世界的なホテルチェーンは、どこでも会員制度が有り、
利用すればするほどに、会員ランクが上がり、
顧客として優遇してくれるというシステムが有る。
とはいえ、旅行するのは私1人。
どこのホテルを使ったら良いのか?
どこのホテルで上級会員を目指すべきか?
一つの指標として、ホテル数、売上シェアを調べました。
上級会員ともなると、同じ値段で良い部屋にアップグレード、
朝食無料にレイトチェックアウトと・・・良いサービスが受けれるわけで、
なんとなく宿泊するのも、もったいないですからね。
世界的ホテルチェーン売上&ホテル数ランキング
外資系のホテルチェーンといえば、
マリオット、ヒルトン、アコーホテルズ、ハイアット、IHG・・・
あたりが日本でもお馴染み。
実際、売上&ホテル数で上位を占めるのも上述したホテルチェーン。
以下、売上シェア順に並べたつもり。※各ホテルグループの売上は非公開
世界のホテルグループ比較
名称 | フリガナ | 経営国 | ホテル数 |
---|---|---|---|
Marriott International | マリオット・インターナショナル | アメリカ | 127カ国、 7,000軒以上 |
Hilton Hotels & Resorts | ヒルトン・ホテルズ&リゾート | アメリカ ※中国の海南集団が筆頭株主 | 106カ国、 5,400軒以上 |
AccorHotels | アコーホテルズ | フランス | 92カ国、 3,700軒以上 |
Wyndham Worldwide | ウィンダムワールドワイド | アメリカ | 73カ国、 8,000軒以上 |
Hyatt Hotels and Resorts | ハイアット ホテルズ アンド リゾーツ | アメリカ | 54カ国、 667軒 |
InterContinental Hotels Group PLC (IHG) | インターコンチネンタルホテルズグループ | イギリス | 100カ国、 5,000軒以上 |
ホテル数は、各グループ公式サイトに記載されていますが、
日々増えたり減ったりしているので、参考までに。※2018年9月現在
マリオットがSPGを買収→統合したことにより、
2番手ヒルトンとの差も大きく開いた感じ。
マリオット=世界No.1のホテルチェーンは間違い無いかと。
日本のホテルチェーン売上&ホテル数ランキング
世界のホテルチェーンに対し、日本のホテルチェーンはどうなってんのか?
私も、1人の時は使っているので調べてみましたが、
意外と海外展開しているのですね。
ルートイン、アパホテル、東横イン、東急ホテルズ・・・
日本のホテルチェーンって、格安なビジネスホテルなイメージでしたが、
売上シェアを占めるのは、リゾート&レジャー系ホテルチェーン。
日本のホテルグループ比較
名称 | ホテル数 | 売上高 |
---|---|---|
プリンスホテル | 81ホテル (国内43+海外28) | 1,741億円 |
リゾートトラスト | 47ホテル 国内46ヶ所、ハワイ1ヶ所 | 1,654億円 |
ルートインジャパン | 328施設(ホテル292) | 914億円 |
アパホテル | 440ホテル (北米40ホテル) | 900億円? |
東横イン | 282ホテル | 848億円 |
東急ホテルズ | 47ホテル (国内42+海外5) | 838億円 |
日本で最大級の売上を誇るのが、プリンスホテル。
海外にも展開しており、ハワイの「プリンスワイキキ」とかも運営している。
→Prince Waikiki(プリンス ワイキキ)宿泊レビュー。
リゾートトラストは、会員制ホテル「エクシブ」を運営する会社。
「トラストガーデン」「リゾーピア」「サンメンバーズ」や、
ホノルルの「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」とかも、リゾートトラスト。
日本トップクラスのホテルチェーン売上高はで1741億円。※2018年3月時点
世界のホテルチェーン2~3兆円(200~300億ドル)ってレベルなので、
足元くらいにしか及ばないのもわかるかと。
ホテル数で比べてしまう・・・非常に少なく感じます。
とはいえ、日本に有る外資系ホテルチェーンって割高なので、
私も日本出張時は、アパホテルとか、東横インとか使ってますけど。
外資系ホテルチェーンの特徴
Marriott International
1998年にリッツカールトンを傘下へ、
2016年には、SPGも買収したことにより、世界No.1のホテルチェーンへ。
日本ではマリオットヴォンボイアメックスプレミアムカードで、
ゴールドエリート会員資格(年間25泊 相当)も簡単に手に入るので、
マイラーにも御用達のホテルかと。
かくいう私もなんちゃってゴールドエリート会員なので、
ついうっかりとマリオット、シェラトン、ウェスティンと泊まる事が多いです。
ただ、マリオットブランドも、SPGブランドも、ホテルの価格は高め。
リッツカールトンとか、めっちゃ高い。
レジャーホテルが多く、全体的にお高級なホテルグループなので・・・
実際、他のホテルと比較して、コスパで悩むホテルチェーン。
マリオットグルーのホテルのほとんどがアメリカに有り、
中国や東南アジアも多いので、そのあたりの地域によく行くなら悪くないかと。
→マリオットアメックスプレミアムカードが役立つ国と地域。世界のマリオット系ホテルの場所まとめ。
アジア圏は、格安なホテルも多く、数も多いですから。
Hilton Hotels & Resorts(ヒルトン)
マリオットに次いでシェアを誇る、ヒルトンホテルグループ。
ホテルチェーンとしては、2番手ですが、
「ヒルトン」ブランド単体では、世界No.1の売上を誇ります。
「ヒルトン」の名前を聞いたことが無い人も居ないハズ。
創業者コンラッド・ヒルトンは、パリス・ヒルトンのおじいちゃんだからね。
格安な「ダブルツリーbyヒルトン」もあるので、
値段的にも高すぎず、かといって安っぽすぎず、ちょうど良い。
マリオットのゴールドエリート会員と同じく、
ヒルトンのゴールドメンバー(20滞在 or 40泊 相当)にも、
「ヒルトン・オナーズVISAゴールドカード」を所持するだけでなれる。
しかも、ヒルトンのゴールドメンバーは、
朝食無料特典も付くので・・・ちょっとした出張でも使いがち。
ビジネスホテルとして利用してもコスパは高い。
なんだかんだで、私が一番利用しているホテルチェーンです。
ヒルトン最上級会員のダイヤモンドメンバーにも、
「ヒルトン・オナーズVISAプラチナカード」を所持することで容易になれる。
「年間10滞在」or「20泊」or「カード利用額が年間120万円以上」のいずれか達成でOK。
HPCJ会員特典(年会費25,000円 相当)も付くけど、
年会費66,500円(税込)だし、カードの審査難易度も上がる。
ゴールドでも朝食無料特典は変わらんから・・・
やっぱゴールドがコスパ高いわな。
AccorHotels(アコーホテルズ)
日本ではあまりメジャーではないですが、世界No.3のホテルチェーン。
2016年にFRHIを買収し「Fairmont」「Raffles」「Swissotel」ブランドも加入。
他社ホテルチェーンが北米メインに対し、
アコーホテルズは、ヨーロッパや東南アジアで強い。
ヨーロッパの中でもフランスは、やばい数のホテル数を誇る。
北米でのホテル数はそれほど多くは無いけど、それでも日本よりは有るかなと。
ミドルランクの「Mercure(メルキュール)」「Novotel(ノボテル)」だけでなく、
格安なカジュアルホテル「Ibis(イビス or アイビス)」が有るので、
海外では何かとお世話になる機会が多い。
一泊5,000円未満とか、日本のビジネスホテル並みの価格で泊まれるから、
一人旅にもケッコー使えるやつ。Ibis有るとラッキーな感じする。
日本でもプルマン、ノボテル、メルキュール、イビスと、
アコーホテルズ系ホテルも増えていますからね。
また、「ibis BUSINESSカード(年会費90ユーロ)」に入会することにより、
イビスの宿泊料金が常時10%OFF(プロモーション料金5%OFF)になり、
Le Club AccorHotelsの会員ステータスも、
入会から1年間ゴールド会員(年間30泊 or 7000ステータスポイント 相当)となります。
ちなみに、「イビス」「イビス・スタイルズ」等に宿泊した場合は、
上級会員に必要なステータスポイントが半減します。
また、ホテルによっては、ポイント付与されなかったりしますので気をつけて。
例えば、中国の「イビス」は、プログラム対象外だったりするから。
※参考→除外ホテルおよびブランドリスト
以前は、アメックス・プラチナカードで、
アコーホテルズのプラチナ会員特典が有ったんですが・・・
2016年4月にアコーホテルズの会員特典は無くなり、
現在はヒルトン、シャングリ・ラ、ラディソンの上級会員資格のみとなってます。
Wyndham Worldwide(ウィンダムホテル)
4番手に挙げた「ウィンダムホテル」は、日本でこそ馴染みがないですが、
世界トップクラスのホテル数を所持しており、特にアメリカ&中国に強いです。
※参考→WYNDHAM HOTELS & RESORTS Locations
「ラマダホテル」「デイズイン」とか、確かに見たことある。
世界的には、上位に入る超大手ホテルチェーンなんですが・・・
日本では「ラマダホテル新潟」くらいしか無いという悲しさ。
やはり、日本を拠点として生活しているので、
日本でホテルが少ないとなると・・・ちょっと使う意味が無いと感じる。
Hyatt Hotels and Resorts(ハイアット)
マリオット、ヒルトンに次いで、
日本人に馴染み深いのがハイアットでは無いでしょうか?
私も他ホテルで会員になる前は、ハイアットをよく使ってました。
ハイアットといえば、3段階のランクで、
以前は、上級会員にもなりやすかったのですが・・・
2017年3月から、他ホテルグループと同じような4段階の会員ランクへ。
上級会員の達成条件も、滞在数が無くなり、泊数&金額のみへ。
他ホテルに比べると、上級会員になるための難易度が高くなってしまいました。
他ホテルのような、裏技的に上級会員になる仕組みも無く、
私はハイアットでは平会員なので・・・
今後は、ちょっと利用頻度が少なくなりそう。
別にハイアットのホテルは嫌いでは無いし、
ハイアット・リージェンシー、ハイアットセントリックと、
価格帯も割安で、良い印象しかないんだけどね。
→「ハイアット」宿泊記一覧
InterContinental Hotels Group PLC(IHG)
インターコンチネンタル(IHG)は、
フランチャイズ展開でホテル数を伸ばしている為、
売上シェアはそれほど高く無いのですが、ホテル数は非常に多い。
日本でもANA(全日空)と合併し、
ANA IHGホテルズとして見かける機会も多いので、
日本人にも馴染み深いのではないかと。
→IHG・ANA・ホテルズグループジャパン
「インターコンチネンタル」といえば高級ホテルですが、
「ホリデイ・イン」「ホリデイ・イン・エクスプレス」等の、
安い価格帯のホテルも多く有り、
ポイントが大量に獲得できるキャンペーンも定期的に実施されている。
また、海外でIHGホテルに泊まる場合は、Mr.RebatesやEbates等の
海外キャッシュバックサイト経由での還元率も高いので、
なんだかんだでIHGは格安というイメージも有る。
※参考→ホテル予約で得するキャッシュバックサイト&ポイントサイトまとめ。 | ビジネス幼稚園
また、「インターコンチネンタルアンバサダープログラム」に入会すれば、
初年度の年会費200USドル(更新は150USドル)で、
インターコンチネンタルホテル限定で「客室アップグレード保証」や、
「レイトチェックアウト」「ウェルカムギフト」特典が付き、
「ウィークエンド無料宿泊券(1泊分)」も貰えるという。
更に、アンバサダープログラムに加入すると、
IHGリワーズクラブも「クラブ」会員から、
「ゴールドエリート」へアップグレードされます。
※ランクアップは「クラブ」会員の場合のみとなります。
注意点としては、アンバサダー会員特典は、
「インターコンチネンタルホテル」を利用する場合にのみ適応となるということ。
IHGリワーズ会員とは別物であり、
「ゴールドエリート」会員へアップグレードされても、
客室アップグレード特典は無いので勘違いしないように。
「ホリデイ・イン」等の格安ホテルで使える特典は、
ゴールド会員では「レイトチェックアウト」くらいしかありませんので。
日本に有る外資系ホテルチェーンの場所まとめ
そもそもの話、旅行先にホテルが無いと意味がないので、
自分用に日本国内に有るホテルをGoogle Mapにまとめておきました。
アイコンは適当ですが・・・
ホテルチェーン毎にレイヤー分けしていますので、
ブランド毎に表示、非表示の切り替えも可能です。
ピン打ちしている内に気づきましたが、
日本ではマリオットに続いてIHGが多いですね。
さすがANAと提携しているだけある。
日本に有るホテル数ランキング
- マリオット:37ホテル
- ANA IHG:29ホテル
- ヒルトン:13ホテル
- ハイアット:11ホテル
- アコーホテルズ:10ホテル
世界のホテルチェーンまとめ
ホテルでなるべく得するために、ホテルの上級会員になる。
同じホテルチェーンを使い続けることにより、
他ホテルを利用するよりも、良いサービスが受けられるようになるわけですが、
結局の所、無理して同じホテルチェーンを使うってなると、
無駄な出費も避けられず、コスパも悪くなっちゃうんだと感じました。
国や地域によって、有るホテルは限られているし、
会員システムも、ホテルによって異なりますからね。
時には妥協することも必要かと。
ヒルトンとマリオットは立地も被る事が多く、比較的高いホテルが多い。
だけど、私はヒルトンはゴールド会員で朝食も無料だし、
マリオットヴォンボイカードで、マリオットも上級会員だから、
値段高くても、無理して使うという貧乏性。
海外で格安に宿泊するなら、
今後はAccorhotelsやIHGも使った方が良さそう。
ただ、あんまり使わないホテルチェーンなら、
代理店経由で予約した方が、得するってのも間違いない。
ホテル予約サイトにも、会員制度も有るし、
ホテルチェーン関係無しに予約できるっていう。
→Expedia、Booking.com、Hotels.com、agoda、海外ホテル予約サイトの比較と違い。
ホテルに縛られないから、無理しないで冷静に比較できるし、
ホテル予約サイトなら、8~10%OFFクーポンも使えるわけで、
結局のところ、安さが正義だとも思ってる。
年2~3回しか利用しないなら、ホテル予約サイト経由で良い。
とりあえず、ハイアット系はエクスペディアで予約することにする。
エクスペディアなら、クーポンと並行してポイントも貯まるから。
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