海外に長期滞在する人にとって、
スーツケースは、拠点から拠点へ荷物を運ぶ為だけの入れ物に過ぎないって事。
→長期滞在(ワーホリ・留学)にオススメのスーツケース。選び方と注意点。
わざわざ、スーツケースに入れるほどでは無い荷物。
微妙に容量オーバーするなら、ダンボールに入れて、空港で荷預けしたら良い。
実際、空港のカウンターで、ダンボールを預けている人も多いです。
とはいえ、カナダでは手に入りにくいダンボール。
利用するなら、事前準備も必要です。
海外旅行のお土産で、帰国時に荷物が増えてしまうってパターン。
私はよくやりますので、参考までに。
空港の預け荷物をダンボールにするメリット・デメリット。
ダンボールは、旅行には不向きです。
目的地まで荷物を運ぶ為に、
あくまで荷物を移動させる為だけに、使えるという事。
機内預け荷物が2個まで無料なのに、
1個しかスーツケース持って無いときとか、
小さいスーツケースや、ボストンバッグとか、わざわざ買うなら。
ダンボールという選択肢も有るよって話。
ダンボールのメリット
- 安く手に入る or 無料。
- 紙だから軽い。
- 四角いから、無駄の無い梱包が可能。
- 使い捨てできる。
- 自分に有ったサイズが、その都度選べる。
ダンボールのデメリット
- 強度が弱い。特に水分に弱い。
- 持ち運びしづらい。
- 開け閉めには向かない。繰り返し利用不可。
- 手荷物検査で開封の可能性が上がる。
段ボールなら格安で手に入るし、
ちょっと頑張れば無料で選びたい放題です。
スーツケースの用に、外枠もブ厚くも無いし、
角も丸くないので、沢山入るし、荷物も詰めやすい。
預け荷物にする分には、ダンボールは便利ですが、
開け閉めが頻繁な旅行には向かないし、
一旦締めたら、開け閉めも面倒で、使うたびに痛みます。
難点は持ち難さと、強度が弱い点。
強度が弱い分、スーツケースよりも断然軽いんだけど・・・
どう頑張っても、空港までの持ち運びが大変。
空港についてしまえば、カートが有るから、なんとかなる。
あと、ダンボールって商売っ気が有るので、
手荷物検査で、ほぼ間違いなく中身を聞かれます。
「何入ってんのこれ?」って。
ダンボール梱包する際の注意点。
ダンボールは強度が弱いと言われますが、
梱包次第で、強度も強くなるし、中身も守れます。
この辺の考え方は、スーツケースと一緒。
中身に壊れ物や割物を入れたところで、乱暴に扱われれば壊れます。
ハードタイプのケースほど、ブン投げられるという話も聞きますし、
周りの形状よりも、重要なのは中に入れた壊れ物の梱包方法だよね。
いくら頑丈なスーツケースに入れたって、梱包方法を誤れば破損するから。
まず、ペラペラのダンボールを補強します。
底が抜けないように、新聞紙やタオルを一枚敷く。
書籍や粉類、お米等の重い物は、なるべく下側へ。
ダンボールの外側には、緩衝材代わりになるモノを。
衣類やタオル等、柔らかいモノを側面へ。
濡れて困るモノ、漏れて困るモノはビニール袋へ。
液体ボトルは立てて入れた方が、漏れづらいです。
そもそも壊れ易いモノ、壊れて困るモノは絶対に入れない。
ダンボールには、隙間なく詰め込むのが大事。
必要が有ればサイズも調整する。動くスペースが無いように。
なるべく余白が無ければ、衝撃も分散されます。
紙を丸めたり、ビニール袋に空気をいれて縛ればエアパッキンも造れます。
ダンボールにピッタリ詰めるのは大事ですが、箱の形が崩れない程度に。
詰め過ぎて、中央が盛り上がるのはNG。
積み重ねた時に、盛り上がった部分だけ負荷がかかります。
・・・とはいえ、よっぽど壊れやすいもんじゃければ、
そんな神経質になる必要は無いかな。
割とテキトーですが、今のところトラブルになったことも無いです。
最後にテープでぐるぐる巻きにしておけば、ある程度濡れても大丈夫。
破損して、穴が開くなんてことも、避けられるかと。
持ち手が付いているダンボールの場合は、 持ち手の補強も忘れずに。
あとは「壊れ物(FRAGILE)」と「上側(UPSIDE)」を、
気休め程度に記載してます。
ダンボールは間違えられやすいので、
名前や目印的なマークも、描いたりしてます。
預け荷物に最適なダンボールサイズについて。
ダンボールが大きくなればなるほど、荷物は詰め込められますが、
大きくなればなるほど、箱の強度は弱くなり、持ち運びもしづらくなります。
私の経験として、100~120cmサイズのダンボールが使いやすいです。
重いモノを詰め込んでも、重心も偏りにくく、底も抜けずらいサイズ。
3辺が120サイズって、機内持ち込みのサイズくらい。
頑張れば、片手でも持てるかな?ってくらいの大きさになります。
100~120サイズでも、重たいモノばかり詰め込めば、
20kgは余裕でオーバーします。
エアカナダ機内預け荷物の重量制限は23kgなので・・・
それなりに詰め込んでも、大丈夫なダンボールとして、
100~120サイズが一つの目安になるんじゃないかな。
バンクーバーでダンボールが貰える場所。
バンクーバーのダウンタウンを歩いていれば、
一歩入った路地の大きなコンテナ、ダンボールが捨ててある事が有ります。
とはいえ、物凄い不衛生だし、使えるのは少ない。
人の居る店舗で貰ってきましょう。日本と同じ。
大きなスーパーなら、レジ横に置いてある場合が多いです。
勝手に持って行っていいって言われたけど・・・
野菜の水分でへなっていたり、汚れていたり、
そもそも梱包向けのダンボール・・・あんま無い。
ダンボールの形も微妙ですが、海外のダンボールは強度も弱いです。
ホントペラッペラで、質も悪いので、正直オススメしません。
日本人なら、皆さんご存知コンビニ屋。
クロネコヤマトの「詰め放題パック」用のダンボールが3ドルで購入できます。
→YAMATO TRANSPORT USA: つめ放題パック
どのサイズのダンボールも同じ値段なので、買うならLサイズ。
Lサイズは33×46×25.5→104.5cmと丁度良いサイズ。
「詰め放題パック」を使わずとも、箱だけで売ってくれます。
コンビニ屋のレジ横でサイズ確認もできる・・・
で、気付いた。
空のダンボールが置いて有る。しかも形状も良い。
店員さんに伺ったところ、無料でくれるという神対応。
というわけで、コンビニ屋でも、
要らないダンボールが置いてある可能性高いです。
日本の商品が入っていたダンボールなので、質も間違いない。
ちなみに、ダンボールは英語でCardboard Box、Packing Box。
郵便局なんかでも売っているようですが・・・
買っている日本人は、見た事は無いです。
バンクーバーで梱包用テープが購入できる場所。
無事ダンボールが手に入ったら、あとは梱包用のガムテープ。
ガムテープっていうよりも、透明なOPPテープ。
ダウンタウンのロンドンドラッグ(グランビル×ジョージア)で見つけました。
地下フロアで、3.99ドルで売ってました。
ホームセンターや、文房具的なモノを扱ってる店なら売ってるかと。
日本に比べると、高いですが・・・使い心地は変わらず。
まぁ、背に腹は代えられないですね。
ちなみに、日本でいうガムテープは見かけません。
紙や布の茶色テープ、売ってません。
買う場合は、透明テープになるかと思います。
探す場合は、Duct Tape、Packing Tapeで訊いてみましょう。
空港でダンボールを預ける方法。
ダンボールを預ける方法は、スーツケースと一緒。
空港でチェックイン時に、預け荷物用のBagTagが印刷できるので・・・
→空港の自動チェックイン機の利用方法。エアカナダでセルフチェックイン。
あとはBag Tagを貼り付けて、Bag Dropで預けるだけです。
タグを全面貼り付けてしまうってのが、違う点かも。
皆さん、当たり前にダンボールで預けてるので、
当たり前に、ダンボールで受け取ってくれます。
この辺も文化の違いですかね。
成田空港にダンボール到着。空港宅配サービスで自宅まで配送。
成田でも、スーツケースと一緒にダンボールが流れてきます。
特に破損も無く、毎度綺麗なまま到着してます。
手荷物検査通過したらー、
そのまま、空港宅配サービスのカウンターに持ちこんで、
そのまま、自宅まで運んでもらうというのが、毎度定番の流れ。
JAL ABCのカウンターでもダンボール購入できますが、
1個250円~とられますからね。
事前に詰め込んでおけば、帰りもラクラクです。
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