海外でeSIM(iPhone XS、iPad Pro)を利用してみた。eSIMによる設定方法と動作の違い。

iPhoneでeSIM利用

iPhone XS、iPhone XR、第3世代iPad Pro(2018年)から、

遂にeSIMに対応となりました。

 

物理的なSIMカードの抜き差しが不要となり、

端末上で回線契約が完了するので、

SIMの抜き差しの手間、SIMの紛失リスクもなくなるという、

海外トラベラーにとっては、スッゲー有り難いお話。

IMG_6842

ただ、実際に使ってみたところ、不具合も多く、

他のクラウドSIMやローミングSIMに比べて、まだまだ料金も割高。

 

日本、ハワイ、台湾、香港・・・と、

複数国で、異なるeSIMを試してみましたが、

ちょっと微妙な感じも否めませんでした。

備忘録がてら、それぞれ使用感をレビューしておきます。

eSIM「3香港(Three HK)」in 日本&香港

3香港:基本スペックと料金プラン

Threeといえば、格安ローミングSIMで有名な会社。

データ通信ローミングSIM「Three」をハワイ(アメリカ)で利用。SIM 2 FLYとの比較と違い。

 

eSIMでも、アジア圏をメインとしたプランを提供。

3種類のプランが用意されていますが、

最初にオンラインで購入できるプランは10-Day Passプランのみ

2019-01-14_05h06_28

3HK 10-Day Passの詳細

  • 料金:138香港ドル
  • 通信規格:4G LTE
  • 通信容量:1日500MB(以降128kbpsの通信制限)
  • 通信可能期間:10日間
  • SIM有効期間:180日間
  • 利用可能国:中国、マカオ、台湾、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、オーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリス、イタリア、スウェーデン、アイルランド、デンマーク、オーストリア、フランス
  • テザリング:利用可能

1香港ドル≒14.5円とすると、138香港ドルは約2,000円

テザリングも可能で、アジア圏だけでなく、

日本や一部の欧米国でも利用可能。

複数国で利用できることだけ考えても激安な料金・・・。

この条件で快適に使えるなら、ホント最高。

というわけで、使ってみました。

3香港:購入方法

3HKのeSIMは、QRコード読み取って設定するタイプ。

事前にオンラインで購入手続きをし、

その後発行されるQRコードを、iPhoneで読み取ることで設定完了となります。

 

まず、3香港のオンラインにてeSIMを購入します。

3香港 | eSIM

言語は、中国語と英語対応。右上で切り替え可能。

私は英語のみ対応なので、英語にて手続き。

「Buy Now」をクリック。

2019-01-14_04h18_30

選べるeSIMは「10-Day Pass」プランのみ。

Terms & Conditionsにチェックして「Next」をクリック。

2019-01-14_04h21_13

 

携帯番号、Eメールアドレスを入力して、

セキュリティキャプチャ(表示されたアルファベット)を入力して、

「Get One Time Password」をクリック。

※電話番号は日本の電話番号でも問題なく、適当に入力しても契約できました。

2019-01-14_04h29_19

 

Get One Time Passwordをクリックすると、

「One Time Password」という件名で、

入力したメールアドレス宛にパスワードが送られてくるので、

そのメールのパスワードを入力してNext。

2019-01-14_05h13_07

One Time Passwordの有効時間は1分間と短いですが、

何度もResend(再送)が可能でした。

2019-01-14_04h34_19

 

最後に、クレジットカード情報を入力。

VISA、MasterCard、Amrican Express、UnionPay、Alipay、AlipayHKが使えました。

領収書に記載する名前、メールアドレスを再確認。

2019-01-14_04h35_20

Terms and Conditionsにチェックして「Next」をクリック・・・

無事決済完了の画面が表示されました。

2019-01-14_04h38_29

 

決済が完了すると、領収書メール(Transaction Receipt)と、

QRコードが記載されたメール(確認電郵 Confirmation email)が届く。

2019-01-14_04h40_26

3香港:初期設定

iPhoneの設定画面、モバイル通信より、

モバイル通信プランを追加をタップすると・・・

DSC02015

QRコードをスキャンする画面となるので、

あとは、QRコードをスキャンするだけ。

DSC02016

※スマホでQRコードを読み取らなければならない為、

スマホ以外でQRコードを表示しておく必要が有ります

QRコードはメールで送られてくるので、

別の端末(パソコンやタブレット)で表示するとか、紙に印刷するとかとか。

 

QRコードを読み取ると、自動的にモバイル通信プランが追加される。

DSC02017

あとは、自分がわかるように名前を設定して、

どちらを主回線にして、副回線にするか?の設定。

DSC02019

また、副回線でも音声通話を利用するかどうか?も選択できます。

DSC02026

回線の名前や、副回線の音声通話の設定は、後で変更できますので。

3香港:動作検証と使用感

設定が終わると、アンテナ表記がダブルになります。

3香港は日本でも使え、日本ではドコモ回線でした。

DSC02030

今回は、香港で利用ということで、早速香港へ。

現地に着いて主回線を切り替えると、

自動的に開通、3香港からもSMSメッセージが届きました。

DSC02468

LTE回線で電波強度も強い・・・

DSC02529

ただ、実際インターネットには繋がりませんでした。

DSC02514

格安SIMのプロファイルを削除したり、

APNの設定を手打ちしてみたり、再起動してみたり・・・

小一時間、色々試行錯誤してみましたがダメでした。

 

・・・で、気づいた。

3香港の対象国には「香港」の記載が有りません。

中国で使えるんだから、香港でも使えそうなもんだけど・・・

まぁ、そういうことなのかもしれません。すいません。

香港(中国)でオススメのプリペイドSIMまとめ。

 

ただ、対応国である日本でも、

電波を掴むものの、繋がったり繋がらなかったりと不安定。

ちょっと使えるとも言い難い状態だったので。

とりあえず、日本での利用も微妙なんじゃないかと。

 

2019年3月現在では、

台湾、上海、フィリピン、バンクーバー・・・と問題なく使っている人が居る模様。

ちょっと、他の国で再検証する必要がありそうです。

また、別の国に行った際にも、Threeを使って見たいと思います。

eSIM「GigSky World Mobile Data」in 日本&台湾

GigSky World Mobile Data:基本スペックと料金プラン

こちらもローミングSIMでお馴染みの「Gig Sky」。

iPhone、iPadのeSIMにも早速対応しています。

 

私が今回利用したのは、台湾だったので、

アジア圏で使える「Asia Pacific」プランにて利用しました。

DSC04050

GigSky(Asia Pacific)の料金

  • 300MB(1日):1,200円
  • 500MB(15日):1,800円
  • 1GB(15日):2,400円
  • 2GB(15日):3,600円
  • 5GB(30日):6,000円

DSC04051

GigSky(Asia Pacific)の対応国

  • アゼルバイジャン
  • アルメニア
  • インド
  • オーストラリア
  • クリスマス島
  • グアム島
  • シンガポール
  • スリランカ
  • タイ
  • トルコ
  • ニュージーランド
  • バングラデシュ
  • パキスタン
  • ベトナム
  • マカオ
  • マレーシア
  • 中国
  • 台湾
  • 日本
  • 韓国
  • 香港

 

GigskyのeSIMは、他にも、北米、ヨーロッパ、カリブ海、南米、アフリカ対応と、

目的国によって、様々なプランが選べます。

例えば、北米プランは、以下のような料金エリアとなってました。

GigSky(North America)の料金

  • 300MB(1日):1,200円
  • 500MB(15日):1,800円
  • 1GB(15日):2,400円
  • 2GB(15日):3,600円
  • 5GB(30日):6,000円

GigSky(North America)の対応国

  • アメリカ
  • カナダ
  • バージン諸島(米国)
  • プエルトリコ
  • メキシコ

物理SIMに比べると、若干割高な気がするけど、

eSIMで使えるなら、悪くない料金。

というわけで、こちらも使ってみました。

GigSky World Mobile Data:購入方法と初期設定

GigSkyは、QRコード認証ではなく、

アプリから回線設定をする仕組み。

App Storeから「GigSky World Mobile Data」のインストールも必須です。

DSC04044

アプリは位置情報を利用するので、許可。

DSC04046

現在地情報から、利用できるプランが表示される。

DSC04048

「目的地を変更をタップ」することで、

世界各国のプランを購入することも可能です。

 

今回は、Asia Pacificプランから、15日間500MB1,800円を利用します。

DSC04049

購入をタップするとアカウント作成画面が表示されます。

メール、パスワード、お住まいの国、

プロモコードがあれば、プロモコードの入力も忘れずに。

※私の招待コード「SHOP120」で600円分のクレジットが貰えます。

DSC04053

利用規約にチェックを入れて「アカウント作成」をタップ。

仮登録メールが届き、メール内のリンクから遷移で認証完了となります。

※既にアカウントを持っている場合は「すでにアカウントをお持ちですか?」でログインできます。

 

会員登録したら、支払い方法の選択画面。

クレジットカードの手入力もできますが、Apple Payが選べますので。

DSC04055

支払いが完了すると、

自動的にモバイル通信プランを追加画面に移動します。

DSC04060

ちなみに、データプランを購入すると、

設定マニュアルが表示されますが・・・

DSC04056

回線の名称は「GigSky Plan 4」でなくとも、任意の名称で問題ないハズ。

Gig Skyはデータ専用SIMなので「データ通信のみ」に設定です。

GigSky World Mobile Data:動作検証と使用感

アジアプランは、日本も対象エリアなので、設定が完了すると電波がダブル表記へ。

日本でも、回線表記は「GigSky」となってました。

DSC04068

GigSkyの良いところは、アプリで現在の回線契約が確認できること。

残りのデータ容量とともに、残り日数も表示されてます。

DSC04067

日本でGigSkyの通信速度を計測してみる。

 

4G LTE接続で、下り9.5Mbps、上り4.39Mbps。まぁまぁ早い。

DSC04072

 

そのまま海外、台湾へ。

台湾に着いても、GigSky表記は変わらずLTE回線。

DSC04515

ただ、電波は掴むものの、なぜか繋がらずエラーばかり。

DSC04514

仕方ないので、別のSIMへ切り替え。

DSC04519

時間をあけつつ何度も試すも・・・初日は全然ダメ。

DSC04509

翌日繋がるも・・・スッゲー不安定だし、速度もスゲー遅い。

DSC04985

日本に帰国後も、通信してみましたがスッゲー遅いという。

繋がったと思ったら、すぐ接続できなくなったり・・・

ちょっと使い物になりませんでした。

出国する前は、快適に使えてたんですけどね。

 

今回は、アジアプランでの利用だったので・・・

他の地域プランの場合は、問題なく繋がるのか?

コレに懲りず、また別のエリアで試せればと思います。

eSIM「T-Mobile」in ハワイ(オアフ島)

T-Mobile:基本スペックと料金プラン

アメリカの大手回線事業者「T-Mobile」。

アメリカエリア限定ですが、こちらもeSIM対応となってます。

★★タイトル★★T-Mobile eSIMの詳細

  • 通信規格:4G LTE
  • 利用可能国:アメリカ
  • 音声+SMS:利用可能
  • テザリング:利用可能

アプリ経由で選べるプランは3種類。

いずれも、音声通話(電話番号)付きのプランとなっています。

DSC05142

T-Mobile eSIMの料金プラン

  • Tourist Plan 30ドル2GB21日間、SMS無制限、無料通話1,000分
  • Simply Prepaid 40ドル10GB30日間、SMS無制限、通話無制限
  • T-Mobile ONE Prepaid 70ドルデータ無制限30日間、SMS無制限、通話無制限

物理SIMに比べると、ちょっと値段は割高ですが、

やはり、eSIMで手間なく使えるならといったところ。

早速、使ってみます。

T-Mobile:初期設定と購入方法

こちらもGigSkyのeSIMと同じく、アプリインストールで設定するタイプ。

DSC05132

T-Mobileのアプリは複数ありますが、「T-Mobile eSIM」のアプリです。

DSC05133

メールアドレスを入力してNext。

DSC05134

位置情報を許可。

DSC05135

主に使う場所(海外旅行先)を入力。

DSC05136

現地ホテルの住所入力が必要なのかと思いましたが、ZIPコードのみでOK。

私は、ワイキキのZIPコード「96815」と入力。

他は未入力で問題有りませんでした。

DSC05140

続いて、プラン選択画面。

2GB(21日間)10GB(30日間)無制限(30日間)の3種類。

DSC05141

私は2GB(21日間)のプランを選択。

30ドルのプランですが、別途税金も発生し31.41ドルでした。

DSC05143

利用規約に同意を求められます。

DSC05145

支払い方法(クレジットカード情報)を入力。

Apple Payは利用不可能なので、手打ち入力が面倒でした。

DSC05147

最後に、PINコード設定してSubmitをタップ。

PINコードはレシートを送信する為?らしい。

DSC05149

支払いが完了後、自動的にモバイル通信プランのインストールへ。

DSC05154

名称を設定して、主回線&副回線を設定するのも、他のeSIMと同じ。

DSC05158

設定完了すると、現地アメリカの電話番号も表示されます。

DSC05161

T-Mobile:動作検証と使用感

T-Mobileは、アメリカ専用なので、日本では圏外。

DSC05163

途中韓国を経由したのですが、もちろん圏外。

DSC05870

アメリカ国(ハワイ)に着くと、自動的に開通。

DSC05965

開通した旨のSMSメッセージも届きました。

DSC05958

別のSMSで、電話番号も通知されました。

購入した時に表示された電話番号で間違いなし。

DSC05960

通信速度計測。

朝7時30分頃、下り31.6Mbps、上り7.96Mbps。さすが4G LTE。

DSC06229

午前10時30分頃、下り30.8Mbps、上り18.8Mbps

DSC05978

昼時13時10分頃、下り3.41Mbps、上り7.97Mbps

DSC06019

深夜2時30分頃、下り49.6Mbps、上り2.53Mbps

DSC06139

翌日、朝8時頃、下り21.6Mbps、上り7.97Mbps

DSC06271

T-Mobile回線なので、AT&T回線に比べると、

エリアがちょっと狭いのが難点。

DSC05981

ホノルル空港の制限エリアでは、圏外へ。

DSC05964

まぁ、ワイキキで使う分には、何も問題は無いと思いますけど。

 

同じT-Mobile回線のプリペイドSIM「MOST SIM」に比べると、

ちょっと値段が高いですが・・・

MOST SIMのような初期設定の煩わしさもないので、手間を考えれば有りかと。

アメリカのプリペイドSIM「MOST SIM」 レビュー in ハワイ。

プリペイドSIM特有の迷惑電話も無かったし、速度も早くて安定していましたから。

海外でeSIMを使ってみた感想まとめ

とりあえず3種類のeSIMを使ってみましたが、

ローミング系のeSIMはちょっと不安定だし、

物理的に挿入するSIMに比べると、やっぱり高い。

まだまだ発展途上なのかなという気がしました。

 

個人的に、SIMの管理は手間だと思うので、

多少料金が高いくらいなら、eSIMを使いたいのですが、

ちょっと不具合が怖いですね。

 

現状では、使ってみないとなんとも感が有るし、

私は、予備でローミングSIMや、クラウドWiFiを所持して正解でした。

世界WiFi「GlocalMe(グローカルミー)」の使い方。具体的な料金プランと設定方法。

 

アジア圏は、激安のプリペイドSIMも多く、格安ローミングSIMもあります。

アジア圏なら「SIM 2 Fly」が間違いない。

ローミングSIM「SIM 2 Fly」の使い方&レビュー。アジア・オーストラリアで最強でした。

欧米なら「Three」が素晴らしい。

データ通信ローミングSIM「Three」をハワイ(アメリカ)で利用。SIM 2 FLYとの比較と違い。

アメリカ圏のプリペイドSIMも、日本から安く買えるようになってますからね。

アメリカ・ハワイ旅行にオススメのプリペイドSIMまとめ。

 

日本がeSIM対応してくれれば、海外SIMを抜き差しするだけでOKなのに。

日本のキャリアはeSIM未対応であり、現状予定も無いとのこと。

まぁ、日本というお国柄、難しいでしょうね。

 

P.S.

eSIMで不具合があるからって、追加したモバイルプランは削除しないように。

QRコードは一度しか利用できず、

追加したeSIMは削除すると、再登録も難しくなります。

私は、一度これでThreeのeSIMを無駄にしていますので・・・気をつけて。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です