プライオリティパスで使えるのは、空港ラウンジだけでは有りません。
レストランも対象となる空港も有り、
日本でも関西空港では「ぼてぢゅう」が対象となっています。
→プライオリティパスで得する国まとめ。海外主要空港のラウンジ数を比較。
日本でプライオリティ・パスってイマイチなのですが、
関西空港だけは別。
ぼてぢゅうが使えるってだけで、利用する価値が有る。
ただ、プライオリティパス対象レストランって、
ラウンジとも違い、レストラン利用ならではの注意点も有りますので、
その辺含めてまとめておきます。
まぁ、基本的には最高なんですけどね!
※2021年4月24日より、関空の「ぼでぢゅう」は休業へ。
国内線でも使えるってのは過去の話となりました。
関空ぼてぢゅうの場所
関西空港第1ターミナルの3階に「ぼてぢゅう」があります。
中央エスカレーターからも近いので、
レストラン街をウロウロしていると、早速、ぼてぢゅう登場。
一般向けレストランで利用できるので・・・普通に飲食店です。
1階の町家小路にも「ぼてぢゅう屋台」って店舗が有るので間違えないように。
こちらは関係ないので、プライオリティパスマークも有りませーん。
関空ぼてぢゅうの内観
通常のレストランであり、店内はそれほど広くは有りません。
ザ空港のレストランって感じ。
入って左側のテーブル席。2名席が多い。
私が案内されたのは、右側の広い席。
プライオリティパスユーザーで混み合ってます。
テーブルには、青のり、おかか、ソースに調味料類。
席には、既におしぼりと箸が用意されています。
席に付くと、お冷とメニューを持って来てくれます。
うん、普通のレストラン対応だね。
プライオリティ・パス利用時の注意点
プライオリティ・パスが使えるようになって、かれこれ経ちますので、
ぼてぢゅう店舗の方でも、プライオリティ・パスルールの説明が徹底されていました。
入店時にもプライオリティパス利用が初めてかどうか?を聞かれ、
初めての場合は、店員さんが一通り説明してくれます。
大きな声でハキハキ説明されるので・・・ちょっと恥ずかしい。
ちなみに、「ぼてぢゅう」は、ラウンジキーやダイナースクラブも利用可能であり、
基本的にプライオリティパスと同じ、注意点も変わらないハズ。
税込3,400円まで無料、メニューは税抜表示
プライオリティパスでレストラン利用って、どういうことかというと、
プライオリティパスユーザーは、1人3,400円までの注文が無料となる。
ただ、ぼてぢゅうのメニューは税抜き表示であり、プライオリティパスで無料となるのは、税込み3,400円までという点に注意。消費税8%なら税抜3,148円まで、2019年10月の消費税10%なら税抜3,090円までとなります。
※2021年4月の総額表示義務化に伴い、メニューも税込表示となりました。
3,400円を超過して利用した場合は、
超過した部分のみ「ぼてぢゅう」店舗での支払いとなります。
超過したくないなら、電卓アプリで計算しながら注文。
注文も決まり次第ボタン押して店員を押すシステムなので、
料理もゆっくり選べますから。
同伴者料金に注意
ぼてぢゅうは、ラウンジ利用では無いので、
同伴者利用時のルールも、通常のラウンジ利用とは異なります。
同伴者についてのトラブルも多いらしく、
店頭でも同伴者についての説明が徹底されていました。
プライオリティパスで利用する場合、
同伴者も1人あたり3,400円が無料となりますが、
別途、プライオリティパス側で同伴者料金が発生します。
この同伴者料金の部分は、プライオリティパスを発行するクレジットカードによって異なり、
ぼてぢゅうスタッフも料金が発生するかどうかは把握できません。
ぼてぢゅうスタッフが確認するのは、利用人数のみ。
Priority Pass Usersが1人なのか、2人なのか、3人なのか。
例えば2人で利用する場合、3,400円×2人→合計6,800円分無料になるわけですが、
後日、クレジットカード会社から同伴者料金が請求されるので気をつけて。
2人で利用したら、3,400円未満でも同伴者料金は発生するわけで、
割引分との差額も返金されません。
同伴者料金も1人2,200円~と高いですからね。
※同伴者料金は、発行するカード会社により異なります。
プライオリティパスの同伴者料金
・楽天プレミアムカード:3,300円
・セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード:2,200円
・MUFGプラチナアメックス:2,200円
・JCBプラチナ:2,200円
・アメックスカード:35米ドル ※ぼてぢゅう利用不可
・ラグジュアリーカード:35米ドル
プライオリティパスの使い方と注意点。同伴者料金と子供料金について。
また、各々がプライオリティパスを利用して入店する場合、
必然的に会計も分け、食べる料理も分ける必要があります。
というわけで、同伴者として利用しない場合は、テーブルも別になる可能性が高いです。
私の隣席の人は、若者2人ともプライオリティパスで利用していましたが、
1人1テーブルずつ、横並びで座ってましたから。
アメックスのプライオリティパスは利用不可能へ
2019年8月1日より、
アメリカン・エキスプレス発行のプライオリティパスカードでは、
プライオリティパス対象レストランが利用不可能となりました。
これにより、日本の「ぼてぢゅう」でも使えなくなってます。
海外では対象レストランも多く、ラウンジより楽しいので、
プライオリティパスを使うなら、アメックスは避けた方が良いですね。
シドニーやメルボルンとか、レストラン天国でしたから。
→プライオリティパスで得する国まとめ。海外主要空港のラウンジ数を比較。
あくまで、アメックス発行のプライオリティパスカードのみ除外というわけで、
同じアメックスブランドのクレジットカードでも、
セゾン発行の「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」や、
楽天発行の「楽天プレミアムカード」なら利用できるので、勘違いしないように。
→プライオリティパス特典が付帯するクレジットカード。同伴者無料カード、家族カード発行の比較まとめ。
出発時のみ使える、到着時は利用不可能へ
プライオリティパスが到着時に利用できるのは、過去の話。
一般エリアにあるレストラン、ラウンジでも、
プライオリティパスの特典が利用できるのは出発時のみとなります。
プライオリティパスは、日本に限らず海外でも厳しくなってますからね。
→プライオリティパスの必要性。使って気づいたメリット・デメリット。
入店の際、搭乗券の提示が必須となったので、
チェックイン前は利用不可能、eチケット控えでの利用も不可能となってます。
ただ、モバイル搭乗券(2次元バーコード)なら利用可能です。
ANAのスキップサービス、JALのタッチ&ゴーサービス。
オンラインチェックインなら、チケット発行の手間もないからね。
チケットも事前に発行しておけるので・・・
私も、搭乗時刻の4時間前くらいに利用させて頂きました。
逆に、オンラインチェックインが不可能な場合は、
一旦航空会社カウンターに行く必要が有るので・・・面倒ですね。
特に、LCCの「ピーチ」だと難しいかと。
ピーチは第2ターミナルで離れているし、
オンラインチェックインも不可能なハズですから。
料理提供に30分ほど時間が必要
ぼてぢゅうは、プライオリティパスで利用できるというわけで、
いつもスゲー混んでます。食事の時間帯は、並ぶ覚悟も必要。
座席に案内されるのに数十分かかるってだけでなく、
基本的に焼きメニューは30分ほど調理時間が必要と言われました。
並ぶ→注文→調理→食事を考えると小一時間は必要というわけ。
店員さんに一番早く提供できるメニューも伺ってみたところ、
基本的に焼きメニューの中では「焼きそば」が一番早いけど、
今だったら「お好み」のが早いと言われました。謎
また、以前はお持ち帰りメニュー注文できましたが、
現在は、持ち帰りメニューはプライオリティパス対象外となってますので。
関西空港のぼてぢゅうメニュー
ぼてぢゅうでは、3,400円が無料になるとはいえ、
基本的に料金が高めなので、3~4品頼むとオーバーしがち。
選べるメニューも凄い豊富で悩みまくるので・・・
限られた時間、予め目星も付けておいた方が良いです。
というわけで、メニュー画像もUPしておきます。
※2019年9月時点、画像タップ&クリックで拡大します。
究極の逸品、新鮮野菜、おつまみメニュー。
揚げ物、たこ焼きメニュー。
鉄板焼メニュー。
お好み焼き。
モダン焼き。
焼きそば。
ねぎ焼き、オムそば。
ご飯物、デザート。
ソフトドリンク、サワー。
ハイボール、カクテル、ビール、日本酒、焼酎、梅酒、ワイン。
メインのお好み焼き、モダン焼き、焼きそばは、980円~。
一番高いデラックスメニューで、1,680円ってところ。
入り口ショーケースにも、主要メニューの値段は書いてあります。
ちなみに、朝食の時間帯(AM7:00~AM10:00)は、
通常メニューではなく、モーニングメニューになるので気をつけて。
モーニングだと選べるメニュー・・・だいぶ限られます。
ぼてぢゅうモーニングメニュー
- 秘伝70年焼きそばセット:980円
- 牛カルビのカットステーキセット:1,280円
- 鉄板月見ハンバーグセット:1,280円
- 牛ハラミ焼き肉重:1,280円
- 月見炙り豚重セット:980円
モーニングだと、お好み焼き食べれませーん。
関空ぼてぢゅう食レポ
前菜に、ぼてぢゅうパリパリサラダ580円。温玉のってるー。
伝説の鳥からあげ580円、ごはんセット250円。
から揚げが、思った以上に多い。
一個一個もデカイ。食べ応え凄い。唐揚げどーん。
しばらくして、大坂デラックスモダンが登場。1,680円。
ぼてぢゅう発祥というモダン焼き。焼きそばと具材もゴロゴロ。
牛肉にシーフードと贅沢っす。さすがにお腹は苦しいけど。
ガーリック一味、ブラック七味で味変。この薬味も旨いな。
で、お会計は合計3,337円。3,400円未満に抑えた私は流石。
3,400円未満なら、帰りはレジで伝票渡すだけでOKなのさ。
関空ぼてぢゅうの感想
普段1人3,400円も食べるなんて事も無いわけで、
スゲー満足度が高く、ラウンジ利用よりも得した感が有りますね。
ちょっとお高いお店だけ有って、料理の質も高く美味しい。
ただ、プライオリティパスラウンジ利用者しか居なかったので、
ほぼプライオリティ・パス専門店と化している。
これで良いのか?ってのは否めない。
使い慣れた人も多いようで、席に着くまえに注文したり、
普通のレストランとも違い、なんか殺伐としている。
ぼてぢゅうスタッフは凄い丁寧でしたけど客層が・・・
まぁ、私もプライオリティパス難民なんで・・・なんも言えねぇけど。
いずれにせよ、使える人は使い倒したら良いと思います。
関空来たら絶対また寄るから、いつまでも続い欲しいぼでぢゅーでした。
私は関東在住者なので、使う機会が限られますが、
関西空港利用者は、プライオリティパスはホント最高ですね。
関空なら、国際線と国内線でプライオリティパスが利用できるし、
LCCも発着してますからね。
国内線LCCでも「ぼてぢゅう」が3,400円無料は凄い。
年会費11,000円の「楽天プレミアムカード」でも使えるようになっちゃうわけで。そりゃ混むわ。
→プライオリティパス特典が付帯するクレジットカード。同伴者無料カード、家族カード発行の比較まとめ。
同様に、関空のKALラウンジも使えるわけですからね。
時間が有るならアルコールは、KALラウンジで飲めば良いかなと。
→関西空港 第1ターミナル 大韓航空「KALラウンジ」レビュー
食いすぎちゃって、アルコールが入る余地すら無いのですけど。
フライト前のやり過ぎには気をつけて。
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