトルは必須。
水は1リットル消化しました。
日よけも無いので、日焼け止めや帽子も有った方が良いかと。
後半はホント急斜面なので、両手も使えないと困ります。
バッグを持つならバックパック。
汗と砂で汚れるから、できれば着替えも欲しいところだけど、
荷物が重くなれば、登るのがキツくなるという。
ココヘッドトレイルへの行き方(アクセス)
ココヘッドトレイルは、ワイキキからも近く、日帰りで楽しめます。
車で20分~30分程度の距離となります。
自力で行くなら、レンタカー、Uber、TheBusですね。
レンタカー(車)
レンタカーで行く場合、トレイル近くの駐車場に車を泊める事が可能です。
駐車料金も無料となってます。
グーグルマップなら、Koko Head District Parkで検索すれば、
駐車場までのルートが出てきます。以下は、ワイキキ中心地DFSからのルート。
昼過ぎに行きましたが、駐車場は空いてました。
駐車場にはトイレも有るので、登頂前にトイレを行くのを忘れずに。
一旦登ってしまうと、下山するまではトイレは有りませんから。
駐車場からトレイル入口までは、Koko Head Park Rdを歩いて行きますが、
野球グランドの脇の小道を通って行くと早いです。
UBER(タクシー)
ハワイで格安タクシーといえば、UBER。
私は、UBERでココヘッドトレイルへ向かいましたが、
DFS周辺でピックアップしてもらい、往路24.8ドル。
帰りは、道路が若干混んでおり、帰路27.19ドル。
24.8ドル+27.19ドルの合計51.99ドルでした。
ワイキキから少し離れるので、UBERが見つかるか不安でしたが、
全く問題無く、スムーズに配車手配できました。
一般的なタクシーだと、片道40~50ドル+チップ料金を取られるので、
手間無く、格安に行くならUBERはオススメ。
Lyftと併用することで更に安くもできます。
→ハワイのタクシーはUberとLyftを使うべき理由。料金、チップ、空港送迎、スーツケース、子連れ利用の注意点。
バス(TheBus)
どこまで行っても片道3ドルのザバス。
→ハワイの公共バス「TheBus(ザ・バス)」の活用方法と注意点
ワイキキからココヘッドトレイルまでは、
22番のバス(HANAUMA BAY-SEA LIFE PARK)一本で行けます。
ワイキキ中心地からなら、Kalakaua Ave+Opp Seaside Aveのバス停より乗車で約35分。
ココヘッドトレイルの最寄りのバス停Kalanianaole Hwy + Hanauma Bay Rdにて下車。
バス停からトレイル入口までは、徒歩で約9分です。
片道3ドルなので、往復6ドルと激安ですが、
22番のバスは混み合い、本数も少ないので、スケジュール通りに行かない事も。
バスも遅れがちなので、時間には余裕を持って。
ココヘッド・トレイルまとめ
ワイキキ周辺のトレッキングコースでは、一番キツイんじゃないかっていう道のり。
ただ登った後の景色は、苦しかった分、より一層綺麗に見えました。
困難な道のりは、登れる人も限られている。
他のトレイルのように、気軽に勧められないのも、ココヘッドならでは。
運動不足の方、足腰の弱い方、高所恐怖症の方、ココヘッドは辞めておきましょう。
ワイキキから気軽に挑戦するなら、定番なのがダイヤモンドヘッド。
→早朝ダイヤモンドヘッド登頂レビュー。日の出を見る際の注意点。
マノアの滝もワイキキから近いので、行きやすいです。
ワイキキからは距離が離れるけど、初心者にはマカプウ岬。
→マカプウ岬(マカプウ・ライトハウス・トレイル)の「日の出」が最高だった。
ダイヤモンドヘッドで物足りないならば、
カイルアに有る、ラニカイピルボックストレイルも素敵です。
→カイルア「カイヴァリッジ・トレイル(ラニカイ・ピルボックス・トレイル)」登頂レビュー。
ココヘッドよりもハードなのが、クリオウオウリッジトレイル。
他のトレイルに比べ、抜群にキツイですが、景色も抜群でした。
→クリオウオウ・リッジ・トレイル(Kuli’ou’ou Ridge Trail)登頂レビュー。
何れにせよオアフ島はトレッキング天国。
時間に余裕が有れば、挑戦することをオススメします。
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