いよいよ海外行きますって事で、懸念材料となっているのが日本の水際対策。
海外への出国は簡単だけど、帰国が難しい。
コロナ陽性で帰れなくなった時の費用、どう捻出すんの?って話。
既に、コロナ陽性だから治療するって話でも無いので、
治療しないコロナで保険適応となるのか?
コロナ保険という商品、なんとなく加入してませんか?って話。
いずれにせよ加入する保険については、しっかりと内容を確認した方が良い。
どうなった場合に、どこが補償されるのか?明確に把握していないと使えません。
実は対象外ってなるとホント困っちゃうのです。
海外でコロナ陽性となった場合、どの補償が適応となるのか?
補償金額は、どのくらい必要なのか?
2022年の夏休みは、是が非でも家族でハワイに行きたい。
アメリカ国のパターンで、コロナ陽性になった場合を確認しまくりました。
というわけで、私が確認したポイントまとめておきます。
※保険商品の内容は、商品毎に内容は異なります。
保険会社の人も、他社商品については明言を避けますし、私も責任は負えません。
海外に行く前に、加入する保険会社に必ず確認してください。
コロナ禍の海外旅行保険ポイント
まず、いわゆる「コロナ保険」というパッケージ保険商品に加入すべきか?という話。
結論を先に言ってしまうと、クレジットカード付帯の海外旅行保険で充分代用できますし、
コロナ陽性になった場合の対応に違いも無いと感じました。
コロナ保険に関して言えば、今までの海外旅行保険で補償されていた部分が、
新型コロナウイルス感染症にも対応となったということ。
※私が所持するカードの付帯保険は、全てコロナ対応となっていました。
新型コロナウイルスが登場する以前からも、
商品パッケージの海外旅行保険とクレジットカードの付帯保険の違いは無い。
しっかりと海外旅行保険の内容を精査すれば、大差無いことにも気づくはず。
→海外旅行保険の選び方と重要なポイント。クレジットカードの付帯保険で得する理由。
クレジットカード付帯保険って、保険会社がしっかり補償して対応くれるもの。
海外旅行保険を扱う会社が、しっかりと引き受けてくれるわけです。
クレジットカード付帯保険の引受会社
引受保険会社 | |
---|---|
JCBカード(ゴールド・プラチナ) | 損害保険ジャパン株式会社 |
セゾン・アメリカン・ エキスプレス・カード(ゴールド・プラチナ) | 損害保険ジャパン株式会社 |
三菱UFJカードアメックスカード(ゴールドプレステージ、プラチナ) | 損害保険ジャパン株式会社 |
アメリカンエキスプレスカード(ゴールド・プラチナ) | 損害保険ジャパン株式会社 |
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカード | 損害保険ジャパン株式会社 |
ラグジュアリーカード(チタン、ブラック、ゴールド) | 損害保険ジャパン株式会社 |
Orico Card THE PLATINUM | 損害保険ジャパン株式会社 |
三井住友カードプラチナ | 三井住友海上火災保険株式会社 |
エポスプラチナカード | 三井住友海上火災保険株式会社 |
ジャックスカードプラチナ | 三井住友海上火災保険株式会社 |
ダイナースクラブ プレミアムカード | 東京海上日動火災保険株式会社 |
dカード GOLD | 東京海上日動火災保険株式会社 |
楽天プレミアムカード | 楽天損害保険株式会社 |
クレジットカード付帯保険で懸念点があるとすれば補償額、
補償額に関して言えば、コロナ陽性だけなら治療費は大してかからず、
コロナってそんなに重い病気じゃないという認識の元、皆さん海外旅行に行ってるハズ。
海外旅行保険商品の補償額比較
エポスカード 海外旅行保険 | JCBゴールド 海外旅行保険 | 損保ジャパン off!(オフ) | t@biho たびほ | エイチ・エス たびとも | |
---|---|---|---|---|---|
期間 | 90日間 | 90日間 | 7日間 (ハワイ) | 7日間 (ハワイ) | 7日間 (ハワイ) |
料金 | 年会費 無料 | 年会費 11,000円 | 2,870円 | 2,750円 | 2,430円 |
家族料金 (5名) | – | 家族特約 | 7,160円 | 17,090円 | 9,280円 |
傷害死亡 後遺障害 | 500万円 | 1億円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
疾病死亡 | – | – | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
傷害治療 費用 | 200万円 | 200万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
疾病治療 費用 | 270万円 | 200万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | 2,000万円 | 1億円 | 1億円 | 1億円 |
救援者費用 | 年100万円 | 年200万円 | 1,000万円 | 1,000万円 | 1,000万円 |
携行品損害 | 年20万円 ※自己負担 3,000円 | 年50万円 ※自己負担 3,000円 | 30万円 | 30万円 | 30万円 ※電子機器 対象外 |
緊急歯科 治療 | – | – | – | 10万円 | – |
航空機寄託 手荷物遅延 | – | 4万円 | 10万円 | 1万円 | 1万円 |
航空機遅延費用 | – | 2万円 | – | – | – |
キャッシュレス診療 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
国内旅行 保険 | – | 有り | – | – | – |
保険会社 | 三井住友海上火災保険株式会社 | 損害保険ジャパン株式会社 | 損害保険ジャパン株式会社 | ジェイアイ傷害火災保険株式会社 | エイチ・エス損害保険株式会社 |
補償額について不安なら、海外旅行保険対応のカードを複数所持する。
クレジットカードの補償額も合算できるから簡単に強化可能。
無料カードを発行するで補償額アップ。今後の旅行の為にもなるのです。
→海外旅行保険付帯の無料クレジットカード。自動付帯と利用付帯の補償額比較。
注意点としては、出発前にコロナ感染して旅行をキャンセルした場合、
いわゆる「コロナ保険」では補償されません。
コロナ海外旅行保険では、基本的にキャンセル費用の補償は対象外です。
※国内旅行保険では、コロナでキャンセル料補償の商品は多くあるんですけどね。
ただし例外として、「t@biho(たびほ)」では、コロナ対応のキャンセル補償オプションが付けられます。
補償額は、5万、10万、20万、30万円の4段階から選べ、補償額に応じて料金も変わります。
適応条件は、保健所からの自宅隔離を命令でOK、同行者感染での自宅隔離でも保険適応となります。
オプション料金は、ハワイ1週間だと+1,000円〜1,500円前後。
それほど高額ではないのですが、「たびほ」は、家族の基本料金が高額なので、家族で加入するとなると悩むところ。
旅行キャンセル費用の補償対象事例
「旅行キャンセル費用」の保険契約日翌日以降※に以下のケースが発生し出国を中止したことにより負担した旅行キャンセル料
withtabiho – t@bihoたびほ
・新型コロナウイルスに感染して保健所から自宅隔離等を命じられた
・同行者が感染し、保健所から自宅隔離等を命じられた
・渡航先が日本人の入国規制を発出した
・日本政府が旅行先に対して渡航中止勧告(レベル3以上)を発出した
アメックスカード(ゴールドカード以上)は、キャンセル・プロテクションという保険が有りますが、
キャンセル事情により補償される金額が異なり、疾病は入院が条件、自己負担も1,000円 or 10%の高い方となっています。
コロナキャンセルの特別対応は補償限度額1万円と低いし、アメックス決済が前提なので・・・私は利用していません。
※参考→新型コロナウイルス感染症拡大に伴う、カード付帯の保険や補償に関する「よくあるご質問」について
コロナ禍では疾病治療費が最重要
海外でコロナ感染=疾病となるので、
海外旅行保険では、疾病治療費の補償内容が最重要となります。
疾病治療費って、基本的に医師による治療が条件なのですが、
コロナ陽性になった場合では、医師の指示によるホテル隔離も補償対象とのことでした。
※医師の指示が前提なので、医師の指示書の取得が必要です。
この疾病治療費で、どこまで費用が補償されるのか?というと、
コロナ治療費だけでなく、ホテル延泊費用、航空券の取り直し費用、交通費、通訳費、 身の回り品(日用品)。
医師の診断書(Doctor’s Note) 、PCR再検査費用・・・
基本的には食事代を除く費用が適応となるとのことでした。
食事代以外の日用品は対象なので、子供のオムツ代とかも保険適応になったハズ。
以下は、損保ジャパンの保険商品「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」ですが、
私がクレジットカード付帯の保険取次先に確認したところ、全く同じ内容でアナウンスされました。
※必ず加入する保険で、各自でご確認ください。
Q.旅行中に新型コロナウイルスに感染し治療のため帰国できない場合、ホテル代や飛行機のチケット代は補償されますか?
A.旅行中に新型コロナウイルスに感染し医師の治療をうけ、医師の指示で滞在された宿泊施設・ホテル代・帰りの飛行機代(払い戻し分を差し引いた差額分)は治療費用から補償されます。
※新型コロナウイルスに罹っていない場合は対象になりません。
旅行中に新型コロナウイルスに感染し治療のため帰国できな…/損保ジャパン
ホテル代や航空機代まで補償されるということで、
スイートルームやビジネスクラスを考えた貴方。辞めましょう。
保険って必要書類を揃えて、後に払ったお金が帰ってくる仕組み。
保険調査で問題なければ補償してくれるわけで、まぁ下手なことはしないほうが無難です。
社会通念上妥当な費用とも明記されています。
これらの費用は社会通念上妥当な費用であり、かつ、保険事故と同等のその他の事故に対して通常負担する費用相当額とします。
私は、飛行機遅延した時に、航空便遅延保険で暴食したことあるんだけど・・・
私は毎回これくらい食事しますからね。くれぐれも良い子は真似しないように。
→クレジットカードの航空便遅延保険を利用してみた。申請から返金までの流れ。
子連れは家族特約が必須
上記で補償されるのは、保険契約者本人(カード本会員)がコロナ感染した場合です。
保険契約者以外は対象とならないので、家族旅行なら家族も保険に加入する必要が有る。
クレジットカードだけで補うつもりなら、家族カード or 家族特約が必要となります。
家族カードに加入できる年齢であれば、家族カードを発行しておく。
家族カードって、本会員カードと同等の海外旅行保険が付帯しますから。
・・・で困るのが、家族カードを発行できない子供。
18歳未満ではクレジットカードが発行できないので、
親のクレジットカードの家族特約に頼るしかありません。
家族特約の補償金額は、家族1人あたりの補償額なので、
例えばJCBゴールドカードの家族特約の疾病治療費は200万円。
妻1人と子供3人なら、200万円×4人なので、家族が多いほど得した気分にもなる。
家族特約は他カードの家族特約、他の保険商品とも合算可能ですから。
ただ、家族特約まで付いているカードは少なく、自動付帯となると更に限られます。
ゴールドカードでは「JCBゴールドカード」と「セディナゴールドカード」くらいしか無い。
よって、家族で海外旅行行くなら、この2つのカードが鉄板。
※2023年4月より、JCBカードが改悪。JCBゴールドカードは自動付帯では無くなりました。
→子供の海外旅行保険を補償するクレジットカード比較。18歳未満の子連れ旅行に家族特約が必須。
あと、家族特約は、キャッシュレス診療に未対応なカードが多いので、
治療費用は一旦建て替える必要も有る。
まぁ、今回のコロナに限っていえば、手術や入院するリスクは低いので、
キャッシュレス診療は未対応でも問題ないと考えてますけど。
家族特約の救援者費用も重要
家族特約の疾病治療費で、子供の費用は補償されますが、
疾病治療費では、一緒に付き添う家族の費用までは補償されません。
※保護者も陽性なら、保護者も疾病治療費で補償可能です。
万が一、子供だけコロナ陽性になってしまった場合、
重要となるのが、救援者費用です。
子供一人で滞在して、帰って来るって無理ですから。
子供の海外旅行保険(家族特約)に救援者費用の補償が付いているなら、
一緒に滞在する保護者の費用も負担してくれます。
子供をサポートする人→救援者となれるわけ。
例えば、JCBゴールドカードの付帯保険では、
救援者費用は、1人の疾病者につき1人までの救援者費用を補償。
3日以上の入院で、救援者は14日分の滞在費用が補償されます。
損保ジャパンJCB事故受付デスクにも確認したのですが、
継続して3日以上入院の条件は、入院ではなくホテル隔離でもOK。
疾病治療費と同じく、医師の指示があれば隔離も対象と言われました。
ケガまたは病気により継続して3日以上入院されたとき
付帯保険内容照会 | JCBカードのおすすめ保険
救援者費用って、基本的には救援する人が現地に赴く費用なのですが、
家族旅行で同行している子供がコロナ感染した場合も、
親が手助けする費用として補償対象とのことでした。
子供の年齢を聞かれたので、道理的に保護者が必要なら適応になりそうです。
これ最初、子供だけ感染した場合、付き添う費用は補償されないって言われました。
他の保険では、救援者費用で適応となるとのことだったので、
再度確認したところ適応すると言われた次第です。
他の保険会社でも確認して、適応となるという認識だったので、
まぁ間違いないとは思いますけど責任負えません・・・是非とも各自で確認して下さい。
あと、救援者費用の条件については、
保険商品により、入院日数(隔離日数)や救援者人数が異なりましたので気を付けて。
例えば、損保ジャパン「新・海外旅行保険 off!」では、
家族プランでは、被保険者の1日入院でも救援者費用は対象となりますが、
単体での保険申し込みでは、被保険者の3日以上の入院が必要と言われました。
他社の保険商品も確認しましたが、被保険者が3日以上入院で救援者費用14日間が一般的でした。
救援者費用
被保険者が旅行中に感染で3日以上入院し、日本からご家族が現地に駆けつけた場合、現地までの往復の交通費や滞在費が補償の対象になります。(3名分かつ1名について14日限度)
新型コロナウイルスに関する補償|海外旅行保険|エイチ・エス損保【公式】
クレジットカードによっては、被保険者の7日以上入院が条件というカードもありました。
エポスカードの救援者費用は、無印、ゴールド、プラチナともに7日間以上の入院が条件。
アメリカでは、5日間ホテル隔離が多いので・・・
エポスプラチナカードの家族特約で救援者費用は、保険適応が危うい気がしました。
※エポスゴールドカードには家族特約は付いてません。
旅行期間中に救援対象者が
エポスプラチナしおり_H1_H2_Web_20210224
旅行期間中のケガまたは、旅行期間中に発病した病気による救援対象者の7日間以上の継続入院。
ただし、病気による入院については、旅行期間中に治療を開始していた場合に限ります。
コロナ陽性時の費用と隔離期間(ハワイ)
ハワイで万が一コロナ陽性となった場合、どうなってしまうのか?
最悪どれくらいの費用が必要となるのか?
そして、いつまで日本に帰れないのか?
今回、我が家はハワイに行くので、ハワイでのパターンで調べました。
アメリカのハワイ州なので、基本的にはアメリカ本土でも同じだと思ってます。
※2022年8月時点、私が調べた限りの情報です。
日本に帰国する為には、出国前72時間以内のコロナ検査が必須なので、
そのタイミングで無症状でコロナ陽性発覚となるパターンが多いのかなと。
※2022年9月7日より、ワクチン3回接種済みの人は、陰性証明書が不要となりました。
親(ワクチン3回接種)と同行する、18歳未満の子供も陰性証明書は免除となります。
ハワイでコロナ陽性となった場合、軽症者は宿泊先で自己隔離、重症者のみ入院となる。
そして無症状の自己隔離日数は5日間と、以前よりだいぶ短縮されています。
自己隔離は、症状が出始めた日、または陽性結果が確認された日の翌日を1日目と数えて5日間としているが、自己隔離中に症状が発生した場合は、発生した翌日を1日目と数えてさらに5日間隔離する。
米CDC、新型コロナガイダンスを更新、濃厚接触者には自己隔離よりも10日間のマスク着用を推奨(米国) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース – ジェトロ
ここで気になるのが費用負担の部分。
従来の海外旅行保険で参考にするのが現地の治療費の相場。
ホノルル入院費の相場は、1日あたり10万円~20万円となっていますが・・・
コロナに限っていえば、入院しないパターンの方が多く、
治療費ではなく、ホテルの延泊費用と航空券の再取得費用が主な出費になるのです。
ホテル1泊3万~5万、航空券は片道10万円~20万円。
2022年のお盆シーズンで調べたけど、燃油サーチャージ込みで片道800ドルくらい。
検査費用や交通費といった諸費用含めても、海外旅行保険の補償額100万円~200万円で足りそう。
無料のエポスカードでも、疾病治療費用270万円が自動付帯ですからね。
→海外旅行保険付帯の無料クレジットカード。自動付帯と利用付帯の補償額比較。
ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、隔離5日後に日本に帰国できるわけでは無いのです。
隔離終了の6日目にPCR検査を受けて陰性証明書の取得で、ようやく日本に帰国できるのです。
72時間前の陰性証明書なので、検査してから72時間以内の航空券も必要となる。
繁忙期シーズンで便数も減っている現在、なかなか難易度高いですよね。
あと、怖いのがPCR検査って、一度陽性になると20日間くらいは陽性となってしまう可能性が高いとのこと。
コロナが完治していても陽性となる。疑陽性ってやつ。
日本の水際対策では、陰性でないと入国できないので・・・ってことで、
調べてみたら、厚生労働省のサイトに対策が書いてありました。
出国前検査証明書について
検査で陽性が出続ける場合
水際対策に係るよくある質問|水際対策|厚生労働省
現地の在外公館へご連絡していただくようお願いしています。
2022年5月より、現地の日本領事館に相談の元「領事レター」を発行できれば、
陰性証明書が無くても日本に入国できるようになっているとのこと。
ハワイの場合は、在ホノルル日本領事館ですね。
ただ、これも再検査で陽性後に日本領事館に相談となり、
領事レターの発行にも約3営業日ほどかかるとのこと。
最短でも10日くらいは、どう頑張っても必要なわけで、
土日考慮すると最悪2週間くらいは想定しておかないとダメな気がした。
陽性のまま帰国するので、日本帰国時の検査でも隔離される可能性も有るからね。
陽性で日本帰国の流れ
- 5日間隔離
- 6日目再検査→陽性
- 回復証明書の取得→領事館相談
- 3営業日で領事レター
いずれにせよ、隔離後に陽性となった場合は、
在ホノルル日本領事館に相談した方が良いですね。
クレジットカード付帯の保険は改悪へ
クレジットカード付帯の海外旅行保険では、基本的にコロナ対応しているのですが、
コロナ禍では、多くのクレジットカードで海外旅行保険内容が改悪となっています。
自動付帯から利用付帯となったカードも多く、
利用付帯の利用条件が厳しくなったカードも多い。
日本出発前に決済しないとダメっていうカードも増えており、、
楽天カードは、ツアー旅行以外の支払いもNGへ。楽天はホント改悪だらけ。
【旅行開始日が2020年10月1日(木)以降(変更後)】
海外旅行傷害保険の利用条件変更のお知らせ|楽天カード
保険が有効となるには、日本を出国する以前に以下に該当する代金を楽天カードで支払っていること(旅行開始後、日本出国以前に代金を支払った場合は、支払時以降の旅行期間が対象)。
・海外旅行代金(募集型企画旅行の代金)
セゾンゴールドもプラチナも、自動付帯から利用付帯へ改悪となりましたが、
利用付帯の公共交通乗用具の条件は緩和され、タクシーも対象となっています。
公共交通乗用具とは
この保険における公共交通乗用具とは、航空法、鉄道事業法、海上運送法、道路運送法等に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運行される航空機、電車、船舶、バス、タクシー等をいいます。
海外旅行傷害保険〈利用付帯〉|カード付帯保険|生命保険から傷害保険のご相談・資料請求は保険@SAISON CARD
利用付帯条件は、カード会社毎に判断が異なるので、
保険を使いたいなら必ず確認した方が良い。
不安な人ほど、自動付帯のカードを使うべきだと思ってます。
コロナ禍の海外旅行保険まとめ
保険商品って全部の費用が完全に補償されるわけでも無いので、
どういった場合に補償額が支払われるのか?
事前に書類には目を通しておくべきだし、疑問点があるなら確認しておくべき。
保険会社に確認して感じたのが、コロナ陽性かどうか?は重要では無いということ。
あくまで保険契約に基づき、保険対応となるか?で判断しているのです。
「医師の指示書があれば」を強調されたのもそういう理由。
コロナで隔離しない国ならば、治療行為にも該当しないわけで、
そうなってくると、コロナを保険を適応するのも無理があるのではないか?
旅行先のコロナ対応を、しっかり把握しておかないと危ういとも感じました。
例えば、カナダの入国要件は、アメリカと同等ですが、
カナダでは、入国時にランダムでPCR検査(無料)のチェックがある。
このPCR検査で陽性となった場合は、10日間の自己隔離となってしまうわけです。
実際のところ、日本と海外でコロナ対応に差が有るのが問題だということ。
海外へ出国するのは簡単なのに、日本への帰国が難しい。
コロナ陰性証明書がなければ入国できないって、病気とは関係ないトラブルですからね。
実際のところ、金銭的なリスクよりも、時間的なリスクの方が大きい。
帰国できず2~3週間も仕事を休めるのか?っていったら難しい。
海外旅行保険さえ適応できれば、金銭面の問題はクリア。
自分だけなら無料の「エポスカード」で自動付帯となるし、
家族旅行なら「JCBゴールドカード」の家族特約で家族全員が保険適応となる。
→子供の海外旅行保険を補償するクレジットカード比較。18歳未満の子連れ旅行に家族特約が必須。
家族特約の補償額に不安が有るなら、子供だけ別途加入しておくのも有りかと。
クレジットカード補償額は、他保険の補償額と合算可能。
補償額を求めなければ、高額な海外旅行保険は要らない。
コロナに限って言えば、航空機遅延補償や携行品損害補償も不要なのです。
→海外旅行保険の選び方と重要なポイント。クレジットカードの付帯保険で得する理由。
いずれにせよ、コロナの対応は、各国でも各保険会社で日々変化しています。
私の情報が既に遅れている、間違っている可能性もありますので、
不安なら直接問い合わせるのが確実。
今回、私は4人の担当者の方と話をしましたが、
人による解答の差も感じましたし、明確な解答を避ける傾向を感じました。
救援者費用の件もそうですが、隔離後の話も国に依るという感じ。
保険会社は、個別のコロナ事例についても一切教えてはくれませんし、
結局のところは個々の状況次第、帰国後の保険審査次第ですからね。
保険が適応となるか?は、実際トラブってみなければわからない。
というわけで、リスク承知で行って参りました。
コメント