ANAマイルの価値が気になれば、JALマイルの価値も気になるところ。
前回、ANAマイルの価値について、検証したので・・・
→ANAマイルの価値。1マイルの価値を高める利用方法について。
ANAマイルとJALマイルを比較すれば、
JALマイルについても把握できるんじゃないかと。
JALマイルとANAマイルって、
航空券への交換マイル数は大差無かったんですが、
ここ数年、マイル換算率の改悪も有り、
ANA、JALのマイル価値も微妙に変わってます。
同じ1マイルでも、JALとANAではその価値は微妙に異なるという事。
ANAマイルって貯めやすい分、JALマイルよりも使いづらい気もしました。
マイルの使い勝手も含め、比較していきたいと思います。
JALとANA 国内線特典航空券マイル数の違い。
JALマイルもANAマイル同様、
国内線よりも国際線で利用した方がマイルの価値は高くなります。
国内線よりも国内線、エコノミーよりもビジネス。これは一緒です。
JAL国内線も、先得・特便割引と安く購入する方法は、多々ありますからね。
→JAL「特便割引」と「先得」の違い。メリット・デメリットの比較。
先得を上手く使えば、80%OFFとかも可能になっちゃうから。
→JAL「先得」の攻略方法。ウルトラ先得、スーパー先得、先得割引A・Bの違い。
国内線の割引料金と比較すると、1マイル≒1.5円~2円程度の価値。
これは、ANAマイルもJALマイルも変わりません。
JALとANAで国内線特典航空券に必要なマイル数も大差無い。
ただ、国内線に限っていえば、
ANAに比べると、JALの方がマイル数は少なく済みがちです。
JAL国内線特典航空券に必要なマイル
通常マイル | ディスカウント | JALカード割 | |
---|---|---|---|
A区間 | 12,000 (6,000) |
10,000 (5,000) |
9,500 (-) |
B区間 | 15,000 (7,500) |
12,000 (6,000) |
11,500 (-) |
C区間 | 20,000 (10,000) |
対象外 | 対象外 |
ANA国内線特典航空券に必要なマイル
H:繁忙期 | R:通常期 | L:閑散期 | |
---|---|---|---|
~600マイル | 15,000 (7,500) |
12,000 (6,000) |
10,000 (5000) |
~1,600マイル | 18,000 (9,000) |
15,000 (7,500) |
12,000 (6,000) |
~2,000マイル | 21,000 (10,500) |
18,000 (9,000) |
14,000 (7,000) |
~4,000マイル | 23,000 (11,500) |
20,000 (10,000) |
17,000 (8,500) |
必要マイルと対応エリアを、ざっと比較すると・・・
- JALの「B区間」≒ANAの「601~1600マイル区間」
- JALの「通常マイル」≒ANAの「R」
といったところですね。
JALの場合は、マイル換算率が悪いシーズン(繁忙期)が無く、
通常期(通常マイル)と閑散期(ディスカウントマイル)の2区分なので、
ANAで繁忙期(H:ハイシーズン)となる場合は、JALの方が少ないマイル数で済む。
ANAは、年末年始、お盆、春休み、ゴールデンウイーク・・・必要なマイル数も多くなる。
ANA国内線特典航空券は「ご利用になれない期間」も設定されてますが、
JAL国内線特典航空券には、利用制限期間も有りません。
また、距離区分もJALの方が少ないので、
ANA「1601~2000マイル区間」なら、JAL「B区間」の方がお得。
例えば、東京⇔沖縄で考えると、
ANAだと沖縄は「1,601~2,000マイル区間」→往復14,000~20,500マイルが必要ですが、
JALの場合は「B区間」となり→往復11,500~15,000マイルと大きく変わります。
JALには、JALカード割引(500マイルOFF)も有るので、尚更マイルも少なく済むっていう。
JAL国内線特典航空券
- シーズン区分は「通常マイル」「ディスカウントマイル」の2区分。
- 距離の区分は「A区間」「B区間」「C区間」の3区分。
- 「ディスカウントマイル」は、JALカードで割引(-500マイル)※往復時のみ
- 予約開始日は、搭乗日の2ヵ月前の同日9:30。
- クラスJにも交換可能だけど、1区間+2000マイルも必要。
ANA国内線特典航空券
- シーズン区分は「H」「R」「L」の3区分。
- 距離の区分は「~600」「~1600」「~2000」「~4000」の4区分。
- 特典航空券の利用不可能期間が有り。
- 予約開始日は、搭乗日の2ヵ月前の同日9:30。
JALの場合、「クラスJ」の座席にも特典航空券を交換できますが、
1区間2000マイルも必要となるので、往復で+4000マイル・・・辞めた方が良い。
当日アップグレードなら+1000円ですからね。
JALとANA 国際線特典航空券マイル数の違い。
マイルの価値を高めるなら、国際線の特典航空券。
ビジネスクラス、ファーストクラスがマイル価値が高くなるのですが・・・
ここ数年は、JAL国際線のマイル交換レートが改悪。
国際線のビジネスクラスは、ANAに比べると、JALは必要マイル数が多くなってます。
2015年以前は、同じくらいのマイル換算率だったんですけどね。
JALビジネスクラス、ファーストクラスでは、
平日限定の「曜日限定特典」でのみ、少ないマイル数で特典航空券に交換可能へ。
往路出発日が火曜~金曜日かつ復路出発日が月曜~木曜日の便は、
特典航空券に交換に必要なマイル数が、ANA同等水準となってます。
韓国路線でJALとANAのマイル数を比較
JAL | ANA | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
シーズン | 通常期 | 閑散期 | JALカード | 繁忙期 | 通常期 | 閑散期 |
エコノミー | 15,000 | 12,000 | 11,000 | 18,000 | 15,000 | 12,000 |
ビジネス | 36,000 | 30,000 ※曜日限定 |
– | 33,000 | 30,000 | 25,000 |
ファースト | 60,000 | – | – | – | – | – |
オセアニア路線でJALとANAのマイル数を比較
JAL | ANA | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
シーズン | 通常期 | 閑散期 | JALカード | 繁忙期 | 通常期 | 閑散期 |
エコノミー | 40,000 | 35,000 | 34,000 | 50,000 | 45,000 | 37,000 |
プレエコ | 50,000 | 45,000 | 44,000 | – | – | – |
ビジネス | 80,000 | 60,000 ※曜日限定 |
– | 80,000 | 75,000 | 65,000 |
ファースト | 100,000 | 80,000 ※曜日限定 |
– | – | – | – |
ハワイ路線でJALとANAのマイル数を比較
JAL | ANA | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
シーズン | 通常期 | 閑散期 | JALカード | 繁忙期 | 通常期 | 閑散期 |
エコノミー | 40,000 | – | 39,000 | 43,000 | 40,000 | 35,000 |
プレエコ | 60,000 | – | – | – | – | – |
ビジネス | 80,000 | 70,000 ※曜日限定 |
– | 68,000 | 65,000 | 60,000 |
ファースト | 100,000 | – | – | – | – | – |
北米路線でJALとANAのマイル数を比較
JAL | ANA | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
シーズン | 通常期 | 閑散期 | JALカード | 繁忙期 | 通常期 | 閑散期 |
エコノミー | 50,000 | – | 39,000 | 55,000 | 50,000 | 40,000 |
プレエコ | 65,000 | – | – | – | – | – |
ビジネス | 100,000 | 80,000 ※曜日限定 |
– | 90,000 | 85,000 | 75,000 |
ファースト | 140,000 | 110,000 ※曜日限定 |
– | 165,000 | 150,000 | 150,000 |
ヨーロッパ路線でJALとANAのマイル数を比較
JAL | ANA | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
シーズン | 通常期 | 閑散期 | JALカード | 繁忙期 | 通常期 | 閑散期 |
エコノミー | 55,000 | 50,000 | 49,000 | 60,000 | 55,000 | 45,000 |
プレエコ | 70,000 | 65,000 | 64,000 | – | – | – |
ビジネス | 110,000 | 85,000 ※曜日限定 |
– | 95,000 | 90,000 | 80,000 |
ファースト | 160,000 | 120,000 ※曜日限定 |
– | 180,000 | 165,000 | 165,000 |
エコノミークラスでは、JALもANAも同水準だけど、
JALには繁忙期が無く、JALカード割引(-1000マイル)も有る為、
JALのがマイル換算レートが良い印象。
ビジネスクラスでは、通常期はANAの方が良く、
JALの「曜日限定価格」で、ANAと同等のマイル換算率へ。
全体的に、少しJALのがマイル数が必要といったところ。
オ―ストラリア(オセアニア)以外は、ANAのが良い感じです。
一方、ファーストクラスとなると、JALの方が必要マイル数が少ない。
「曜日限定価格」を使えば、更にマイル換算率は良くなるので、
市場価格と比べると、マイル価値の高さも異常となる。
マイル価値は1円≒10円以上は余裕、
北米や欧州のファーストクラスともなると、100万円超えも当たり前なので、
JALなら、北米11万マイル、欧州12万マイルで交換できてしまうワケ。
東京⇔ニューヨークの往復運賃相場とマイル価値
- エコノミー:10~15万円前後(1マイル≒2~3円)
- ビジネス:40~80万円前後(1マイル≒4~7円)
- ファースト:150~200万円前後(1マイル≒10~20円)
東京⇔パリの往復運賃相場とマイル価値
- エコノミー:15~20万円前後(1マイル≒2~3円)
- ビジネス:50~100万円前後(1マイル≒4~7円)
- ファースト:200~250万円前後(1マイル≒10~20円)
JALはビジネスクラスだけでなく、ファーストクラスも選択肢に入りそう。
まぁ、JALのビジネスクラスでも、1マイル≒3~5円は堅いから、
ANAもJALも、エコノミーに交換するなら、ビジネスクラスなんですけどね。
JAL国際線特典航空券
- 往復12,000マイル、片道7500マイルから使える。
- プレミアムエコノミーという選択肢も有る。
- ビジネスクラスはANAに比べ割高。曜日限定割引で同等レベル。
- ファーストクラスのコスパが良い。1マイル≒10円以上の価値へ。
- 利用制限期間は、GWと年末年始のグアム、ハワイ便。
- 予約開始日は、搭乗の330日前の午前10時(日本時間)から。
ANA国際線特典航空券
- 往復12,000マイルから使える。※片道利用は不可能
- エコノミー繁忙期は、JALよりもマイルが必要。
- ビジネスクラスは、JALよりもマイルが少なくて済む。
- ファーストクラスは、JALよりもマイルが必要。
- 利用制限期間は、お正月のハワイ発便。
- 予約開始日は、搭乗の355日前の午前9時(日本時間)から。
JALとANA 特典航空券の取りやすさの違い。
JALとANAの国際線特典航空券を探していて気付いたのですが・・・
JALの方が、全体的に「空席率」が高く、予約が取りやすい気がしました。
ただ、繁忙期や人気の路線ともなると、すぐに予約が取れなくなるので・・・
JALもANAも予約開始に即時に予約するのは避けられそうも有りません。
JAL国際線とANA国際線では、予約開始日が異なるので気を付けて。
JALは搭乗330日前の午前10時、ANAは搭乗355日前の午前9時に開始です。
JALでもハワイは約300日前のオフシーズンで、全て「キャンセル待ち」状態。
ハワイでビジネスクラスは、特典航空券では非常に厳しい。
ただ、JALでは搭乗日が近くなると空席が増えます。
一般販売席の空席数に応じて、特典航空券へ空席が開放されるわけ。
※ANAには、一般販売席からの空席開放は有りません。
例えば、バンクーバー便では、
2018年11月~12上旬となると「キャンセル待ち」って言う状態でしたが・・・
2017年2月の直前ギリギリ便となると、空席が増え選びたい放題へ。
直前予約の方が、事前に予約するよりも選べるっていう。
超人気ハワイのビジネスクラスも、直前予約となると意外と予約取れました。
JALの特典航空券は、平日は「曜日限定割引」で、マイルも少なくて済むから、
ある程度自由がきく人なら、JALのが比較的ラクにビジネスクラス予約できそうです。
一般的な傾向として、ANAの方が路線も多く、国内線も豊富。
マイルも貯まり使いやすいので、ANAマイル利用者も多い→激戦っていうイメージ。
ソラチカルートって裏ワザも有ったんで、ANAは陸マイラーも多いからね。
JALの方が、国際線マイル換算レートが悪いっていうのも有るけど。
ちなみに、取りやすい路線はJAL、ANAと大して変わらず、
リゾート地ハワイが別格で大人気、次いで北米といった印象。
北米でも私が利用するカナダは、比較的空いてる気がしました。
アジアはフライト時間が短いので、わざわざビジネスクラスを利用する価値は微妙。
となると、やっぱり中距離の英語圏が人気になりそうですね。
ハワイ>北米>ヨーロッパ>オセアニア>アジアの順で混んでるイメージです。
JALの「どこかにマイル」ならマイル価値が2倍へ。
最近、JALで面白いサービスが始まりました。
国内線限定「どこかにマイル」という、
往復6000マイルで、どこかに行けるというサービス。
完全にどこに行くのか分からないというワケでは無く、
事前に提示さえた候補地4カ所のウチの1カ所となり、
それを見たうえで申込みが可能なので、
それほどリスク有るわけでも無いのが嬉しいところ。
早速私も、東京発で適当に試したところ、4つの候補地が出てきました。
「沖縄(那覇)」「徳島」「松山」「高知」のいずれか。
いずれも、東京からだとB区間の地域、
通常期で往復15,000マイル、換算期でも往復12,000マイルの地域。
実際の半分のマイル数で旅が出来てしまうワケです。
低いといわれる国内線でも、マイル換算率2倍となれば・・・
JAL1マイル≒3円~6円くらいの価値になるって事ですね。
目的地にコダワル必要が無いなら、有りなんじゃないかな。
仕方なく行く感じも、非常に楽しそう。
注意点としては、羽田、伊丹発着の直行便のみ。
搭乗クラスも普通席のみとなってます。
ちなみに、ANAに似たようなサービスは無いです。
学生専用「JALカードnavi」会員ならマイル価値2倍へ。
ANAには無く、JALに有る凄いマイル特典。
JALカード会員のマイル割引(国内線500マイルOFF、国際線1000マイルOFF)だけでなく、
学生専用「JALカード navi」なら「減額マイルキャンペーン」というのを実施しています。
通常の半分のマイルで特典航空券に交換できてしまう、意味不明のサービス。
2018年度も継続が決定しています。
JALカード navi会員 減額マイルキャンペーン
- 国内線:全路線が2区間6000マイル、1区間3000マイル
- 国際線:半分のマイル数で交換へ ※エコノミークラスのみ
日本なら何処へ行っても往復6000マイルってのも凄いですが、
国際線特典航空券に必要なマイルも、全て半分で交換できてしまうという。
グアムへ1万マイル、ハワイにも2万マイルで行けちゃうの。
JALカード navi会員限定 国際線に必要なマイル数(往復)
- 韓国:通常15,000 → 7,500マイル
- アジア1:通常20,000 → 10,000マイル
- グアム:通常20,000 → 10,000マイル
- アジア2:通常35,000 → 17,500マイル
- オセアニア、ロシア:通常40,000 → 20,000マイル
- ヨーロッパ:通常55,000 → 27,500マイル
- ハワイ:通常40,000 → 20,000マイル
- 北米:通常50,000 → 25,000マイル
JALカード naviは、マイル半減だけでなく、特典も超豊富。
カード年会費は無料なのに、ツアープレミアムも無料、
ショッピングプレミアムも無料で付帯、マイルはじゃぶじゃぶ貯まるのに、
在学中はマイル有効期限も無期限ですからね。
→学生専用「JALカード navi」は特典まみれ。コスパ最強クレジットカード。
JALでは、学生専用の「JALカード navi」だけでなく、
20台限定の「JAL CLUB EST」もありますので、
貴方がまだまだ若いなら、JALの方が色々とお得に旅ができそうです。
学生でなくとも、20代ならCLUB ESTは、まだ間に合います。
→20代限定「JAL CLUB EST」特典の価値。通常JALカードとの違い。
私は既に手遅れなんで、CLUB-Aカードにしましたけど。
JALマイル使うのにも、JALカードは必須。
特典航空券のJALカード割引もデカいですから。
JALとANAブランドの違い。スターアライアンスとワンワールド。
ANAは元々国内線メインの航空会社であり、JALは元々国際線メイン。
今でも全体的に、JALの方が運賃も高い傾向に有りますので、
JALのが高級感あるイメージが残ります。
そういった意味でもマイルの価値は、JALの方が高いんじゃないかと。
ただ、マイルが貯まらなければ意味が無いわけで、
提携航空会社にも乗るか乗らないか?っていう違いが大きいと思います。
JALはワンワールド、ANAはスターアライアンス、
提携航空会社の数だけで言えば、ANAの方が利便性は高い。
そして利便性が高い分、ANAマイラーも多くなり、
マイル消化にも苦労する・・・
その辺は、致し方ないところなんじゃないかと。
個人的には、成田空港第二ターミナル発着のJALに憧れが有る。
ANAのラウンジよりも、JALのサクララウンジの方が好きだし、
JALファーストクラスなら、ダイアモンド・プレミアラウンジも利用できる素晴らしさ。
ANAのスイートラウンジは、ラウンジチケットでも利用できてしまいますからね。
→成田空港ANAスイートラウンジ(国際線)レビュー。第4サテライトと第5サテライトの違い。
JAL加盟のワンワールドだって、3大アライアンスの一つ。
主要国で利用する分には、何の不便も無いハズ。JALマイル最高です。
ANAマイルを貯める裏ワザ「ソラチカルート」も廃止となってしまいましたからね。
今年は、JGC修行×JALカードメインで、JALマイルをバシバシ貯めて行きたいと思います。
とりあえず、定番のOKA-SINルートからでJGC修行始めました。
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